こんばんわ、大野武志です。
今日をもって、Lake Placid Blueを辞める事になりました。
今まで応援してくれたファンの皆さん、関係者の皆さん、驚かせてしまってごめんなさい。
本当なら皆で祝福し合う結成4周年の記念の日にこんな発表になってしまった事を本当に申し訳なく思っています。
Lake Placid Blueのメンバーとして過ごした4年間、環境に恵まれ、ファンの皆にも恵まれ、幸せな時間を過ごす事ができました。
色々な事があったけど、僕がここまでバンドに熱中できたのは共に活動してきた晃一とYUのおかげだと思っています。
最後まで面と向かっては言えなかったけど、2人には感謝の気持ちでいっぱいです。
今率直に思う事は、目標を達成できず志半ばでバンドを去ることになってしまい、悔しいし無念です。
この4年間、LPBが僕の生きがいでした。
楽しかった4年間ですが、後半は活躍の場をどんどん広げていく周りの仲間達を見ていて、自分はこのままでいいのか…この環境に甘えてていいのか…足踏み状態を続けているだけでちっとも前に進んでいないんじゃないか…そんな事ばかり一人で考えていました。
結果なんて気にせず、もっと気楽にできたら良かったのかもしれないけど、なかなかそれも難しく…バンドを辞めようと思ったのは、3ヶ月前、晃一と今後のバンドの進め方について話し合った時でした。
人それぞれ意見の違い、考え方の違いがあるのは当然で、むしろそのほうがバンドにとってはいい事だと思うんだけど、どっちが正しいとか間違ってるという事ではなく、メンバーとして想いを共有するどころか、描いている未来が違いすぎました。
晃一とは10代の頃から一緒に音楽をやってきた腐れ縁であり、バンドをやる上での最良のパートナーだと今でも思っています。
たぶんそれは晃一も同じだと思います。
よくバンドの解散やメンバーの脱退の時にありがちな、方向性の違い、音楽性の違い。そんな事はLPBに関してはありません。曲も大好きだし、発売したばかりの2ndアルバムにも満足しています。3rdがあれば、更に良い作品を作れるという自信もありました。
脱退を発表する場でこんな話をするのはおかしいけど、この先何年か経って、LPBを始めた時のような良い巡り合わせがあれば、また一緒にやる可能性も全くないとは言い切れません。
CDが売れなくて宣伝費なんてかけることのできないこの時代、世の中に溢れているバンドの中に埋れていかないように、ひたすら曲を作り、良いライブをする。それが道を拓く為の唯一の方法だと思いながら4年間活動してきました。
アーティストやミュージシャンという言葉の響きを聞くと一見華やかな世界に思われがちですが、実際にやってみるとすごく地味で気が遠くなるような地道な作業ばかりです。
憧れだけではやっていけないし、本当に好きな人じゃなきゃ続けていけない職業だと思います。
そういう事を全部ひっくるめた上で、絞り出してでも良いものを
「作ろうとする気持ち」
それをどうにかして
「届けようとする想い」
それが合わさった力が発信力に変わり、リスナーの心に強く、深く、響いていくのだと思います。
前回のブログに坂本龍馬を例に出してこれからの自分に対してちょっと気合を入れてみましたが、正直今は寂しいです。
4年間情熱を注いできたものがなくなるんだから当然ですよね。
ファンの皆とももう会えないと思うと、もっとたくさんライブをやっておけば良かった…もっとたくさん話しておけば良かった…と今になって思います。
油断するとつい下を向いてしまいがちですが……でも！
9年前、まだギターのコードも押さえられなかった人間が音楽を始め、一流スタジオミュージシャンである古川ヒロシさんに出会い、音楽の全てを教えてもらい、後にLPBが結成され、今こうして一緒に音楽を作っている事が僕にとってはとんでもない奇跡です
それを考えると、未来にも希望を持てるような気がしてきます
どんな時も前向きな決断は、明るい未来と最高の出会いを与えてくれます。
だからまだまだ諦めない！！
間違いなく言えることは、どんな未来が待っていたとしても、5年後、10年後、今よりも進化した自分が待っているということです。
その自分に会える事を楽しみに、これからもギターを弾いていきたいと思います
振り返ると長いようであっという間だった4年間、悔しい想いもたくさんしたけど、本当に楽しかった！！
またいつかどこかで、皆さんにお会い出来る日を楽しみに、LPBのメンバーとしての最後のブログを終わりにしたいと思います。
感謝の気持ちしかありません。
応援してくれたファンの皆、お世話になった関係者の皆さん、本当にどうもありがとうございました。
皆さんお元気で！
僕も元気に頑張ります！
Guitar 大野武志