褥瘡学会認定師とは褥瘡の予防、
多様化する医療現場において褥瘡医療の向上を目指すために、
日本褥瘡学会が認定する有資格者です。

褥瘡学会認定師になるためには日本褥瘡学会が策定した
認定師認定委員会が毎年1回実施する認定審査に合格する必要があります。

褥瘡学会認定師の認定審査を受けることができるのは、
医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士などの
免許を4年以上有しているものに限ります。

また日本褥瘡学会に継続して4年以上正会員である必要があります。

さらに4年以上褥瘡医療や予防に従事している必要があり、
それらの記録を有している必要があり、
日本褥瘡学会が主催する教育セミナーの受講証明書も必要となります。

認定審査は筆記試験及び面接によって実施され、
合格者には認定委員会より合格通知書が送付されます。


認定審査の合格者は所定の登録料を
日本褥瘡学会に納付することで認定師名簿に登録され、
認定証が交付されます。

褥瘡学会認定師の認定証の有効期間は交付より5年間で、
更新する場合は更新に必要な申請書類を認定師認定委員会に提出し、
更新審査料を納付する必要があります。


慢性期病棟や高齢者施設においては寝たきりが
患者の看護が今後増大するであろう背景を受けて、
褥瘡学会認定師の重要性も高まっています。

褥瘡は局所的で小さなもので患者には大きな負担となるため、
まずは発症させないことと発症した場合は素早く対処し、
改善に向かわせることが大切です。
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