昨夜、報道ステーションで詳しくやっていました。
昨日の話し合いの内容を報じた後に、何と最後に出てきたのがひこにゃん。
はっきりと女性女系天皇容認について話し合うべき、とまでは言っていなかったけれど、皇位継承問題とは切り離している、皇位継承の問題は残っている、というようなことは言っていたかと思います。
つまり、これでは皇位継承問題の解消にはなっていない、ということを知らせていたと思います。
興味関心のあまりない人は、これでなんとなく皇室が良いようになるのかな、と思っているかもしれませんが、そんなことはないんですよ、よく考えてみて、気づいてと言っているような気がしました。
それと、小泉内閣の時の案のこともさらっとやっていた記憶があります。
(寝る前に見たので、しっかり覚えていなくて、こんなにまともな内容なら、テレビを動画に撮っておけばよかったです。)
意外とさほど悪くないのかも。
全体会議での各党の発言の要点です。
自民党
皇族確保策については「内親王・女王に婚姻後も皇族の身分を保持していただくことは皇族数の確保のために必要だ」とし、その場合には女性皇族の夫や子は皇族の身分を持たない考え方を示した。また、皇統に属する男系男子を養子縁組して皇族とする案についても「皇族数確保、安定的皇位継承のため必要な方策だ」との考え方を表明し、政府有識者会議の案に賛同した。現在の皇位継承の仕組みを変えることには極めて慎重な姿勢を示した。
立憲民主党
有識者会議の報告書が「安定的な皇位継承確保の課題」と「女性宮家の創設」についての要請に十分応えていないと指摘し、この視点に関する本格的な検討が必要だとの立場を示した。
その上で、女性皇族が結婚した後も皇族の身分を保持する方策については賛成の姿勢を示した上で、夫や子も皇族の身分とすることも検討すべきだとの考えを表明した。
また、男系男子の養子縁組案については「現実的に養子の対象となり得る方がいるのかを、その方の意思とともに慎重に確認した上で、制度設計の議論に移らなければならない」と慎重に進める必要性を強調し、養子縁組が可能な資格を11の旧宮家に限ることは、憲法の平等原則に反する疑いがあることを指摘した。その上で「議論の経過を国民にしっかりと提示していくべきであり、国民世論の動向も踏まえるべきだ」との考えを強調した。
公明党・日本維新の会・国民民主党
政府有識者会議の報告書の皇族確保策に賛同する姿勢を示した。その上で公明党は「当事者である皇族の方々の思いを踏まえる」との観点を指摘した。
共産党
天皇を男性に限定する理由はないとして女性天皇・女系天皇を認めるべきだとした上で、男系男子の養子縁組案には反対を表明。
れいわ新選組
この問題が他の議題に優先する理由があるのか。
与野党が議論する静謐な環境であるとは思えない。
行政府は幅広く国民の声を聴く努力をしてほしい。
参院会派 沖縄の風
女性・女系天皇容認論を唱えた。
それから、読者様のコメントで、自民党案がゆるがせうんぬんと言っていることに関して、自民党案からその法的根拠と法的拘束力があるか否かを解説してくださっているので、紹介させていただきます。
懸念するのは、自民党が言う、「までの流れをゆるがせにしてはならない」が、直系長子改正を不可能とする「法的根拠及び法的拘束力」を有するか否かです。
自民党案のポイントをおさらいします。
①所見は「秋篠宮皇嗣殿下、悠仁親王殿下という皇位継承の流れをゆるがせにしてはならない。
「所見」とあるので、これは現状方針であり、考えを述べたものだと考えられます。
②まずは皇位継承の問題とは切り離して速やかに方策を講じ、
「継承問題とは切り離し」とありますので、「今回は継承問題はやらない、これは継承とは別の方策、皇族数確保についての議論だ」ということになりますね。
③皇族数確保については、報告書に明記された「内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持する」と「皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とする」の2案を妥当とし、「皇統に属する男系の男子を法律により直接皇族とする」案については、2案によっても皇族数が確保できなかった場合の方策として位置付けるべきとしました。
つまり、「ゆるがせにしてはならない」は考え方を述べたに留まり、法的根拠はない。
さらに、それとは切り離して(皇位継承問題とは別のところで)、今回の2案があるわけですから、仮にこの2案か成立したとしても、悠仁の継承が決定するものではない、という解釈となります。
この2案の成立をもっても皇位継承についてはなんら進展はないのですから、皇位継承についての議論を再び求めて、その結果に従い、直系長子と改正することは今後十分可能である、と結論付けることができると思います。
何故こんな周りくどい事を書いているかというと、今回の2案が成立すれば「までの流れをゆるがせにしてはならない」が、あたかも法的拘束力を持ったように誤認させ、まるでの継承が決定したかのようにミスリードされるのを防ぐためです。
(自民党案については以下を参考にしました。)
愛子天皇を主張する事は、の皇位継承権を否定しなくては行けなくなるから、与党も野党も議論を逃げているのでしょうかね。
そもそも皇位継承権は東宮家にお生まれになった敬宮さまのものだったはず。
それを否定してができたとわかった瞬間、取り上げてしまった。
傍系宮家であることをよくわからせて、速やかに返してもらうべきです。
敬宮さまが皇位を継承するはずだった。
それをゆるがせにして傍系宮家のハンブルオリジンな出自の宮妃が産んだ子に継承権を与えてしまった。
もともとそちらがおかしかったんです。