仕組み | 渋谷で全速力で働く27歳のブログ

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ときはお昼前。新橋で新規訪問先へ足を急ぐ僕は駅前の広場を通りすぎようとする。お天道様は、すこぶる快晴にも関わらず、広場はものものしい雰囲気だった。見ると数社のテレビクルーが険しい面持ちでサラリーマンを物色している。『フジテレビですが、少々よろしいでしょうか?』。ADらしき若い女性から声をかけられた。急いでいたこともあり、丁重にお断りをした。

どうやら鳩山総理の辞意の表明に伴い街の声を集めているらしかった。

1時間程度の訪問を終え、正午を迎える新橋駅前広場に戻ると、鳩山総理辞任を載せた号外に群がる人だかりができていた。
関心を装うもの、まるで興味のなく通りすぎるものあり。号外を配る人は、ただの配達員か社員か分からかったが、『あぁ、もう号外がなくなっちゃいそうです』と舞台に立つ下手な俳優のような、白々しい声を挙げている。

鳩山総理は、基本的には悪い人間ではないと思う。総理の立場で、いかに振る舞えば良かったか、自分の言動がどう周りに移っいたか。どう改善すれば良かったか。押し迫るさまざまな難しい難問の波に、命綱なしで飛び込んでしまったようなものだ。ビジネスにおいては、ミスがあったとしてもいくらでも挽回できる。鳩山総理の立花は、挽回の機会以前に、辞任に追い込まれた。

政治家の家系に生まれ、裕福に育った。彼は積極的に、生活第一を掲げ、庶民の味方たろうとした。しかし、庶民の感覚がわからなかったんだと思う。ズレは政権樹立後、みるみる顕れてしまった。

今回の一件は、政治家に対する不信を増大したことは間違いない。自民党よりは、まし。そう国民から思われ、選ばれた政権は本質的には何も変わらなかった。

なぜ政治の世界には突出したリーダーが現れないのだろう。

それは日本の政治の仕組みにあると思う。選挙至上主義。政策よりも、街中でいかに多く足を使い、名前を連呼し、握手を重ねられるか。そして、金がかかり過ぎる。選挙資金が潤沢な政党の後ろ楯があるか、資産家の生まれかにより選挙の情勢は変わる。

古い体質があまりに残っている。時代は動いているにも関わらず。有能な若い議員や志しある立候補者が、政党に埋もれない、染まらない仕組みが必要ではないか。