前回、書いた広告における精神的ベネフィットですが、あれから考えてみました。


例えば、プロピアのヘアコンタクトのCMでは色々な髪型を楽しんでいる様子がCMで描かれています。

この商品の精神的ベネフィットは気軽に色々な髪型を楽しめる、ではないでしょうか。


サザンの桑田が出ているアメックスのCMでも、アメックスがIDの代わりになってくれて、慣れない海外においても安心できるって事だと思うんですよ。


すると、精神的ベネフィットを描くことは結構大事だと思うんですが。


もし、CMに精神的ベネフィットを置くとしたなら、ネット上においては機能やUSP、短期的に得られるベネフィットを置いておけば、なるほど、だからCMのような感じが得られるのかと生活者は納得できるんじゃないでしょうか。


上記のようにCMを見て検索する事の意味をしっかりと作ってあげれば、検索誘導のCMがしっかりと成立され、CMが1つの形になると思います。

前回の私塾の時の話で、広告において精神的ベネフィットは必要ないんじゃなか。

という話がありました。


あれから、実際どうなのかなと思って考えていました。

中長期的に感じるベネフィットが精神的ベネフィットであるので、そこまで考えて訴求する必要はないってことですよね。


例えば、今流れているWiiのCM。

家族がWiiを囲んで、アンケートに答えています。

おじいちゃん達がいるバージョンもあるのかな。


このCMなんかは、ゲームを楽しんでいるわけではないですよね。

Wiiを通して、家族が1つに繋がっている様を描いていると思います。

実はこれが精神的ベネフィットではないかと思います。


短期で感じるベネフィットである情緒的ベネフィットが、家族で楽しめるゲームであるならば、ゲーム主体のCMになるはずです。

しかし、このCMではゲームを楽しんでいるわけではない。


という事は、TVCMにおいてでも、ネット上でもどこかに精神的ベネフィットが分かるものを置いておくことにより、あー、この商品を使う事で、こういう気分、状況、環境になるんだと匂わせることは結構必要かもしれませんね。


AISASの時代で、機能やベネフィットまでは簡単に入手してしまう時代ですから、そこに精神的ベネフィットが潜んでいれば購買の意思はぐっと上がる可能性があると思うんですが。


購買を考えて、Searchをするのですけどだからといって悩むことには変わりは無いと思います。

ならば、どうしようか悩んでいるところの背中を押してあげれるのが、精神的ベネフィットではないでしょうか。


まだ、ちょっと浅い考察なんで、何か分かったらまた書きたいと思います。

昨日は私塾の10回目。

ユーザー主導の時代におけるマーケティングはどうだったのか。

なるほど、ユーザー主導だとコミュニケーションのやり方も変わってくるのかもね。


今がサプライヤー主導の時代ではありますが、今後はまた変わっていくのです。

その時にしっかりと時代を見据えて、動く事が大事なんですね。


さて、私塾用に作っていたナラティブの考察ですが、ブログに少しアップしてみます。

UR賃貸住宅についてでございます。


この広告からは、他の賃貸住宅との差別化を訴求していると思われます。

他の賃貸住宅は住み心地や環境、料金などを訴求していますが、UR賃貸は古き良き日本を取り戻した集合体作りを目指す姿勢をあらわしていますね。



ネット上では、その思想を説明して、その思想のもとに顧客を増やしていこうと考えていると思われます。


ナラティブにおける、リアルの物語は、

マスコミ⇔競合

UR賃貸独自の思考で、日本人にとって大事な事を思い出させてくれるのはUR賃貸と好意があがる。


UR都市機構⇔UR賃貸

ちゃんとした思想と考えのもとに生み出された商品であるので思想の定着が、売り上げに繋がると考えられる。


不動産⇔生活者

UR賃貸が示した考えに賛同してくれる顧客はガッチリと掴める。リアルで人と繋がっていける場所という評判が立ち、顧客が増える。


ネットの物語

マスコミ⇔競合

ネットマスコミにおいて、UR賃貸の示した思想の大事さが増殖していき、リアルよりもより深い考察や過去の日本の都市論などが展開される。


UR都市機構⇔UR賃貸

UR賃貸が目指す集合体、住宅地とはどういったものか、問い合わせがくる。


不動産⇔生活者

MIXMやGREEでUR賃貸のコミュニティができ、住むところを変えようと考えている人がそこを覗き、良さを理解する。


とネット上での関係性マーケティングが成立する。


3年分の物語


初年度

UR賃貸は、人の繋がりを生み出すマンションとし、昔当たり前だが今は新鮮だとしヒット

対象:実は人との繋がりに飢えていた人達


次年度

UR賃貸は人の繋がりがある住宅であると認知され、それを求めて人々が集まってきて大ヒット

対象:世代関係なく、温かみが欲しい人達


3年度

UR賃貸の思想のもとに生まれたマンションは、その思想が環境になりロングセラー

対象:人との繋がりが環境になり、誰もがそういうところでの生活を望む


以上です。