2割弱が中学受験をしたおジョーのクラス。
お休みしていた受験組が少しずつクラスに戻り始める頃、
担任の先生がクラスのみんなにこんなことを伝えたらしいのです。
「戻ってきたお友達に”どうだった?”とか”受かった?”などと聞かないこと。
受験というとても大きな経験をしてきたんだよ。
今回受験をした子たちはみんなよりも少し早く経験したけれど、
みんなもいずれは経験することなんだ。
そして1ヶ月も長期で学校を休んでいると、戻ってくるのが少し大変かもしれない。
みんなで暖かく迎えてあげようね。」
早くに本命校に合格したおジョーは翌日から登校を開始し、先生のこの話を聞いたのだそう。
おジョーは担任の先生方にはとても恵まれました。
それぞれの学年で素敵な先生と出会い、そして小学校生活最後の6年生ではとても熱く、思いやりがあり、
情が深く、そしてパワフルでいつも子供達を笑いで包んでくれる素敵な男性の先生でした。
受験組にも精神的なサポートをしてくださり、保護者としてもとてもありがたかったです。
そんなわけで、受験が終わり学校復帰をした後もいつも通りの毎日にスッと戻りました。
・・・・というのは実は表面的で、受験組はそんなわけにはいきません!
受験した者同士は「ねぇ、どうだった?どこ受かった?それでどこに行くことにしたの?」と
根掘り葉掘り聞きまくっていたようです。
そんな話をおジョーから毎日聞かされていました。
青◯学院付属に合格したとか、桜◯とか、聖◯とか、浅◯とか、、、聞く名前が偏差値70超えの上位校ばかりで、
ヒーーー、みんなすごく頭いいんだねぇ。え!あの子がそんなすごいところに合格したんだ!っと
親の私も聞きながら驚くばかり。
皆、相当頑張ったんだろうね。
受験後に再開した塾でもそんな話で持ちきりです。
何年も同じ塾で一緒に切磋琢磨してきたみんながどうなったのか、気になって仕方がないのです。
また受験直前の1ヶ月間お休みしていた水泳クラブに久しぶりに行くと、
以前に一緒に泳いでいた選手の仲間がおジョーを見つけるや否や「どうだった?どこに受かったの?」と矢継ぎ早に聞いてきたそうです。
(おジョーは水泳選手は辞めましたが、普通の水泳練習には同じクラブで週一で通っています。)
合格をしているおジョーは嬉しくて仕方がないのでむしろ自ら言いふらしたいくらいなんですけどね。
満面の笑みを浮かべて「〇〇だよ!」っと答えていたとか。
しかし、合否を決める試験には合格する者とそうではない者がいるのです。
受験が終わり再開した塾に来なくなっているお友達が1人いるらしく、
子供達の間では「もしかしてどこも受からなかったんじゃない?」
と話になるものの先生に聞くわけにもいかず、なんとなくざわついているようです。
また学校の受験組も全員が合格したわけではないようです。
おジョーの仲良くしている女の子が受験シーズンの最後まで登校せず、受験組の中でも最後に戻ってきた子でした。
きっと2月6日のギリギリまで受験をしていたのでしょうか。
「久しぶり〜!」と挨拶をしたものの、その子の表情は明るくなく、
おジョーはもしかして?っと気を使って流石に受験について尋ねることは控えたそうです。
すると彼女の方からおジョーに話し始めました。
「私ね、受験しなかったの。だから公立に行くことにした。」と。
受験シーズンは全てお休みしていたんだから、受験はしていたでしょう。
あちこちの学校説明会へ参加していることも知っていたので、
受験については真剣に家族で考えていたはずです。
きっと志望校に合格しなかったのかな。
1ヶ月学校をお休みし、周囲の誰もが受験をしていると知っている中、
「受験をしなかったの。」とこっそり伝えにきたお友達の心情を理解してあげるようおジョーに話しをしました。
多くのことを我慢してとにかく勉強を一生懸命頑張ってきた6年生とその親たちは
しばらく抜け殻のようになってしまうかもしれません。
そして同じ抜け殻でもホッと安堵感でぼーっとするのか、
あれだけ時間も労力もそして金銭的にもたくさん投資してきた結果、
全滅だった場合はそれをバネにして次の高校受験へ向けて新たな出発を切れるか、
そのエネルギーを考えただけで途方に暮れてしまいます。
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東京や神奈川は中学受験をさせる家庭が増えているとは言いますが、
それでもまだ2割程度です。
中学受験そのものに対してとてもネガティブな意見を言ってくる人もいます。
とてもデリケートなことなので、受験をする家庭はあまり周囲には話をしないのではないでしょうか。
全てが終わった後は聞かれた時にだけなんとなく話をしています。
これに似た経験をしたことがあるなぁ、と思っていたら
これはまさに養子縁組と同じ感覚でした。
不妊治療中でなかなか子供ができない時は周囲の妊娠出産を心からお祝いできないものです。
しかし子供を迎え、念願の子育てがスタートすると他人の出産に心から喜べるようになるのです。
周囲の人々は自ら出産できなかった我々に対して申し訳なさそうな表情をすることもありますが、
私たち養親とは子供を迎えた後にはすでに妊娠出産への未練は全く残っていなく、
むしろ妊娠も出産もせずして世界一可愛い子供がやってきてくれた、とそれだけなのです。
きっと受験で合格を得た子供達は周囲の合格を一緒に喜んでいるのでしょう。
そしておジョーの入学する学校は決して偏差値がものすごい高い学校ではないけれど、
おジョーが行きたかった本命校なので本人は大満足です。
偏差値トップの上位校をいくつも合格した男の子とこんな会話があったそうです。
「おジョー、どこ合格したの?」
「〇〇だよ^^」
「それって本命?」
「うん!本命!!」
「そうなんだ。おめでとう!」
「ありがとうー!!」
養子縁組の道へ進むことを決めた時、我が家は親以外の周囲への事前告知はしませんでした。
なぜならご縁をいただけるかわからなかったから。
またご縁をいただく前にあれこれいらぬ話が入ってくることも避けたかったのです。
中学受験に否定的な意見があるように、養子縁組に対してもネガティブな考えがあるのは仕方のないことでしょう。
周囲にとやかく言われたくなかったし、ご縁をいただける保証もなかったので周囲には一切言わずにいました。
ご縁をいただいてからは自然に周囲へも告知をすることとなったのです。
そんなわけで中学受験も周囲へは言わずにいたのですが、
結局学校を1ヶ月も休むことになったり水泳選手をやめることになったりと、
完全に秘密にすることは不可能だったんですけどね 
(
めでたく志望校に合格した後の誕生日は大好きな焼肉パーティー!)
新しい中学校への入学準備も始まりました。
おジョーのウキウキはしばらく続きます。
(^∇^)

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