家庭でのアーユルヴェーダ 「ギーのいろんな使い方」
こんにちは。大田雅子です。
今回は、根強い人気記事、「ギーの使用法」を少し書き直しました。
ぜひ、家庭でのアーユルヴェーダやってみてくださいね。
アーユルヴェーダが最も勧めている油は、「ギー」です。
ギーは、バターから水分と、タンパク質をとりのぞいた、純粋な乳脂肪です。
燃やすと、きれいな青い炎で、完全燃焼します。ということは、身体のなかでも、きれいに燃え尽きてくれるということ。すすが残りません。
ギーを定期的に摂ると：
1. 体内のオージャス（エネルギーの源）が増加
2. ヴァーダ・ピッタ・カパを鎮静化させます。
純度の高いβカロチン、オレイン酸を含むすぐれたオイルです。
でも、特にカパ体質や、血中コレステロールの高い人は、いくら良いといっても、とりすぎはいけませんよ。何事もほどほどに。
そして、ギーは油なのに体内に留まらず、逆に体内にとどまっている老廃物を包み、排泄してくれる優れたオイルなのです。
食用としての使用法：（無塩バターなので塩味はありません）
・少量のギーで野菜などを炒める。
（唐揚げや天ぷらなどの揚げ物には適しません。パンやケーキなどを焼くときにも適していません。）
・トースト、ホットケーキ、じゃがいもなどにバターの代わり。
・消化を促すために、料理の上に小さじ一杯たらす。
・夜、温めたミルクに溶かして飲むと便秘の改善に。特にヴァータ性の便秘の人にお勧めです。
治療に使う場合：
・ネートラ・タルパナ：
１）強力粉８０gに、お水を少しずつまぜて、耳たぶくらいの固さにまとめたものを２等分します。
それで、目の回りに、メガネのように土手をつくり、鼻の上で２つをくっつけます。
２）30度前
３）ギーを入れるときは眼を閉じて、入れたら眼をゆっくりと開けます。
４）眼を開けてから2分間ほど、眼球を上下左右に動かしたり、瞬きをしたりして、ギーを眼になじませます。
ドライアイやパソコンでの眼精疲労に良いといわれています。白目の青さが際立ちます。
マッサージに使用：
顔のマッサージに使用すると、しわを取り除くと
目が疲労している時、精神疲労時：
ギーをおでこと両まぶたに薄く塗って、そのまま寝ると、睡眠がとても深くなり神
昨日やったら確かに深く眠れて、朝すっきり目覚めました。
外用薬として使用：
・ニキビ
ターメリック（ウコン）1に対して、ギーを4の割合で混ぜ、患部に塗り、30分後にお湯で洗い流すと
皮膚の殺菌と炎症を抑える効果でニキビの治療になります。
・痔
排泄時に出血したり、腫れたりしている場合、 排泄後患部を乾いた状態にして、そこにコットンに浸したギーを塗布します。
ギーは出血や腫れを抑える効果があります。 寝る前にもう一度ギーを患部に浸すと効果が上がります。
・火傷
火傷した部分はピッタが乱れてしまっています。
水泡や皮膚がただれてしまうほどの重症ではなく、
赤くなる程度の軽症の場合であれば、
患部にギーを塗布すると乱れたピッタを鎮静することが出来て
早く治癒します。
ギーってすごいでしょ～
作り方は、こちらです。
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