奪われたクリスマス | ☆虹の彼方の星に願いを☆

☆虹の彼方の星に願いを☆

誰かにむかって言える想いも言えない想いも、

せっかく心に感じた想いだから、

残さなければもったいない!!!

そんな気持ちから始まった心の日記です!

久しぶりの投稿です。

最近はインスタばかりでなかなかブログは更新していなかったから…。


みなさんお元気でしょうか?


私はというと、コロナ明け初めてのお仕事として今年もラジオシティのクリスマスのショーに10月からのリハを経て出演させていただいていました。


本当に毎日が楽しくて…。


シーズンものの仕事は毎年キャストの入れ替わりがあり、その年によってカラーが異なります。そして、それは一期一会でシーズンを終えてしまえば、もう同じキャストで同じショーをやる事は2度とない。でもシーズン中はそんな事を考えずに毎日が楽しく、千秋楽までそんな日々が続くんだと呑気に過ごしていくのです。そして千秋楽をみんなで迎えて抱きしめ合って、自分達を称えて、また一緒に仕事が出来ることを願ってそれぞれの街へ戻っていく。


でもコロナはそんな私達の通常を許してくれなかった…。


たった4日の出来事。


火曜日に最初のコロナ陽性者が出ました。私も体調が良くなく、テストを受けてから出勤しましたが、その時は陰性でした。1回目のショーが終わったブレイク中にもう1人陽性者がでましたが、火曜日の2回ショーをみんなで乗り切りました。クリスマスをニューヨークに届けるんだってみんなで乗り切った感覚は、今でも武者震いを蘇らせます。

そして水曜日の朝、テストの結果、私自身もコロナ陽性者になりました。シアターでテストを受けてそのままみんなに挨拶もできず帰宅しました。

その日私以外にも何人かの陽性者が出て、ショーはカットバージョンで行われたそうです。

まさか水曜日のショーが今シーズンの私たちの最後のショーになるなんて…。

木曜日は私達のオフだったのですが、木曜日にも数人の陽性者が出て。

金曜日の朝にも新しく陽性者が出て…。朝の時点で11amと2pmの回のキャンセルが決定。その数時間後には5pmと8pmの回のキャンセルが決定し、キャストのミーティングでは日曜日か月曜日のリターンを話していました。

でもその日の夜、カンパニーは残り全ての公演をキャンセルすることを決定。突然、私達のクリスマスは終わりを迎えました。

みんなと千秋楽を迎えることもさよならを言えることもなく…。


こんな事になるなら、もっと心に刻みたかった瞬間が沢山ある!もっと楽しみたかった瞬間が沢山ある!オンステージもオフステージも。

悲しくて悲しくて。まだ心の整理がつきません。


たった4日。たった4日で全てが変わってしまった。


10月からメリークリスマスと言い続けて、クリスマスの日にそれが言えないなんて…。





毎日どんどん仲良くなる仲間。まだ別れを告げる準備ができていなかったな。



やり場がないなこの気持ち。


コロナよ…なぁコロナよ。