みなさんこんにちは。
最近は本当に暑いですね!真夏日が27日連続になるとかならないとか…
みなさんは、こうした暑い日、部屋を冷やしたいときに、
「エアコン(の温度)上げていい?!」
と言ってしまうことはありませんか?
私はよくあります…
暑い日に温度を上げるなんて馬鹿ですよね
おそらくこれ概念メタファー が関係しています。
今日はその概念メタファーのお話をしようかと思います。
概念メタファー とは
…認知言語学の用語で、「ある概念領域を別の概念領域を用いて理解する事」 (wikipedia より)
簡単に言えば、
「ある前提表現をもとに数々の表現を生み出すこと、または生み出された表現」
ですかね…。
日本語の表現を例にすれば大変わかりやすいです。
議論に勝つ、相手の弱点を攻撃する、相手を負かすとか
という表現の裏には
「議論は戦いだ。」
という概念があります。
これを前提に先ほどの概念メタファーが生まれているわけです。
そして
気分が上がる、気分が落ち込む
という表現の裏には
「上がる⇒良いこと 下がる⇒悪いこと 」
(up is good, down is bad)
という定式があることがわかりますね。
(これらは従来メタファーだとは考えられていませんでしたが、
ジョージ・レイコフ、マーク・ジョンソンは 『Metaphors We Live By 』の中で、これらは概念メタファー(conceptional metaphor)であると指摘しました。)
さて、本題にもどります笑
勘の良い方ならもう気づいていらっしゃるかもしれません。
私が「エアコン上げていい??」と言ってしまうのは、この概念メタファーによるものなのです(すくなくとも私はそう思います。)
涼しくなる=いいこと=UP ⇒「温度を上げよう」
また、この概念メタファーについては、反対に考えてみると面白いです。つまり言葉をうまくつかって「UP=悪いこと」という表現を作り出してみます。
「投手の防御率が下がる」
(ことばの力学――応用言語学への招待 (著:白井恭弘)より)
というのは、本来良いことのはずなのですが、大変理解しにくい表現ですね。面白い。
概念メタファー聞いたことない人がほとんどだと思いますが、考えてみると面白いですよ~~!
以上。

