同居がいいか? それとも、別居がいいか?
こんにちは。
夫婦コンサルタントの伊藤敏恵です。
皆さんは、
「ひとりがいい。」
と思いますか?
それとも、
「誰かと一緒にいたい。」
と思いますか?
私は、長年、夫婦関係の修復のサポートのお仕事に従事しておりますが、
良い夫婦関係を維持したまま、同じ家で同居し続けることの難しさというのを、
多くのクライアントの皆さんの状況を通して、お見受けしております。
なぜ、良い夫婦関係を維持したまま、同居をすることが難しいのかというと、やはり、最終的には、
■夫婦といえども、元は他人であるため、お互いに相手に合せることが難しい状態になる
からなのです。
例えば、このことは、簡単に表現してしまうと、
■価値観の違い
という言葉になるのかもしれませんが、ただ単に、価値観が違うといっても、多くの皆さんは、その本質について正しく理解していないかもしれません。
例えば、
・生活習慣の違い
・共有する物についての使い方の違い
・片づけ方や掃除方法の違い
・食事のマナーの違い
・コミュニケーション方法の違い
・金銭感覚の違い
・交流関係の違い
・性に関する願望の違い
・子供のしつけや教育方法についての違い
・お互いの両親への接し方の違い
などをはじめとして、それぞれのご夫婦の皆さんによって、違いとして発生する部分はさまざまです。
このような価値観の違いというのは、仮に、夫婦の間に愛があったとしても、愛によって解消されることはなく、
むしろ、価値観が違うことが顕著に表れることによって、
■今まで夫婦間にあった愛さえも、無くなっていく
というのが実情です。
皆さんはどうですか?
自分の夫(妻)と、価値観が合っていますか?
あるいは、自分の夫(妻)と、価値観が合わない部分が見えてくることによって、自分の夫(妻)とは分かり合えないという気持ちになっていますか?
私たち人間というのは、価値観が合っていないと、その人と一緒にいたいという願望さえも無くなっていくのです。
さらには、ある程度、年齢を重ねることによって、実際には、
■自分の夫(妻)に合わせるのは、もう面倒くさい
■自分の夫(妻)に合わせるのは、もう嫌だ
■自分の夫(妻)に合わせるのは、もうやりたくない
■自分の夫(妻)に合わせる努力をするよりは、ひとりで自由にやりたい
■自分の夫(妻)に合わせることを、もう続けたくない
などといったように思い、ある程度の年齢になると、配偶者との離婚を決意する方たちも意外と多いのです。
同じ家で誰かと一緒に住む場合、その相手と気が合っている場合は、おそらく、一緒に住むことが楽しいとは思いますが、
自分と気が合わない誰かと一緒に住むことは、苦痛以外の何物でもないのです。
そうなりますと、
「一人の方がまだマシ」
という思いになるわけです。
理由は、相手に気を遣い、相手に合わせることに疲れてしまうからなのです。
あなた自身はどうですか?
そのように思いますか?
または、あなたの配偶者は、どのように思っていると思いますか?
世の中には、
・配偶者と同居をしている人たち
と、
・配偶者と別居をしている人たち
の両方がいらっしゃいます。
しかし、配偶者と一緒に同居をしている人たちのすべてが、幸せな気持ちで生活しているわけではありませんし、
配偶者と別居をしている人たちのすべてが、不幸せな気持ちで生活しているわけでもないのです。
だからこそ、もしも仮に、今のあなたが、配偶者と別居をしているからといって、配偶者と同居をしている人を羨ましく思う必要はないのです。
夫婦とはいっても、元は他人ですし、自分とは違うバックグラウンドを持った『別の人間』なのですから、一緒に仲良く暮らすこと自体が、本来は簡単ではないということなのです。
そのため、何らかのご事情で、配偶者と別居をし、今現在、おひとりで暮らしていらっしゃる皆さんにおかれましては、どうぞ、ご自分の状況を悲観しないでいただければと思います。
自分と価値観が合わない配偶者と同居を続けることも、実際には、大きなストレスだったりもしますし、
自分と価値観が合わない配偶者と同居を続けることで、ふたりの愛がどんどん、冷める結果にもなるわけですから。
夫婦関係が悪い状態で、配偶者と一緒に暮らしている方たちから見れば、ひとりでいらっしゃる方たちの方が『自由』があって羨ましく思えるかもしれませんし、
逆に、ひとりでいらっしゃる方たちにとっては、他者の皆さんたちの結婚生活の中身というのを知らないため、配偶者と一緒に暮らしている方たちの方が、羨ましく思えるかもしれません。
■隣りの芝生は青く見える
ということわざがあるとおり、私たち人間は、自分以外の他者の生活を羨ましく思ったりすることがあるかもしれません。
しかし、それは、実際には、他者の皆さんたちの『表面上の生活』しか見ていないからであって、
仮に、表面上、普通に結婚生活をおくっているように見えても、中身は壊れている皆さんたちもいるのです。
一番、重要なことは、
■あなたの生活については、他者と比べずに、あなた自身の生活に必要なことをおこなう
ということがとても大切です。
夫婦関係の修復においては、別居をしていても、修復は可能ですので、もしもあなたが、夫婦関係の修復を希望する場合は、ぜひ、必要なことを、地道におこなっていって下さい。
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