NOというのが苦手な日本人と、メイドさんの生活(続) | どこにいてもしなやかに生きる「私の人生」の咲かせ方

海外生活中のママ&お子さまの

【英語表現力】【コミュニケーション力】

【自信】を育むサポートをしています 

 

グローバル英語コミュニケーション講師

ACTセラピスト/コーチMihoです。

 

はじめまして!の方はこちらからお読みください

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Hello from Jakarta! 

 

 

突然ですが、

 

NOと言うの、

得意ですか?

苦手ですか? 

 

 

私は大の苦手です! 

 

 

とは言いながらも、

実は自分の優先順位っていうのは

小さい頃からはっきりしているタイプで

 

(もちろん振り返って初めてわかったことですが) 

 

 

学生時代の飲み会も勉強会も

 

「今の自分には論文を仕上げることが

何よりも最優先!

(なんせその後に旅行が待っている♡)」

 

と言う場合は行かなかったし

 

グループでのプレゼンや企画では

自分の家での勉強会をホストしながらも

 

あくまで自分のための勉強や

試験への準備は1人でやりたいので

勉強会へは参加しない

 

としっかり決めていました。 

 

 

その辺の境界線は引けるのですが

やっぱり私の中で難しいのが 

 

 

「好意に対してのNO」

 

「本人にとってはYESだけど

 私にとってはNOの場合のNO」

 

 

なのですね。 

 

 

特にインドネシアに来て

家で働くスタッフも増えて

 

しかも好意で色々

やってくれるスタッフに恵まれて

 

だからこそ、

Noが言いづらい状況が増えたな、

 

と感じています。 

 

 

 

例えばこれ。 

 

 

 

 

ナシ・バカールと言って

ご飯(中にチキンとか具が入っている)を

バナナの葉っぱに包んで焼いたものなのですが 

 

これが我が子はインドネシア料理の中でも

トップ3に入るくらい好きなお料理♪ 

 

昨日も大量に作って

差し入れしてくれました♪

 

 

 

我が家は基本的には私が作る

和食が中心の食生活なので

 

 

これまで彼女が働いていた

欧米の家族のように

彼女が3食+お弁当を作ることは

まずありません。 

 

 

だからこそ、お料理という

彼女の「やりがいの大きい分野」では

ちょっと物足りないのもあるようで。

 

それでも料理が大得意な

我が家のメイドさんは

 

「美味しい!」
「好き!」

 

と言われることが何よりも喜びなので 

 

時々インドネシア料理を作っては

「食べてみて!」と持ってきてくれます。 

 

 

でね、ほんと美味しいんですよ、これ!笑

 

 

「これすごく美味しい!」

 

ともちろんお礼とともに

お伝えするのですが、

 

 

そうすると、

翌日も同じものを

大量に作ってくれるのです。笑 

 

そしてその翌日も・・・!!

 

(中には鶏肉やにんじんをココナッツミルクなどで調理した具が。インドネシア料理って一つの料理にしてもすごく調理の工程が多くて驚きます!)

 

 

これは我が家のメイドさんだけじゃなくて

他のご家庭でも「あるある」らしくて。笑 

 

 

タスクだからとイヤイヤ作ったり、

チップをもらいたいがために

何か作ってくれてチップ要求するような

そんなメイドさんたちとも

ご縁をいただいたこともある私(笑)

 

 

※そんな私の経験を読んでみたいという

マニアックな方はこちら→(笑) 

 

 

ただ純粋に

「マダムファミリーのために!」と

作っていただける、

 

その気持ちが本当にありがたいなと

いつも思っています。 

 

 

 

有り難いし、

本当に美味しいんです、

ナシバカールにしても 

 

ピサンゴレンという

インドネシアを代表するおやつの

揚げバナナにしても。 

 

 

でも、例えば毎日

同じ天ぷらや

同じ親子丼を 

ノンストップで食べるのが

苦しいのと似たような感覚と言いますか…

 

 

 

子どもたちや夫は体の声に素直だし

 

「お味噌汁や筑前煮とは

ココナッツ風味は合わないかな…」

 

と言いながら、一回食べたら、

もう連続では同じものは食べないけれど 

 

 

(でもママの和食は連続で食べれるのは

なんでだろうねー?と

子どもたちの最近の素朴な疑問♪)

 

 

私はせっかく好意で作ってもらった

目の前の大量のお料理やおやつを

なんとか食べなければと

頑張って流し込むわけです。 

 

 

でも、「食べなければ・・・」と

義務感になってしまうと苦しいし

 

せっかく

「美味しく食べてもらいたい!」

 

と作ってくれた

彼女の気持ちを台無しにしている…

 

そんな気持ちで

本来美味しくてありがたい食べ物を

「頑張って」口に運ぶのも

食いしん坊の私にとっては

これまたツライ!涙

 

 

なのでね、

この繰り返しを1年以上経て

やっと私もお礼と共に

 

「とってもおいしかった!

ありがとうございます!

私たちは十分たくさんいただいたので

あとは他のスタッフと一緒に食べてください♪」

 

と、最初から食べれる分だけいただいて

残りはお返しすること、

 

つまり、

 

No, thank you.

を伝えること

 

 

毎度毎度苦しいながらも

できるようになってきました。 

 

 

とはいえ、

 

美味しいと言われたものは

何度も毎日でも繰り返し作るのが

彼女の流儀!!と言うことで

 

この

 

「好きなものを毎日どうぞ!」

 

という彼女の心意気と

 

「毎日は流石に心も身体も苦しいです」

 

という私たちの心苦しさの

折り合いをつけることは

日々繰り返されています。

 

 

(こちらは先日もらった緑豆の揚げたおやつ。こちらはココナッツファイン入り。本来揚げ物を愛してやまない私にこんなものをしょっちゅういただくと、私は際限なく太れるw)

 

 

 

メイドさんたちとの生活が

ドバイ時代から数えて

どんどん長くなってきていますが

 

いまだに私の

 

「申し訳ないな」

「せっかく働いてもらっているのに」 

 

っていう気持ちは

幾度となく湧き上がってきます。 

 

 

そこには、

彼女たちが担ってくれているタスク的には

本来私がこれまでやっていた

家事が含まれていることも

 

どこか罪悪感というか

自分を責める気持ちというか、

後ろめたい気持ちみたいなものが

 

まだまだあるのかもしれません。 

 

 

 

でも、彼女たちは

この仕事を通して

家族の生活を支え

 

我が子だけでなく

自分の親戚の医療費や

他人の子供たちの

教育費までまかなっていたり、

家族の借金を肩代わりしていたりしている…

 

そういった現実もあります。

 

 

なんと言っても

ありがたいことに

自分たちの仕事にプライドを持った

スタッフが働いてくれているので 

 

そこに「申し訳ないな」

という気持ちは余計なんですよね。 

 

 

だから、今日も

 

「有り難い」

 

という根底の気持ちで接しながら

 

それでも私の思う

家のマネージメントとは

相反する時は

 

こちらも好意を持って

お伝えすること。 

 

 

 

相手と自分は全く違う

一人一人の人格があり 

考え方があって 

 

だからこそ

 

軽やかにスルーできるところは

スルーしていき

 

(※じゃないとメンタルもたない!) 

 

 

スルーできない案件の場合は

しっかり向き合うこと。 

 

 

ま、言葉で言うほど

生身の人間関係なので 

簡単ではないのは

 

私自身重々承知の上ですが…

 

 

一つ解決したからといって

日々の暮らしの中でのお付き合いなので

 

これまた日々精進、

ではあるわけですが 

 

それでも私にとっては

スタッフの皆さんのおかげで

インドネシアでの生活が

うまく回っているからこそ

 

いつも感謝の気持ちで

よき生活を一緒に作っていける

チームでいたいなと

 

心から思うわけです。 

 

 

ここのところ、

「メイドさんのいる暮らし」に関する

ご質問やご相談がちらほらあり 

 

そちらに私の経験から

お答えする形で記事にしました。 

 

長々となってしまいましたが、 

必要な方に何かお役に立てていたら幸いです。

 

 

Have a good rest of the week! 

 

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あなたがNOというのが苦手な時、どんな気持ちが湧き上がっていますか?