本日は宝塚記念の考察・おまけです。

 

阪神競馬場・芝2200mで行われるファン投票で出走馬を決定する夏のグランプリレースですが、今年は京都競馬場で行われます。

 

宝塚記念は例年ですと、阪神競馬場で開催されます。

 

しかし、今年は、改修工事のため、京都競馬場で開催されます。

 

そこで過去、京都競馬場で開催された平成以降の宝塚記念について書いていきます。

 

平成以降、京都競馬場で開催されたのは、過去3回です。

 

平成3年 (1991年)1着 1番(1枠)メジロライアン   2着 10番(8枠)メジロマックイーン

 

平成7年 (1995年)1着 1番(1枠)ダンツシアトル   2着  9番(5枠)タイキブリザード

 

平成18年(2006年)1着 8番(6枠)ディープインパクト 2着  7番(5枠)ナリタセンチュリー

 

いずれも勝ったのは、4歳馬(2000年代より前は数え年表記で5歳でしたが、満年齢では4歳です)

 

ディープインパクトについては、競馬ファンに説明の必要はないでしょう。

 

日本競馬史上最強馬といっても過言でありません。

 

このレースの前もレコードで天皇賞・春を勝っています。

 

1990年代の2頭については、知らない方も多いと思います。

 

メジロライアンは今年のダービーを勝った横山典弘騎手が乗っていました。

 

この馬との出会いで若き横山典弘騎手が知られるようになったのです。

 

メジロライアンは3冠クラシックで、3着、2着、3着、とすべて馬券圏内にはいりましたが、いまひとつ突き抜けられませんでした。

 

菊花賞では、当時条件馬だった僚友で後にスターホースになるメジロマックイーンに敗れました。

 

ただ、前哨戦の芝2200mの京都新聞杯(当時は秋開催でした)を快勝していました。

 

ですから、この舞台はこの馬にとっては、待ってました!といえるものだったのです。

 

ちなみに余談ですが、まだ枠連、馬連、までしかなかったときで、わたしは馬券を獲りました。

 

次にダンツシアトルですが、これはかなりオールドファンでも詳しくない方が多いでのはないかと思います。

 

この馬は、いわゆる、上り馬で、前走の京阪杯(これもまた、この当時は春開催でした)を快勝してきました。

 

勢いというか、絶頂期というか、当時パドックで馬体を見たとき、これはすごいな、と思ったことを記憶しています。

 

まさにここがピークでした。

 

その後は、故障もあったのでしょうか、レースに出走することもあまりなくいつの間にか忘れられていってしまいました。

 

ただ、このレースに最高潮だったことは紛れもなく事実で、レース中に天皇賞・春を勝ったライスシャワーが故障で亡くなっていなくても、この馬が勝ったと思います。

 

この2頭に共通するのは、GⅠ勝ちがこれだけということ、過去に京都競馬場の芝2000m前後で重賞を勝っていたこと、そして4歳馬ということです。

 

今年の4歳については、いろいろ憶測がささやかれていますが、競走馬の成長のピークでもある時期なので、侮れないでしょう。

 

ただ今年出走する2頭はすでにGⅠを勝っていて、京都競馬場での勝ち星もないので、これにあてはまりません。

 

1番人気が予想されるドゥデュースについても京都競馬場で勝ちがないどころか出走経験もないです。

 

年齢を気にしなければ、京都競馬場の芝2000m前後の重賞を勝っていて、GⅠ未勝利馬となります。

 

年齢は気にしないといっても、程度があるので、5、6歳とします。

 

そこで浮かび上がるのは、プラダリアとブローザホーンです。

 

どちらも5歳馬、今年京都競馬場の重賞を勝っています。

 

ブローザホーンについては、前走がGⅠ2着ですが、プラダリアについては、GⅠで3着以内がありません。

 

できれば、大阪杯を経由せず勝った勢いのまま、ここにくれば面白かったと思います。

 

そうなると唯一残るのが、ブローザホーンです。

 

京都競馬場は、4戦2勝2着1回着外1回ですが、この着外はレース中止ですから参考外です。

 

穴で一考するなら、ブローザホーンは面白い1頭かもしれません。

 

 

 

宝塚記念ガチャピン夏期グランプリ