本日は皐月賞の考察です。
中山競馬場・芝2000mで行われる3歳馬限定のGⅠレースで牡馬3冠クラシックの第1弾です。
出走予定馬を次の項目で抜き出していきます。
○前走トライアルレース4着以内(それ以外は芝1800m以上重賞で連対、キャリア3戦以内で芝1800m以上2勝か中山競馬場・1800m以上で5馬身以上差勝ち)
○芝1600m以上重賞連対か芝1800m以上OP特別勝ち実績
○芝1800m以上出走経験(芝1600m重賞勝ち馬は除く)
〇芝1600m以上勝ち実績
〇2勝以上(トライアルレース3着以内は除く)
〇キャリア3戦以上(無敗馬は除く)
残るのは、アレグロブリランテ、アーバンシック、コスモキュランダ、サンライズアース、ジャスティンミラノ、ジャンタルマンタル、シリウスコルト、シンエンペラー、ダノンデサイル、ビザンチンドリーム、メイショウタバル、ルカランフィースト、レガレイラ、の13頭です。
桜花賞もそうですが、最近の3歳GⅠはさまざまな路線から出走してくるので、データではしぼりきれなくなってきました。
このなかで注目は、レガレイラです。
76年ぶりとなる牝馬による皐月賞制覇へ挑戦します。
牡馬路線の2歳GⅠホープフルSを勝ったことで、一気に世代トップへ名乗りを上げました。
話題のスワーヴリチャード産駒でもあり、スピードとパワーを兼ね備えたタイプです。
牝馬とか細さは感じられず、牡馬を蹴散らした末脚同様、たくましさを感じます。
ただこれまで幾多の牝馬が挑戦して跳ね返された分厚い壁でもあります。
過去には、1番人気に推され3戦3勝で挑んだファンディーナは7着に敗れました。
レガレイラは分厚く高い壁を超えて、歴史を変えるでしょうか。
勝敗はどちらにしても、レガレイラが中心であることに間違いはありません。
PS:4月10日、藤岡康太騎手が亡くなりました。
個人的にも好きな騎手で、昨年のマイルチャンピオンシップはナミュールを当日代打騎乗で見事GⅠ勝利へ導き、たいへんうれしかったことをこのブログにも書きました。
20歳でNHKマイルCをジョーカプチーノで制してGⅠジョッキーになりました。
勝利ジョッキーインタビューで見た彼は、とてもイケメン、さわやかで清々しく、賢い印象を受けました。
GⅠで有力視されるような馬に乗ることは少なかったですが、神戸新聞杯でワグネリアンを、京都大賞典でマカヒキ、と2頭のダービー馬を勝利に導いた手腕は確かなものでした。
この訃報を知ったときは、ただ、ただ、呆然として、言葉になりませんでした。
35歳という若さ、ここからまだまだ活躍が期待されただけに、残念でなりません。
いまは、ただ、安らかに、という想いです。
皐月賞牡馬クラシック