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1杯のコーヒーから始まる感謝の旅
いう記事です。ニューヨークに住むジャー
ナリストのA. J.ジェイコブスは、信心深い
わけでないのだが、夕食は感謝の祈りで

始まる。野菜を育ててくれた農家、お店に
運んでくれたトラックの運転手、スーパー
のレジ打ち担当者などに。

日々手にするものがそこにたどり着くまで
には、数え切れない人の働きがあるのに、
その多くを知りさえしない。そこで、
もっとリアルな感謝をしたいと、思った彼

は、自分がコレなしでは生きていけないと
思うもの、1杯のコーヒー選び自分の手に
届くまで関わった人全員に感謝するという

プロジェクトを開始。珍道中をまとめた
著者「サンクス.ア.サウザンド」が18年11
月に刊行された。旅の出発点となったニュ
ーヨークのアッパー.ウエストサイドにある

自家焙煎コーヒー豆店「ジョー.コーヒー」
そして終着地はコロンビアの山岳地帯の
コーヒー農家で、彼らと一緒にコーヒーを

摘まさせてもらう間、思わぬ人たちが大勢
登場するのである。世界中の無数の指を
不快な熱さから守る仕掛けが、こぼした
コーヒーでやけどしそうになった男に

発明されたというコーヒーカップに付ける
カバー、スリーブを発明したジェイ.ソレ
ンセンとの出会いには特に感動し、

「サンクス.ア.サウザンド」のポイント
は、コーヒー1杯に関わっている人全員を
洗い出すだけでなく、彼らに感謝の気持ち
を伝える巻末の謝辞には1000人もの名前が

挙げられている。17世紀に悪魔の飲み物と
されたコーヒーに洗礼を授けたというロー
マ法王クレメンス8世もその1人である。

直接相手に伝える場合もあれば、電話を
かけたり、メールや手書きの感謝状を送る
ことも感謝の方法はいろいろ。行動が思考
を形成すると考えるジェイコブスは、感謝

の言葉を口にすることが、実際に感謝する
気持ちを育むというのだが、言うほど簡単
ではないこともあり、心理学者に相談する

場面もあるという。がジェイコブスは
インタビューの最中、大切そうにコーヒー
を飲んでいた。「もともと味わって食べる
タイプではないが、このコーヒーを作る

ために無数の人が膨大な時間をかけている
ことを知ってからは、少なくとも2秒間は
その酸味、舌触り、甘みを味わうように

している」何事もよく味わい、感謝の気持
ちを持つというその哲学をあらゆる場面で
実践しょうとしているジェイコブスであっ
   (2019.1月の記事)




   *2019.3.19(火)*
丸「他者」の存在なしに「自己」は
完結しない。誰かに支えられ、
自分もきっと誰か支えている丸
    ~link 癒~