先日、とある講演を聴く機会がありました。 これらは、そのときに紹介された、江戸末期から明治にかけて日本を訪れた外国人の感想の一部だそうです。 まるでどこか遠い外国の、おとぎ話であるかのようですね。
フランシスコ・ザビエル
この国の人々は今までに発見された国民の中で最高であり、日本人より優れた異教徒は見当たらない。彼らは親しみやすく善良で、悪意がなく、驚くほど名誉心の強い人々で、他の何よりも名誉を重んじる。大部分の人々は貧しいが、武士も農民も貧しいことを不名誉だとは思っていない。ハリス提督
彼らはみな身なりもよく、幸福そうである。一見したところ富者も貧者もいない。これが本当の人民の幸福の姿というものであろう。私はときとして、日本を開国して外国の影響を受けさせることが、この国の人々にとってそれまでの普遍的な幸福を増進させることになるどうか疑わしくなる。私は、質素と正直の黄金時代を、この日本において見出す。
全ての人々の生命と財産の安全、質素と満足とは、日本における顕著な姿であるように思われる。
最近の政治の混乱や欲丸出しの商業主義、不良資産を除却するかのように雇用留めを連発する企業に努力を棚に上げ権利のみ主張する元派遣社員、親が子に、子が親に振舞う暴力、教育の退廃、倫理感の欠如した医療界・・・ 先に紹介した外国人が目の当たりにした、われわれの先人が何世紀もかけて築いた「徳」を責任もって後世に繋がなくてはならないのにこの退廃っぷりです。 それでも、ただ憂うばかりでなく、これら外国人の先人に対する評価を名誉なことと思い、もう一度それら「徳」を取り戻し真に豊かな国を目指さなくてはいけないなぁと思うわけです。。