さて、ブレーメンの次はにっぽんの昔話でまいります♪

桃太郎のお供といえばイヌ、サル、キジですが、私はどうもこの「キジ」という人選が腑に落ちません。
家来三人分のきび団子しかなかったとしたら、なおさら戦闘能力を考えてもっと強い動物を雇うべきでした。
百歩譲って航空兵力が必要だったとしても、タカとかワシとか、最低限「トンビ」くらい選べばよかったのに。

でも、この話、桃太郎がどうしてもキジだけは連れて行きたかったのではないでしょうか。
ずばり、キジは女性の化身だったと見ます。
手っ取り早く言えば「仕事するのにオンナを連れてった」わけですよ。

きび団子を携えて鬼征伐に行くまでには、きっとこんなやりとりがあったのです。

桃太郎「こんどの週末、鬼退治に行くんだけど来る?」

キジ「わー面白そう!私も手伝うわ」

桃太郎「でも、人間の格好じゃまずいな。まっさきに襲われちまう。なにか動物に変身していくといいよ。どんな動物かいいかな。トラなんかどうだ」

女「いやよ。ヒョウ柄ならまだ見栄えもいいけどトラじゃ大阪のおばちゃんみたいじゃないの」

桃太郎「じゃあ、うさぎにしよう、うさぎうさぎ。そうだ、ちょうど衣装もあるし」

女「なによこの網タイツ、バニーガールじゃないの。なんでこんなの持ってんのよ」

桃太郎「いやあのそれはその東急ハンズでその」

女「いざとなったら飛んで逃げられるのがいいわ。そうね。やっぱり鳥かしら。でも品のない鳥はいやよ。そうだ、孔雀なんかいいわね!」

桃太郎「孔雀はまずいよ。だいいち紅孔雀って言ったら仏教の信仰対象だろ。鬼の宗派はよくわからないけれど、もし仏教以外だったらやたらに感情を刺激して宗教戦争に発展するとややこしい。だいいち子供向けの昔話にならなくなっちゃうよ。孔雀と似てるからキジなんかどう?」

女「しかたないわね。じゃあキジでいいわ。日本の国鳥だもの」

桃太郎「それでいこう。でも、国鳥が狩猟対象になってるのは日本だけって話だぜ。肉も美味いし人間にも狙われやすいかもしれない」

女「あ、わかった。あなた、私を食べようって下心ね、いやぁね、その手には乗らないわ。途中でお腹が減って変な気を起こさないように、このきび団子を持っていくのよ」

桃太郎(腹の中で)「ちぇっ、すっかりお見通しじゃん。こんな腹持ちのよすぎるものを食ったあとだとどんなご馳走も入らないよ。そうだ、途中で誰かにやってしまえ」

ということで、とってつけたように、イヌ、サルがお供に加わり、あとは皆さんご存知のとおりの結果となりました☆

ちなみに、どこかの地方では
「きびだんご、ひとつください、お供します」
に対して桃太郎が
「ひとつはだめだ。半分なら供を許そう」
と答えたと伝わっている話があると聞きますが、別ヴァージョンをご存知の方いらっしゃいますか?