『オウガ』ストーリー 02 | パク・ヨンウ☆だぁ~い好き(*^^*)  

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パク・ヨンウ氏にぞっこんの
ハギのブログです。
出演作品を通して、
彼の魅力を徹底分析しましょ♪       

楽園アパートに向かうハンス

人家も通行人も、何もない坂道を上っていると、坂の上からタクシーが下りてきました。

そのタクシー、ハンスをみかけるとUターンしてきてハンスを乗せてくれました。

 

ソックァン)大変でしょう。この坂、きついんですよ。お乗りください。お送りしますよ。

ソックァン)楽園アパートに行かれるんでしょう。私もそこの住人です。

ハンス)俺がそこへ行くって、どうしてわかったんだ。クム社長の使いか?

ソックァン)ははは、あそこしかないんですよ、この道の先には。引っ越してこられたようでもないし、何号室にご用ですか?

ハンス)言ったところで、知らないでしょう。

 

 

ソックァン)知ってますとも。ご近所さんなんだから。 この坂はきついですけど、空気のいいところですよ。PM2.5もない。

 

 

はたして、坂を上り切ったところに楽園アパートはありましたが、、、人が住んでいるとは思えないほど荒れています。

ハンスは弟からのメッセージを確認します。

―カギは郵便受けにある。

怪しげな目でハンスを見送るソックァン。

 

郵便受けの中からカギを取り、アパートの中に入っていくと、いきなりチュンベが現れます。

 

ハンス)うわっ、びっくりした!

チュンベ)へっへ、どなたさんですかな?

 

 

チュンベ)初めて会った人は私を盲人だと思いますが、全く見えないわけではないんですよ。 こうして、じぃっと見れば、なんだって見えるんです。 505号室の住人のお兄さんですか。

 

チュンベの話を聞きながら後について階段を上っていると、ソンニョに手をつかまれます。

 

ハンス)うわっ!なんだよいきなり。

ソンニョ)やっぱお前だ。愚かなお前たちには、あのお方は見えない。永遠に苦痛の中で暮らすんだ。チッチ。可哀想な奴。永遠に地獄の中で暮らすんだ。耳を傾けろ。耳があっても聞こえず、目があっても見えない。可哀想に。可哀想に。

 

 

チュンベ)303号の人だが、ずいぶん悪いんだ。がんの末期で、正気じゃない。最近は特にひどいな。そろそろ死ぬ時が来たようだ。

ハンス)みなさんずいぶんと個性的ですね。澄んだ空気のせいですかね。

 

チュンベ)さあ、ここですよ、505号。でも、最近顔を見てない気がするなぁ。だからどこか旅行にでも行ってるのかと思っていたよ。弟さんとは仲がいいのかい。

 

 

しゃべり続けるチュンベを無視してハンスは部屋に入り、勢いよくドアを閉めてしまいました。

チュンベ)わからないことがあったら私に聞きにきなさい。405号室。真下の部屋だよ。

 

チュンベが帰ろうとすると、504号室から女性が出てきます。

チュンベ)ナヨン、久しぶりだね。今日はまた一段ときれいじゃないか。昼飯は何を食った?

 

ナヨンは何も答えず行ってしまいます。

チュンベ)へっ、二人とも愛想のない奴らだ。

 

ハンチョルの部屋には埃が積もっていました。

 

台所のものは・・・

ハンス)全部腐ってやがる。

 

お酒をみつけたハンスは・・・ いただきます。

 

 

ドアの外で物音がしました。

ハンス)じいさん、まだ帰らずにいるのか? チップでもせびるつもりか。

 

ドアの覗き窓から外を除くと、ソックァン、チュンベ、ソンニョの三人が部屋の中を覗いていてびっくり!

心臓が止まるほど驚いたハンスが、怒ってドアの外に飛び出すと、

あら不思議、廊下には誰もいません。

そろって見えたはずの3人は、それぞれ違う階にいるのが見えました。

 

弟ハンチョルに電話をかけますが、電源が切れていてつながりません。

仕方なく、メッセージを送るハンス。

―どこにいる? どうして帰ってこない?

 

待ちくたびれたハンスは、部屋の外に出てみました。

 

廊下に出たとたん、スマホが振動し、ハンチョルからかと期待したハンスですが、

電話はクム社長からでした。。。

 

そこへ、びしょ濡れになったナヨンが飛び出してきたのです!

思い切り不自然な態度で、ハンスを、誘惑するような目で見るナヨン。。。