14話では、ウンホが、交通事故で亡くなった両親の幻影を見た後、鼻血を出して倒れた。悪霊に憑りつかれた俳優キム・ジュノの仕業だ。
634レジアは、監視カメラの映像から、ジュノが車椅子から立ち上がり歩き出したのを確認、『足萎えを立ち上がらせる』と書かれた聖書使徒行伝3章を嘲弄しているとして、ジュノが憑りつかれたことを確信した。
ムン神父とスミンは、退院したジュノを訪ねる。「こんなやり方で歩けるようになるのは正常な方法とは言えない。後で間違いなく、今よりずっと大きな対価を払うことになる」と説得し、除霊儀式の同意書に署名させ、儀式を開始した。順調に運ぶかに見えたが、そこへいきなり警察が踏み込んで来たのだ。儀式は中断、ムン神父はスミンに香箱を託して逃がし、残りのメンバーは警察に連行されてしまった。そう、634レジアに監視されていることを知ったジュノが、ムン神父たちが訪ねる直前に警察に助けを求めていたのだった。
財閥のお嬢様という立場を利用して、一足先に帰宅を許されたシン女史とスミンは、悪霊の計画を逆手にとってジュノを誘い出すことに成功し、炎の十字架で結界を作って除霊儀式を開始した。「どうやって封印できるの?」と問うシン女史に、「こいつを封印する方法はひとつしかない。夢の中で見た方法」と話し、悪魔の司祭になるため神を否定し始めたスミン。そこへ、どうにか間に合ってムン神父が到着した。
「我らの信じる全能の神は、決して人の命を担保に取って取引をなさるような方ではない! 司祭のおまえが神様を否定してどうする!」とスミンを叱咤するムン神父。病院に現れた付魔者がウンホに攻撃を仕掛ける等、夢で見たことが現実起こり、不安で動揺を隠せないスミンに、「これはジャンケンゲームみたいなもんだ」と言うムン神父。「相手が何を出すか、手の内を見てから後出しすれば負けることはない。夢の中で悪霊に見せられた封印方法は悪霊の罠だ」
そうしてスミンを激励して奮い立たせ、共に悪霊に立ち向かったムン神父とスミン。「神の御名によって命じる。ケダモノよ、名を明かして元いた世界に帰れ。悪魔よ、消え失せろ」と叫ぶと、悪霊はのたうち、最後の力を振り絞って近くに停まっていた車を動かすと、螺鈿香箱を破壊した。
病院では次々と人々が倒れていく。除霊に成功して退院したはずのウジュ。そしてウジュの母親。彼らを看護していた看護師まで。香箱が破壊されてしまい、悪霊を封印する術を失った634レジアは、はたして彼らを救うことができるのだろうか?!