第2話では、ヨン・ウジンとパク・ヨンウが悪霊に憑かれた子供の除霊に成功するが、医者役のチョン・ユミが新たな付魔者に襲われる、一触即発のエンディングが放送された。
悪霊に憑かれたウジュに襲われ、一度は逃げ出したウンホだったが、患者を見捨てて来たことを反省し、再び儀式の行われていた部屋へと引き返した。そこでは、命令違反を犯したスミンを叱りつけるムン神父がいた。
「お久しぶりです」と二人は挨拶を交わす。ウンホとムン神父は面識があったのだ。「さっきから、いったい何なの?! ここでウジュに何をしているの?!」と詰め寄るウンホにスミンは言葉を失い、ムン神父が代わりに答えた。「あの子は悪霊に憑かれています。オ神父は天主様のお力を借りて、あの子を助けるために除霊の儀式を行いました」と。
しかしウンホは、脳出血を起こし心肺停止にまで至った患者についてエクソシズムだと話す神父の言葉を信じることはできなかった。とはいえ、ウジュが自分に飛びついて攻撃してきたことは忘れられず、精神医学科の同僚チョン・テヒョンにウジュの心理相談を依頼する。ウジュと話している途中、女の子の声を耳にしたテヒョン。極度のストレスが身体への症状として表れているようだと診断しながらも「ウジュの中に、上手く言えないけど何かがいるみたいなんだ。異質なもの、第三の存在」と語った。
ウジュの母親は、息子に悪霊が憑いていることを知っていた。彼女は眠っているウジュに語り掛ける。「周りの目を気にしてばかりで、あなたに辛い思いをさせてごめんね。だけどママは、あなたの味方だからね」と涙を流した。そのとき突然、ウジュが、「すでに賽は投げられた」と言って目を覚ました。そして現れる衝撃的な悪霊の実態。ウジュが1歳になる前に、英語の発音が上手くできるよう舌の手術を受けさせたことを言い出し、「生まれなおすことができたよ。ありがとう。人間の欲にはキリがないね」と、流暢な英語で語り始めた。悪魔に憑かれた原因は母親の欲だったのだ。
疲れ果てた母親はスミンとムン神父にすべてを打ち明け、除霊の儀式を決意した。転院要請を行い、救急車でウジュを連れ出す作戦が建てられた。この作戦には、非公式駆魔結社634レジアが協力した。救急車の運転手チョン・ヨンピルと救急隊員を装ったスミン、ムン神父がウジュを連れ出し、ク刑事がそれを見守る。ギャラリーのオーナーシン・ミヨンは自身のギャラリーの秘密アジトを儀式場に提供した。
ところが、異常を察したウンホが救急車を追撃してギャラリーに進入。儀式の現場を見つけ出した。儀式はクライマックスに差し掛かっており、超人的な力で暴れるウジュは空中浮揚や中国語で話すなど、超常現象を引き起こすが、ついにはウジュの身体から出て行った。ウンホは、「子どもが気絶してるのが見えないの?!」と叫んでスミンからウジュを奪い取るように病院へ連れ帰った。
病院へ向かう車の中で目を覚ましたウジュは、ウンホとミソの顔を見て「誰?」と不思議そうに聞いた。
ウジュの母親は儀式のことを承知していた。「世の中には、論理的に説明できないことがあるんですよ。だけど、説明できないからって存在しないわけではないんです」そう言って、正気に返ったウジュをつれて去って行った。数日の間に起こった出来事を信じられないウンホは医局に戻り、エクソシズムについて検索を始める。夢中でコンピュータに向かっていたとき、ソファで仮眠を取っていた後輩のミソが突然起き上がり、ウンホに向かって電気スタンドを振り上げ襲い掛かって来た。悪霊が、ミソの身体に乗り移ったのか。身近な人間が付魔者になった姿を見たウンホは、スミンやムン神父と手を組むことになるのだろうか。