少し巻き戻しましょう^^
春子が舞台から降りて、ボングが真珠のネックレスをプレゼントしたシーンを見ながらの会話です。
「ここでボングと春子、山田の3人が出会い(そろって登場し)ます。私は個人的に山田役のキム・スヒョンがとても好きなんですが(監督)」
「正統派ですよね。男前だし(ヨンウ)」
「ヨンウさん、私は何派?(ボヨン)」
「うーん・・・魅力派。 あるいはセクシー派(笑(ヨンウ)」
「ボングが本当に悪い奴で、韓国の考古学的な宝物を日本人に売り飛ばして私腹を肥やしていると思った人もたくさんいたようです(ヨンウ)」
「そうですね。そういうご意見をたくさんいただきましたね。でも、じっくり見ていただくとわかると思うのですが、ボングが日本人に売りつけているのはすべて偽物です(監督)」
続いて場面は質屋に移ります。
ここでの会話は、韓国映画業界の常識みたいなものを考えさせられます。
「この映画では脇役の比重が高く、主役との分量のバランスが崩れている(脇役の分量が多すぎる)というご指摘もたくさんいただきました(監督)」
ここは、ヨンウニムのコメントをそのまま書き取ってみますね。
「それ(分量について)は最初から決まっていたことですよね。それに、私がとても嬉しく思ったのは、肩書は脇役となっていても、ほとんどみなさん主演なんですよ。マーケティング理論によって主演と助演というふうに区別されてはいますが、そういうこと(矛盾?)を真摯に感じてくださったと思いますよ、観客のみなさんは。おひとりおひとりの存在感がしっかりあるので、だからこそそういうコメント(分量がどうだという?)が出て来たのではないでしょうか。とても幸せなことです(ヨンウ)」
そして、海堂花の登場。
「この仮面が怖いというコメントも多かったですね(監督)」
「紆余曲折あって、制作時間がかなり押してたわりには良いものができましたよね(ヨンウ)」
「ボヨンさんはいかがでしたか、後ろ向きに仮面をつけているので撮影が難しかったのでは?(監督)」
「自分では見えないので、首の角度が悪いと言われて何度もNGを出したことを覚えています(ボヨン)」
「この映画ではたくさんのことを学びました。ダンス、歌、演技、アクション(ボヨン)」
「演技は誰に習ったの?(笑(ヨンウ)」
「笑、ヨンウさん、なんでそんなこと言うの(笑(ボヨン)」
↑↑↑ なにかエピソードがあるみたいですが、残念ながら語られませんでした・・・
「ここから山田と署長、二人の対立が始まります(監督)」
「二人の葛藤も本作品のひとつの柱ですよね(ヨンウ)」
「山田と署長とトクスル(捜査官)と、ね(監督)」
「最初の台本では山田もトクスルも、みな日本人だったのですが、韓国人に変更しました(監督)」
「批判もありましたが、そうすることで現実味が増したように思います(ヨンウ)」
「この3人の他、ボングもそうだし春子もそうだけど、当時の厳しい時代を生き抜くための、それぞれの生存方式だったと思うのですね(監督)」
「そういうのもこの映画の魅力だと思います。登場人物同士がみな生き残りをかけて互いに噛み合う(争う)皮肉な状況がたくさんでてきますよね(ヨンウ)」
おっと、ここで、おかしな発見をしてしまいました( ´艸`)
『東方の光 近日中に本国に・・・』はよいとして、この電報を処理した人の名前が
少佐 カネだ になってます
ここは全部カタカナで書かないと・・・・
「最後のシーンですね(ボヨン)」
「最終日に撮影したシーンでしたね。寒かった(監督)」
「息の白さはきれいに消されていますね(ヨンウ)」
「最終日は朝6時に撮影が終わって、そのまま選挙の投票所へ行きました。投票日でしたから(ボヨン)」
「そうでした、私も行きました(ヨンウ)」
「ボヨンさんの服装はとくに寒そうだ(ヨンウ)」
「スタッフはみんなオーバーをがっつり着込んでいるのにね。俳優さんからは、演技よりも寒さとの戦いがいやだってよく言われます(監督)」
「このシーンだってそうです。寒いのに窓を開けろって言われて。閉めたままだったら、それでも少しは暖かかったのに(ボヨン)」
「会話はごく普通なのに、取引はしっかり進めてるでしょ。このシーンのそういうところがすごく好きです(ヨンウ)」
「生きるってみんなそういうことなんじゃないの(笑(監督)」
さあて、いよいよミネルバの名コンビが本格的に登場です♪
「ボヨンさんはほとんどこの二人との接点がありませんでしたね(監督)」
「はい、最終日にやっとお会いしたんです。一緒に撮影することがなくて。それで、監督から、金村さんを呼ぶときに、ふつうに金村さん、と言うのじゃなく、金・村・さーんって呼ぶように言われたときも、何のことだかさっぱりわかりませんでした(笑(ボヨン)」
「息ぴったりの二人ですよね~(ヨンウ)」
その3につづく