『ビューティフル』 コメンタリーより その1 | パク・ヨンウ☆だぁ~い好き(*^^*)  

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いやはや、、、はまってしまいましたコメンタリー かお

作品を裏側から見るようで楽しいですね。

作品自体は何度も観てるのに、『ビューティフル』 のコメンタリーはこのたび初めて聞きました。今まで宝の持ち腐れ。なんと勿体ないことをしていたのでしょう。。。

遅ればせながら、みなさんとも共有させてくださいね 音譜



=ヨンウニム、ナムグン・ミンさん、ミン・ジヘさん、ジン・グァンギョ監督の4名で、ご自身たちが作り上げた作品を鑑賞していらっしゃいます=



ご覧になった方はご承知のとおり、映画は冒頭から、カン刑事とミヌの対決シーンを映しています。時系列的に言えばラスト、クライマックスにあたるシーンです。この映像からスタートさせた理由を、監督が説明していらっしゃいました。

「実際の物語は、カン刑事のストーリーとミヌのストーリーが並行して別々に展開するので、観客が混乱しないように、最後には二人の物語がつながるんだということを暗示しようという意図があって、冒頭に置きました」


ヨンウ 「CGで作ってありますよね。映像がとてもよく出来ていると評価されています」

監督「そうですか。CGの部分もありますが、実写の部分もあるんですよ」




beautiful コメンタリー01
船上で麻薬の取引が行われているシーンです。


監督 「分量的にかなりなものですが、一般人の立ち入り規制区域を借りての撮影だったため1日しかなかったんですよね。時間が足りなくて、カメラを2台に分けて撮って、<夜>のシーンだったから、とにかく東の空が明るむぎりぎりまで撮影を続けて、みなさんにずいぶん無理してもらいました。」


ヨンウ 「あれだけ苦労したのに、もうちょっと何とかしたかったという残念さが残るシーンですね。それにしても、自分の顔じゃないみたいです。顔つきがまるで違う」


監督 「役作りのためにずいぶん減量してくださったし、観客のみなさんも、ずいぶんイメージが変わったと驚かれたことでしょう」


ヨンウ 「役に合わせて肌を焼いたのですが、高級な日焼けサロンに行くのではなく、屋上に出たり、安物の日焼けカプセルで、わざとムラになるような焼き方をしました」



beautiful コメンタリー02
ヨンウ 「まだしばらくナングン・ミンさんもミン・ジヘさんも登場しないから、見ていて退屈でしょう」

ミン 「いえ、ヨンウ先輩がこんなにたくさんの激闘シーンを撮っていらっしゃったと知って驚いたし、声を張り上げるシーン、叫ぶシーンはとても印象に残りました」



beautiful コメンタリー03  ←暗くてごめんなさいあせる

ヨンウ 「この水、めっちゃ汚かったよね。潜水した人は大変だったと思うよ」

ジヘ (笑)



beautiful コメンタリー04
ミン 「これこれ、この声。セリフを言うときとまるで違う声なんですけど、カン刑事という役にとてもぴったり合ってますよね」


ヨンウ 「整頓された(型にはまったという意味か?)声は出さないようにと気を遣っていました」



beautiful コメンタリー05
監督 「警察署のシーンはセットです。大田の撮影所に作りました。本物の警察署でロケの許可を取ることも考えましたが、後半に重要なシーンも控えているし分量も多いことを考慮してセットにしました」


ヨンウ 「個人的にこのセットはとても気に入ってました」

監督 「警察署の中は映画のとても重要なシーンで使うので、規模自体大きかったけれど小さな小道具に至るまでスタッフはずいぶん考えて準備してくれましたね」



beautiful コメンタリー06 beautiful コメンタリー07
カン刑事がチョ・サンテの髪を乱暴に掴んで机に頭を打ちつけるシーンがありますが、実際にヨンウニムはキム・ドンハさんの頭をかなり強く打ちつけて撮影されたようです。

ヨンウ 「本当にすまないことをしました」

監督 「鼻血も本物でしたよね」

ヨンウ 「はい、メイクじゃありません」


監督 「鼻血で拇印を押すシーンはうちの社長のアイデアだったのですが、採用することに決めた理由は、この映画では <手> がとても重要な要素であるからです」



beautiful コメンタリー08
こちらのシーンは釜山にあるナイトクラブでのロケだそうです。営業終了後にお借りして、夜中にエキストラをいっぱい集めての撮影だった、らしいです。(大変だなぁ~)



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カン刑事が寝たきりの妻の身体を拭いてあげるシーンです。臥せっているのは実際にジヘさんのようですよ。臥せっているだけなので、眠ってしまいそうで大変だったとか ( ´艸`)


監督 「もっとひどい床ずれに見せようと思っていたのですが、最近では看護・介護体制がきちんとしていて寝たきりの人でもそれほどひどい床ずれにはならないのだと言われたので、こういう感じになりました」



beautiful コメンタリー10
次に出てくるのが考試院(コシウォン)です。司法試験合格を目指す人たちが寝泊まりしながら勉強するための、広さから言うとカプセルホテルみたいなものだと思っています。(この映画の中の部屋はそこそこ広さがありますが) そこに住み込んで勉強だけに専念するのが一般的なのですが、『ライフチェイサー』 のジェグは家族のために働きながら勉強していて力及ばずだったと言ってましたね。司法試験の難しさはいずこの国も同じようです。


今でもソウル大の周辺などに考試院街があって多くの若者がそこで寝起きしながら試験勉強をしているのですが、なんと最近、司法試験を廃止する案が出てきて騒ぎになっています。司法試験だと門が狭すぎて弁護士が増えない。ゆえに弁護士が超特権階級になってしまうし、貧しい人たちは弁護料が高くて訴訟を起こすこともできない。だから司法試験を廃止して、ロースクールを卒業すれば簡単に(合格率8割)弁護士になれるようにして弁護士を増やそう、という意図だったようなのですが、ロースクールの学費はとても高額なので、結局金持ちの子どもしか通えない、司法試験が唯一貧乏人の人生一発逆転のチャンスだったのに! と、反発が強まっているとかなんとか。 あ、余談が過ぎました。ごめんなさい ^^;;;



beautiful コメンタリー11  beautiful コメンタリー12
映画本編では、ここで初めてミヌがスヨンに出会うことになっていますが、当初は銭湯ですれ違うのが最初の出会いになっていました。削除シーン映像にあります。


監督 「さらにこの場所ですが、考試院を出てすぐのところに急な階段がある場所、というのを全国各地探し回ったのです」

ミン 「この場所がどこか知りたいという質問がインターネットにたくさん上がっていました」

ジヘ 「はい、そうでした」

監督 「ソウルの隅々まで探して見つからず、釜山でのロケになりました」



beautiful コメンタリー13

スヨンが落としていったリンゴ。どうしてリンゴなのかというと、アダムとイブの原罪というイメージを投影させる意図もあったのだそうです。ミヌとスヨンの間に横たわる原罪。



beautiful コメンタリー14

スヨンの恋人役のこの男性。ジヘさんが卒業された大学(建国大学 映画芸術学科?)で教えていらっしゃる方だそうです。教授まではいかないけれど先生。

さらに、『ビューティフルサンデー』 という同名のお芝居で主役を演じていらっしゃったとか。



レイプシーンはわざと、できる限り簡潔に、あっさりと編集した、とのことでした。「ミヌとスヨンの間にこういう事件が起こったとわかればいい」という判断をしたそうです。



beautiful コメンタリー15

事件の後のミヌ。

監督 「このシーンは相当撮り直しましたよね」

ミン 「最終的には一番集中力の高かった最初のテイクが使われたようです」


監督 「ミヌが自分のふとももにシャーペンを突き立てるところでは、Gパンがいちばん彼らしいと思ったのですが、Gパンでは上手く血が滲まなくて、仕方がないのであきらめました」



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ヨンウ 「このシーンも、すごくたくさんいろんなバージョンを考えて悩みました。結局、どれが一番良かったのかわからないまま演じたので、やり残した感があります」


医者に土下座して妻のことを頼む、というのはヨンウニムのアドリブだそうです。



beautiful コメンタリー16
物語のカギを握る脇役、オ・ジョンセさん。ニムと個人的に親しくされているようで、今も同じプレインTPCのメンバーです。

カン刑事の妻の病室を訪れてふいに布団をめくってみるしぐさなどもアドリブらしく、

「ジョンセさんは人生の50%がアドリブです」 と、ヨンウニムがみなさんを笑わせていらっしゃいました。




さて、今日はこのあたりまで。  その2につづく。