SPORTS Q インタビュー 2014.11.24 | パク・ヨンウ☆だぁ~い好き(*^^*)  

パク・ヨンウ☆だぁ~い好き(*^^*)  

パク・ヨンウ氏にぞっこんの
ハギのブログです。
出演作品を通して、
彼の魅力を徹底分析しましょ♪       

こんな素敵なお写真が5枚も! まだ他にあったなんて ( ´艸`)

すでにご存じの方もたくさんいらっしゃるかもしれませんが、ハギは昨日初めてお目にかかったのが嬉しくて、遅ればせながらご紹介させていただきます ラブラブ 2014年11月24日の記事です。





芸術家人生の二重奏 パク・ヨンウの「春」


神経質だった俳優 パク・ヨンウが変わった。

海外映画祭での受賞連絡を連日伝えてくる 『アトリエの春』 で、彫刻家にとって致命的といえる手足の麻痺を伴う病に蝕まれ生きる希望を失いつつあるジュングとして戻ってきた彼は、以前とは異なり、開放感を感じさせる。人生と芸術を洞察する 『アトリエの春』 同様、真理を見抜く目を持った男に成長していた。


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◆希望を失った彫刻家ジュング... 虚脱の沼に溺れた俳優 パク・ヨンウ


映画は、これといって希望というものが見出だせなかった1969年を背景に、療養のため故郷に戻った40代の有名な彫刻家ジュングと、彼の看護につとめる献身的な妻ジョンスク、家庭内暴力に疲れてジュングのヌードモデルになるミンギョンの物語を、静かに映してゆく。

「シナリオを受け取ったとき、一般的に魅了されやすいセクシーな女ではない、むしろ純粋さが魅力の女性という印象を持ちました。食べ物で言うと薄味で飾り気はないけど美味しくてついつい手が伸びてしまうような」


役への感情移入は自然にできた。芸術と生きることに対するジュングとパク・ヨンウの苦悩が同じだったからだ。彼もまた、これまでの人生を振り返って虚しさにさいなまれていた時期だったので、監督からも 「ヨンウさんはありのままを演じれば(感情的に)うまく共感できるでしょう」と助言された。弱り目に祟り目、皮膚の状態も良くなかったので、病に苦しむジュングを表現するにはもってこいだった。


チョ・グニョン監督は、映画 『今、愛する人と暮らしていますか?』 で、主演俳優と美術監督として出会っており、信頼していた。


「大幅に減量したかったのですが出来ず、デッサンの練習時間も足りなかったので残念でした。それでも作品の中にでてくる素描画は、専門家に描いてもらったのではなく、自分で描きました。監督も驚いてましたよ(笑) ほんの数か月習っただけで自分の色を出して描ける人は珍しいって。でも最近は、絵画より音楽に関心が深くて、前からやってきたドラムに没頭しています」


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◆ 20年の演技人生、軟弱な若者から狂気漂うキャラクターまで


軟弱な夫ドンウ(オルガミ)、強圧的なエネルギーを発するキム・イングォン(血の涙)、小心な独身男ファン・デウ(甘く、殺伐とした恋人)、カン刑事とキム刑事(ビューティフル・サンデー、静かな世界)、情に厚く多感なホテリアー ミンジェ(今、愛する人と暮らしていますか?)、朝鮮最初の外科医ファン・ジョン(済衆院)、鳥肌が立つような匿名の男(The Phone)、特ダネに執着するドキュメントPD(カエル少年失踪、殺人事件)、硬派な白馬の王子イ・ウジェ(わが愛しの蝶々夫人)


20年におよぶ彼のフィルモグラフィーを紐解いて見れば、ダークなスリラーから明るいロマンチック・コメディ、軟弱な男から狂気漂う人物まで、両極端な作品、キャラクターを自由自在に渡り歩いてきた。適切なタイミングでコンスタントにヒットを飛ばしてきた役者なのだ。

そんな彼が、虚脱感にさいなまれてもがいていた1年前、『アトリエの春』 の撮影は彼にとってターニングポイントとなった。


「自分は実践するタイプだと思ってきました。他人に後れを取らないよう努力してきたつもりでした。数年前まで、あんなふうに、そんなふうにならなければと苦悩し、大物になりたいと思っていました。行動はしていましたが、怠惰に負けることも多かったのです。これまでは仕事のことばかり考えて、仕事以外については<忙しいからそのうち>で過ごしてきました。行動が大事だと言いながら。生きることと演じること。仕事と私生活もつながっているのに、それを別々に考えてきたせいで苛立ちが限界に達しました。今は、苛立ちをコントロールする方法もわかりましたよ」



◆怠け心、苛立ちを抑えて実践へ…健全な作品活動に期待


ジュングの内面にまで入り込み、草色の原っぱに広がるあぜ道を静かに歩く。芸術の完成度に執着して生み出した非の打ちどころのない全身像を一瞬で壊してしまった後、彫像に喜怒哀楽が宿る人間の顔を刻みながら、彼もまた変わった。


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「最近ではジュングの気持ちをもっとよく理解できるようになりました。目と耳と頭だけで、見て聞いて考えるのではなく、心で受け止め実践してこそだとジュングは気づいて、命の中で芸術をするようになったでしょう。怖かったし、不安だったけれど、結局はそのことに気づいて変わったんです。実践する瞬間、多くのことが変わるということを、この作品を通して確認しました」


妻として息の合った演技をみせたキム・ソヒョン。モデルとして内なる共感を成したイ・ユヨンについては、「二人をキャスティングした監督の決定に敬意を表します」と絶賛した。


「強い女性、暗闇より光を想う人物ジョンスクを演じたキム・ソヒョンは、この映画のファンタジーを充足させました。ファンタジーが存在するのは、成さぬ現実のせいです。だからこそファンタジーに熱狂するのですが、それを上手く表現しきったのです。ソヒョンさんは納得できないと動かない自身の価値観がはっきりしている役者ですが、きっぱりと下ろして撮影に臨みました。新人のユヨンさんもまた、監督に信頼してすべてを任せた状態で演技に集中しました。二人をみていると、この映画がとてもうらやましく思えました」


『アトリエの春』 が海外有数の映画祭において、作品賞、撮影賞、主演女優賞を次々と受賞したのは、最高のスタッフがそろった成果だ。美術を専攻してきた監督は単純に美しい色合いと質感を追求したのではない。キャラクターの心理をもっとも上手く表現するために苦悩する監督であったことが、この映画を通して証明されるのだと断言した。7月から9月という真夏の撮影が一瀉千里に進んだのも、プロたちが意気投合した成果であると、何度も強調した。


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◆2部作ドラマ 『こいつ』 では労災専門労務士を演じ、逆転の面白さを発散


『アトリエの春』 の後、来月にはSBSの2部作ドラマ 『こいつ』 で視聴者の前に登場する。産業災害専門の労務士イ・ジェグが、一人の男性の死にまつわる事件を解決してゆきながら自分自身を振り返り、真面目に仕事に取り組むようになっていく。司法試験に失敗したしこりを心に残し、妻とは別居中のジェグは、ダラダラと生活のためにだけ働いていた状態から、情熱と人間らしさを取り戻してゆく。


「悩みながら、悠然とできるようになりました。恐怖心もずいぶんなくなりました。成熟した演技ができるようになったのではと思います。私はまだ、100分の1も魅せていません。とても空腹です。ドラマ、長編・中編・短編映画、何でもいいので優れた作品をたくさんやりたい。これからはとても多彩に健全な姿で作品を創っていきます」


[取材後記]

このデリケートな感受性を持つ俳優は、一時、「脳みそのない俳優が身体を鍛える」と信じていたほどだった。健康な肉体、成熟した演技、目の輝き、それらすべてがそろってこそ、優れた俳優になるのだと悟った。あと少し早起きして朝ご飯を食べ、皿を片付けて楽しむことができたら、演技ももっと良くなるのではないだろうか。昨日よりも今日の演技がさらに良くなり、昨日よりも今日最善を尽くしたい、というのが俳優パク・ヨンウの願いだ。


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元の記事はこちら。
http://m.sportsq.co.kr/news/articleView.html?idxno=25444