これこれこれ~
ハギがだぁい好きなカットのひとつ。2008年2月号のinter+view 表紙☆
タテヨコ比の調整がなぜか上手くいかないので、そのまま載せちゃう。
いいよね、右側少し見えなくても、ニムじゃないし・・・(爆)
彼が彼女に近づく
interviewer: パク・ヨンウ(ヨ) interviewee: イ・ボヨン(ボ)
ヨ: うん・・・ボヨンさんについて聞きたいことか・・・ 家族構成は?
ボ: 本気で聞きたいと思って聞いてる?
ヨ: 長女? 末っ子?
ボ: だから本気なの? 前に弟がいるって申し上げましたけど。
ヨ: そうか、長女なんだね。
ボ: ヨンウさんはお兄さんがいらっしゃるんでしょ。故郷は天安。血液型はB型。
でしょ?! 私はぜぇんぶ覚えてるわよ!
ヨ: うん、うん。・・・ご両親は何をしてらっしゃる? 実業家?
ボ: あはは、これって何。お見合いの席みたい。
ヨ: わかった、わかった。 じゃあ、この映画のシナリオを読んだときどうだった?
ボ: うーん・・・
ヨ: 電話がかかってきたからあっさり決めたって? うははは。
冗談冗談。チュンジャが気に入ったから引き受けたんだろう。
ボ: このキャラって独特でしょ。実に単純。最後まで反省の色がない。
好きなものがみつかると、最後までそれだけ見て生きていく。
だから演技するのも楽だった気がする。感情の起伏がほとんどないから。
ヨ: チュンジャは魅力的だよ。セクシーでありながら可愛いし、すごくあっさりしてる。
思ったことを素直に口にするけど嫌みがないんだ。
実はね、君が出演した作品、全部観たんだ。
ボ: 本当? 私もいつの間にかヨンウさんの作品を全部観てたのよ。
ヨ: そうなの?
今だから言うけど、最初のうちは少し不安だった。今まで演じてきた役とかなり違うから。
チュンジャのカラーを引き出してやれるかって。だけど・・・
どうしてもっと早くに、こういう役を演らなかったんだろう? わははは。
ボ: イメージ管理を考えて? えへへ、冗談よ。
チュンジャになるために、生まれて初めて真っ赤な口紅を引いたわ。
途中途中にモニターしても、自分が自分じゃないみたいに思えた。
ヨ: そういうのって、正直少し負担を感じない?
ボ: 負担? 別に。個人的に変身しなくちゃって気はなかったもの。
私がまあ、怖いもの知らずだからか、最初は「普通に演ればいいんでしょ」って思ってた。
実際やってみると上手くいかなかったけど、へへ、それでも撮影は楽しかったわ。
ヨ: 何が一番つらかった?
ボ: 鼻音を出すのが。
ヨ: 上手にやってたじゃない。
ボ: 最初の撮影では10テイク以上撮ったの。鼻音が上手く出せなくて。
なまめかしい愛嬌なんて、もともと私のスタイルじゃないし。
自分じゃ鳥肌が立って死にそうなのに、周りからはその倍頑張れって。
私のせいで進まないのが申し訳なかった。
これじゃダメだわ、何とかしなきゃって思ってたら、ふとできるようになったの。
自分でも無意識のうちに、「あら~」って、自然に。
ヨ: この映画では歌も歌うしダンスも踊るだろう。どうだった?
ボ: こんなこと言うとみんな信じてくれないんだけど、生まれてから一度も踊ったことなかったの。
しなっしなっって腰をふることすらなかったのよ。
ダンスは舞踊の先生について習い、歌は、この作品をやったことで素質のないことがわかったわ。
ビブラートも全然上手くできなかった。
ヨ: プライベートではどんな歌を好んで歌うの?
ボ: 静かな曲。テンポの速くないの・・・
ヨ: 役者になってよかったって、どんな時に思う? ギャラをもらう時? うはは。
ボ: ビンゴ! へへ、まだ真剣に考えたことない。
大学4年で就職しようとあちこち願書を出してたときに、演技の道に進もうって決めたの。
単純に、職業のひとつとして役者を選んだわけ。
他の役者たちのように、ひもじくても演技だけは続けたい、っていう
燃えるような意思はなかったと思う。
代わりに、自分が選んだ以上は一生続けていかなきゃって思ってる。
それに、最近は演技についても少し考えるようになった。
最初は、生まれたばかりの子犬がトラの恐ろしさをしらないように
言われるがまま何も考えずにやってきたけど、新人っていうレッテルが剥がされて
だんだん怖さを感じるようになってきたの。上手く演じたいという欲も出てきたし・・・
ヨ: もともと何か夢はあったの?
ボ: 大きな目標を立てて進んでいくタイプじゃないの。その場その場で精一杯やればいい主義。
即興的かしら? 当時は卒業して1年程度で結婚するのが夢だった。良妻賢母になるのが。
ヨ: 役者としての夢があるんじゃないの? 漠然としてるものでも。
ボ: ずっと後になって、テレビをつけたときに、年とっても演技を続けている自分の姿が見られれば
すてきね。具体的に考えたことはないけれど。ただ、長く続けたいとは思う。
ヨ: 2008年、新年の計画は?
ボ: さっき言ったじゃない。私は大きな目標なんて立てないタイプだって。
去年、料理学校を三日坊主で辞めちゃったから、通いなおす? パンも手作りして。
ヨ: パンを自分で?
ボ: 去年ほんの少し習って辞めちゃったのよ。旅行にも行きたい、かな。
ヨ: 旅行はいいだろう。旅先で何するの?
ボ: 私を知ってる人が誰もいない土地で、気の向くままに過ごすのが好き。自由に。
ヨ: じゃあ僕たち、竹島にでも行く? わははは。
ボ: 何よ、面白くないわ。
彼女が彼の手をとる
interviewer: イ・ボヨン(ボ) interviewee: パク・ヨンウ(ヨ)
ボ: 私、ヨンウさんに聞きたいことなんて別にないんだけど、えへへ。
だって、私たちってこれまで何度も共演の話が出てきたじゃない?!
今回も、相手役がパク・ヨンウだって聞いたときには「また?」って思ったもの。
知らないうちに、ヨンウさんとはいつか共演するんだろうなって思ってたのが実現したのよ。
ヨンウさんはどうですか?
ヨ: 僕は相手役がイ・ボヨンだって聞いたから引き受けたのに。
過去に話が出たときもすごく期待してたのに・・・やっと実現したから嬉しいに決まってるだろ。
それと、これまで『ビューティフルサンデー』みたいに憂鬱な作品をたくさんやってきたせいか
作品に同化してしばらくの間気分が憂鬱だったんだ。
気分を晴らしたかったし、面白い作品をやりたいって気もあったところへ、『ワンス』がやってきた。
今回は本当に楽しくやらせてもらったよ。
ボ: 何がそんなに楽しかったの?
ヨ: ストーリーもそうだし、ポングも愉快な奴だった。共演者のみなさんもスタッフもよかったよ。
本当に、楽しかったという記憶しかない。
さらに今回は、ひとつの作品の中でも様々なキャラクターを演じられたのも嬉しかった。
役者として、実に気分のいいことさ。言葉どおり、役を立体的に描くことができるんだから。
ボ: ふてぶてしい感じのポングは、女性が好みそうなキャラクターよね。
ヨ: 女性はふてぶてしい男が好きなのか?
ボ: ああ、もう、そういう意味じゃなくて、ポングは手に入りそうで入らない、そんなタイプでしょ。
女はね、純真な人より少しぐらい浮気癖もあって、どこへ飛んでいくかわからないポングの
ような男に惹かれるのよ。
ヨ: どうしてそんな悪い男に惹かれるんだ? 僕は従順な女性の方が好きだな。
ボ: それはそれとして、、、ヨンウさんはポングをどんな人物として見せたかったの?
ヨ: まずは、憎めない奴。これは、どんな作品の役でも思うことだけど、観客には愛されなくちゃ
いけないと思ってる。ポングは、そういう部分で危険指数が高いじゃないか。
浮気者の上に人をだましもする。
だから、憎らしいことをしても愛嬌を添えてみせるとか、時々はどん底に落ちるとか、
弱点もみせながら、憎まれないように気をつかったよ。
ボ: 私がヨンウさんと一戦交えるシーンは1回だけだけど、ヨンウさんはアクションシーンがたくさん
ありましたね。しんどくなかったですか?私は1回でくたくただったんだけど。
ヨ: あの時はほとんど徹夜で撮影してたから、とてもしんどかったよ。
アクションシーンは、しんどかったというより面白かったよ。
アクロバットやヤマカシ(素手でビルを登ったり建物の間を縫うように移動するエクストリーム
スポーツの一種)だったから。
男の子ってわけものなくレスリングを始めたりするじゃない。
そんなときみたいに楽しみながら撮れたよ。
ボ: 怪我はしなかったんですか? 私はアクションスクールで受けたレッスンで足の爪がはがれたわ。
ヨ: そうだったの? 僕はどこも怪我してない。ただ歯が欠けただけ。
キム・スヒョンさんが事前の打ち合わせもなくいきなり頭を上げたせいで欠けちゃった。
でも治したから何でもないよ。
ボ: マジックも習ってたでしょ。
(いきなりヨンウが紙を燃やして消すマジックを見せた)わぁ、もっとやってみて!
ヨ: たくさん習ったわけじゃないんだ。
役者は常に浅く広く、君も知っているとおりだよ。
それでも、職業柄いろんなことを学べるのは幸運だと思うよ。
実際、プライベートな時間と楽しむ余裕はあまりない職業だし。
だけど作品を通して、いろんな趣味を体験できるのがいい。
時間が取れるときには時々楽しんでいる乗馬も、『MUSA』をやったときに初めて馬に乗り、
『武人時代』でも何度か経験したからこそ、今の僕の趣味になってる。
ボ: ヨンウさんは俳優という仕事が気に入ってる?
ヨ: 僕は、あえて言うなら演技によって生まれ変わったんだと言うことができる。
演技することで、自分という人間を知ることができたんだ。
それまでは、本当に生きる目的も理由もなかったのに、演技することを通じて、自分に
こんな感情も持ってたんだ、こんなふうに生きてきたんだなぁ、これからはこんなふうに
生きて行けばいいんだなってわかってきたんだ。
そして、誰かが僕の演技を見て自分の人生のターニングポイントにしたりするじゃないか。
たまにだけど、そんなことが起こるんだ。
それを確認するたび、すごく驚くんだけどね。
他人の人生に影響を及ぼすなんて、すごいことだって。
ボ: どんな俳優になりたい?
ヨ: いい俳優。そうなるためには、いい作品にたくさん出会わなきゃね。
いい作品を選ぶことができる賢い役者になりたいよ。
役者としては、大衆に好かれなければ成り立たないんだけど、そのためにブレるのはいやだ。
たとえばロマンス俳優はつねにそのジャンルばっかりやらなきゃいけない、とか・・・
僕は、作品さえよければ、低予算の映画でも出演するよ。
ボ: ヨンウさんも生涯演技を続ける?
ヨ: もちろんだよ。ひとつ希望があるとすれば、俳優をやり続けながら人生を終えること。
当然、失うものだって多いだろうけど。
他人の人生と、与えられた環境について研究しながら生きていけば、間違いなく僕の人生も
満ち足りたものになると思うよ。
それが僕の人生の一部だって考えながら、積み重ねていくんだよ。
積み重ねれば積み重ねるほど、僕の人生にもプラスになる。
ボ: 年取ってからの自分が演技してる姿を想像したことはある?
ヨ: どれだけ髪が薄くなってしわが増えているかは想像したことないけど、その年になって
経験しなければならない侮蔑感については考えたことがあるよ。
役者として、一番大衆から支持を受ける絶頂期があるだろう。
だけど関心の中心は普遍的に新世代に照準が合っているものなんだ。
そんな中で感じる侮蔑感を平常心で受け止めることができるだろうかって。
ボ: ううん、、、ヨンウさんが演技の道を選んでなかったら、何をしていたのかしら?
ヨ: 前に受けたインタビューで、フライドチキンの店って答えたことがある。
ボ: ホントに? それは知らなかったわ。どうしてなの?
ヨ: 好きだからだよ。演技ほど僕に快感を与えてくれるものはないからね。
それができないとしたら、僕が大好きで美味しいチキンでも気が済むまで食べるしか
ないじゃないか。違う?
(訳文文責:ハギ)
イ・ボヨンさんは、ヨンウニムと一緒に撮影しながらも、一度もニムに "男" 感じなかったって
言い切るんだよねぇ。
ニムを目の前にして、彼の一挙手一投足、彼の息遣いを感じながら、ヨンウアリに感染せずに
すむこと自体ハギには地球の七不思議以上に不可解なことなのだけれど・・・
あっはぁ。。。それにしても
表紙のショットっはほんっとーに、ハギ好みなのですぅ・・・