(とっても意地悪そうな)担任の先生に写真を撮ってもらい
学校を出たチョンホとスヨン。
「学校まで来てくれたのはおじさんが初めてよ。お母さんは入院していて来れないの」
そんな話をする間も、時々目がかすんでしかめっ面になるスヨン。
「お母さんはスヨンのことを、とても誇らしく思っているよ」とチョンホが言うと、
「どうしてわかるの? お母さんと話せたの?」とスヨンが訊きます。
チョンホは「おじさんの秘密を教えてあげようか」と、スヨンの耳に何かをささやきました。
ぐんと仲良しになれた二人。スヨンが前から行ってみたかった遊園地に行きました。
「おじさん、写真の撮り方を教えて」 スヨンがチョンホのカメラを借りてファインダーを覗きます。
チョンホが気づいたときはまだ少し息がありましたが、すぐに死んでしまいました。
「どうにもならないことに、手を出すべきじゃない。かえって苦しめるだけだ」
ミンヒの悩みを聞いてあげようとしたことが彼女の自殺につながってしまったことを、今も後悔しつづけているチョンホが悲痛な叫びを上げますが、そんなことはつゆ知らないスヨン
「助かる見込みがなかったとしても、子供たちにお母さんを返してあげなきゃ。おじさん、ひどいわ」
「いつかはみんな死ぬんだ。母鳥も、子供たちも」というチョンホに
「私のお母さんは死なないわ!」と、スヨンは背を向けてしまいました。
せっかく一歩近づけた二人だったのですが・・・
一方、福祉館の男性職員を尾行するキム刑事。
児童書をゆっくりと見て回る彼に注視しながら、何気に手に取った本は『神秘的な超能力の世界』( ´艸`)
そこへ、署から携帯に連絡が入りました。
逃走したチャンベが事故に会い、病院に搬送されたとのことです。
看護師の話では、すぐ前の横断歩道で女性のカバンをかっぱらおうとして事故に会ったのだそう。
「身元の確認をしようとカバンの開けると、たくさんの財布が出てきました。
血液検査の結果、麻薬成分も検出されています」とも。
「なんだこいつ、とうとうヤクにも手をだしやがったか」と班長。
スヨンが写してくれた自分の写真の笑顔を見てひとこと。「おまえは笑っちゃいけない!」
ひとり寂しく登校するスヨンの後を、キム刑事が護衛(?)します。
「お花がきれいだね。何ていう名前?」と話しかけてみますが
「花の名前? 私の名前?」と訊き返されて会話は途切れました^^;
お母さんの病院から帰る途中でめまいを起こし倒れてしまったスヨン。
車道を挟んで見守っていたキム刑事が気づき、走り寄ろうとしたとき、白い車が急発進してキム刑事を跳ねました!
そして車はスヨンを乗せて連れ去ります。
夜中に目を覚まして部屋の電気を点けようとするチョンホ。おかしいな、電気が点かない。
暗室から漏れてくる光に気づいて扉を開けると、首を吊ったミンヒがそこに・・・?!
スヨンの部屋を覗きましたが空っぽであることに気づいて焦りました。
母親の病院で眠ってしまったのかと駆けつけましたが、そこにもいません。
病院から出てすぐの歩道脇に、チョンホがスヨンに貸したカメラが落ちていました。
病院のベッドの上で気がついたキム刑事。「スヨンは?!」と叫んで飛び起きます。
チョンホにも、男性職員を尾行させたチェ刑事とも連絡が取れません。
まさか、チェ刑事にも何かあったのでは?!
警察署の前でキム刑事の帰りをまっていたチョンホ。「スヨンはどこだ?!」と詰め寄ります。
「何度もお電話したのですが、出て下さらなかったので連絡が取れませんでした。
犯人を尾行させてチェ刑事とも音信不通です。私も、こんな目に合ってしまいました」
男性職員を ”犯人” と言い切り、腕の包帯を見せるキム刑事。
「心配されるお気持ちはわかりますが、自宅に待機していてくださったほうが」と説得する班長。
「僕のせいです。僕がスヨンを失望させてしまったからだ」と悔やむチョンホ。
遺体はやはり水に浸けられていましたが、スヨンではありませんでした。
チョンホを自宅に送り届けたキム刑事のもとに、後輩チェ刑事から電話がかかってきました。
「おまえ、無事なのか?! どこにいるんだ、連絡はきちんと入れろ!」
一日中、男性職員を尾行して孤児院や幼稚園を歩き回ったというチェ刑事。
と、いうことは、犯人は男性職員ではない???
すぐに尾行は中止、警察署に呼び戻されました。
チェ刑事が、新たな犠牲児童の報告を受けていると、退院したチャンベが挨拶にやってきました。
「ところでおまえ、ヤクにまで手を出してるのか?」という班長の質問に、「ヤクなんてまさか」と答えるチャンベ。
「これこれ、きのこ。俺は死ぬまできのこは食べない。あの家に入ってきのこのシチューを飲んだとたん、おかしくなったんだ。それがよぉ、気分はもう、最っ高なんだけどよ・・・」
そう、麻薬成分は特別なきのこにも含まれているのです!
自宅の洗面所で、鏡の中に現れた高校生の自分と対峙するチョンホ。
高校生のチョンホは言います。
「おまえだったわかってるじゃないか。おまえに出来ることなんて、何もないんだ」
「それは違う!」と鏡を叩き割ったチョンホ。
テープに収められているのは、殺された少女たちが楽しそうに遊ぶ映像。
「おまえ、このテープをどこで手に入れた?!」
テープの発見された家に急ぐ刑事たち。
チョンホに何度も電話をかけますが、チョンホは電話に気づきません。
入れ違いにチョンホも警察署にやってきて、新しく発見された証拠のビデオテープを見せてもらいました。
テープに写っている少女たちが遊んでいる場所は、スヨンのアルバムにあった "天使の家" です!
「お姉さん、ここはどこ?」と不安がるスヨンに
「だめよ。私が守ってあげる。大丈夫だから」と、狂気じみた様子のユジン。
「家の所有者がわかりました。チョン・ユジンです。福祉館の」
「何だって?!」
急いで家の中に押し入る刑事たち。
家の中はもぬけの殻でしたが、出てきた子供たちの絵の中に、天使の家を描いた作品を発見。
そうだ、天使の家だ! キム刑事も急行します。