ペク・ジヨンの PEOPLE INSIDE。
韓国版『徹子の部屋』とはKarinさんの命名(爆)
徹子さんと比べるのは申し訳ないほど若くて綺麗なジヨンさんですが、
トークの腕前には定評のある名MCです^^
『蝶々夫人』が決まるまでの、ちょっと長かったオフの間に行われたインタビュー。
まるまる45分、ヨンウニムの魅力たっぷりのトークを、
ハギのもてる知識と技術で最大限に再現してみましょう~ (うまくいくかしらん?!)
とても長いので、3回に分けます。まずは前編。
ペク・ジヨンさん=J
われらがヨンウニム=Y
J:ペク・ジヨンのPEOPLE INSIDE へようこそ。
Y:光栄です。
J:本当ですか?そう思われますか?
Y:はい。僕を含めて、同世代の男性であれば、おそらくほとんどの人がそう感じると思います。
あこがれのペク・ジヨン先輩ですから。
J:あら、私が理由で?
Y:みんなとっても好きだった、今も大好きな。本当に光栄です。
J:ありがとうございます。
J:PEOPLE INSIDE は、私と同じ時代を生きている人たちの中で、成功している方、
一生懸命前進していらっしゃる方をお一人ずつ招待して、コレクションしているんです。
J:最近お忙しいですか?とても熱心にジム通いされていると聞きましたが。
目に見えてがっしりされましたね。見ようと思わなくても目に入ってきて・・・
二の腕の太さも全部筋肉なんでしょ。
Y:生まれてから今まで、こんなに体重を増やしたことはありません。
J:あら、そうなんですか?普通のときと比べて・・・
Y:平均体重と比べると10kgぐらい重いです。
一番醜い姿で先輩にお会いすることになって申し訳ないです。
J:いえいえ、ガッツリと筋肉なんだと思いますよ。
J:健康なときには健康の大切さに気づかないものでしょう。
Y:ええ
J:少し調子が悪くなったときに、健康のありがたさに気づくんですよ。
Y:そのとおりです。
J:でも、今までそんなことはなかったでしょう?
Y:先輩俳優の中には、苦しい経験、つらい経験を積んでこそ、いい演技ができるんだという方がいます。
そういうふうに言うのが流行った時代もあって、無理やり自分を壊そうとしたことがありました。
お酒も無理に飲んで、タバコも無理にたくさん吸って。
どうして僕はこうも肌がツヤツヤしてるんだって悩んで。今はそんなことありませんが。
J:つややかでハリのある皮膚をわざと・・・?
Y:ええ、わざとシワが寄るようにしたくて。
J:本当ですか?
Y:はい。そんなことをして、しばらく健康状態のとても悪い時期がありました。
J:今は逆ですか?皮膚にハリとツヤがないといけないのに・・・
Y:今はそうです。もっとハリを保てればいいのにって(爆)
J:当時はそんなふうだったんですね。
Y:はい、だから健康の大切さを少しは知ってるつもりです。
J:お酒を飲んでタバコを吸って、、、そんなことしてみたところで演技が上手くなるわけではなかったでしょう?
Y:はい、全然。
J:じゃあその時期はいったい何だったんでしょう?
Y:若気の至りというか・・・でも、誰しも通らなきゃいけない過程だったように思います。
J:少し前に『時間の森』を拝見しました。
Y:見ていただけましたか。
J:tvNでドキュメンタリーとして放送された後、劇場公開されましたね。
テレビバージョン、劇場バージョン、両方ご覧になりましたか?
Y:恥ずかしくて最初は見なかったんですが、最後に試写会をやったときに見ました。
J:独特ですよね。ドキュメンタリー映画。
Y:こんなふうに仕上がるなんて、僕も思いもしませんでした。
J:では、最初はどうして出演をを決めたんですか?
Y:ただ旅行に行こうという気持ちしかありませんでした。
J:監督は何と説明されたの?
Y:監督からも「旅行に行こう」と誘われてOKしました。その旅行にカメラがついてきた、そんな感じです。
ちょうど精神的なストレスも解消したかったし、旅行でもしようかと思っていたところに
親しくさせていただいている監督から旅行の誘いがあったので、とても嬉しかった。
=いつも時間は記憶を与え、いつも記憶は時間を生み出した= (時森映像)
J:『時間の森』の最初の場面で、旅行中の目標というか、ずいぶんたくさん書き出していらっしゃいましたね。
その中で笑えたのは、「電話番号をたくさんGETすること」
それを見ながら、どうしてこんなことを目標にされるんだろうって思いました。
今まで電話番号の交換を、あまりしてこられなかったのかしらって。
Y:(笑)昔に比べれば、性格もずいぶん砕けたのですが・・・
J:人と会話したり親しくなるのが苦手でいらっしゃるのね。
Y:ええ、昔はひどい人見知りでした。相手の反応を気にしすぎるというか。
こんなこと言えば気を悪くするんじゃないか、とか。変な奴だと思われないか、とか。
J:だからって、誰彼なく電話番号を聞いて回るわけにもいかないでしょ。
決心してからどんな行動を?
Y:なんとなく・・・もらいました(笑)
J:アドレス帳の登録はずいぶん増えましたか?
Y:ん~、昔よりはずいぶんと人間関係が広くなりました。
J:女性といるときに緊張しない、そんな一文もありましたよね。
Y:ありました。
J:緊張されたんですか?
Y:引っ込み思案な性格もあって、、、女性、ん~女の子?
不思議で、理解できなくて、自分とは何かが違う存在だと。
壁を感じました。リラックスして接することはできませんでしたね。
J:変わりましたか?
Y:はい、以前に比べれば。
J:あのリストを作成されたのは2年前ですよね。
2年前にはリラックスできなかったから書いたんでしょう?
Y:(苦笑)そうですね
J:ところであのリストは、事前に準備していったものではなく、行ってから書かれたんですか?
実際に、リアルなドキュメンタリー?
Y:完全に、100%とそうだと思っていたんですが、監督は基本的なストーリーを持ってらっしゃいました。
特に、男女間の、異性間の感情の交流を作品に入れたい、ということを後で言われました。
J:後で?
Y:女優さんが出演されることも、後から教えられました。
J:現地に行ってから?
Y:最初は全く教えてもらえませんでした。
J:監督の意図に反して、恋愛感情は芽生えなかった? 芽生えそうだった?
Y:そんな感情は無理矢理作れるものではありませんから。
J:感情の交流はありましたか?
Y:はい、ありました。
Y:無理矢理、わざとらしいことはやめようって、僕にも期待するところはあるけれども
それについてははっきりとは言わないから・・・
J:観客はとてもラクに観ることができました。
Y:僕が一番恐れて、一番居心地が悪いのが、そういうことだと思います。
J:取材とか?
Y:本当に好きな人が現れたときに、良く見られたいし、自然に気持ちを通わせたいのに
うまくできるかどうかという不安、そういったもの。
J:ああ、あのときおっしゃったのは、そういうことだったんですね。好きな人ができたら上手くやらなきゃって。
Y:ええ、そうです。
J:過去に好きな人の前で、上手く立ち回れなくて失敗した経験をお持ちなのですね。
Y:数え切れないぐらいあります。
J:あら、私が痛いところを突いちゃったかしら?
Y:誰にでもある経験ですよ。
J:ジェシカ・アルバもそうです。
昔、ジェシカ・アルバが理想だとおっしゃってたでしょう?
Y:(爆) とにかく好きな人の名前を一人言えと言われて・・・思いつくままに言いました。
J:私が、数日前にジェシカ・アルバにインタビューしたんです。本当に愛らしい方です。
Y:ええ、とても美しい。
J:お会いになったことは?
Y:ありません。
J:実物にお会いになれば本当に可愛らしいですよ。
Y:結婚されましたよね?
J:ええ、子供が二人。彼女のことは諦めてくださいね。
ジェシカ・アルバって、とっても可愛くて魅力的で快活に見えるでしょう。
そんな彼女がこう言ったの。本当に好きな人の前ではバカにならなくちゃって。
誰しもそうじゃありません?
Y:ええ、そうですね。誰でもそうです。僕も同じです。
だけど、同時に二人ともがバカになれるとすごくいいのですが、それがなかなか難しいでしょう。
J:たしかに。
Y:どちらか一人だけがバカになると、ただのバカですから・・・
J:そうですね。
Y:それが難しい。
J:そんな経験もおありですか?
Y:自分がバカになることもあれば、相手がバカになることもあって、そういうときは悩みますよ。
J:今は恋愛中?
Y:恋愛は、いつも憧れています。しようと努力しています。
J:恋愛しなきゃ。
Y:ええ、しなきゃ。
J:苛立つこともありますか?
Y:はい、ときどき。自分を疑わしく感じることもあるし。
J:どういう意味でしょう?
Y:僕はどうしてこんなに人気がないんだろうって考えたり
相手をラクにしてやれないのはどうしてだろうと悩んだり。
J:一番難しいことだと思います、私は。たった一人を見つけ出さないといけないんですから。
J:本当にたくさん書き出していらっしゃいました。「俳優であることを下す」 俳優でいらっしゃるのに。
「俳優であることを下す」 どういう意図で書かれましたか?
Y:支離滅裂でしょ(笑)
J:いえ、ありだと思いますよ。
Y:ある意味ありえない話しだし、ある意味ありえる話とも言えますが、あのときは
特別悩んでいたわけでもなく、俳優を辞めてみたいと思って書きました。
ストレスが溜まっていたんだと思います。俳優であることに対して。
J:この仕事をとても愛していらっしゃるのに。
Y:特に、自分がどうしてこんなに他人の耳目を気にしなきゃならないんだということについてのストレス。
以前はそれほどでもなかったんですが。
J:他人の耳目や評判?
Y:はい。そういったものに対する極度のストレス。今も自由になったとは言えませんが、
あの頃はひどく悩んでいて、何かに追われている気分でした。
それで本当に好きな演技までもイヤになるほど・・・
J:いつからそんな症状がひどくなりましたか?俳優業を始めてからずっとそんな状態でしたか?
Y:今、あの旅行に感謝するのは、そういうものを受け入れられるようになったことです。
これから先も同じように悩むんです、きっと。そう思えてラクになった。
この先もきっと同じだということを、ラクに考えられるようになったのがありがたいし、
以前に比べてそんなふうに考えられるようになったことで自分自身が成長した。
一番大きかったのは、受け入れることを学んだことです。自分自身を受け入れる。
人間ですから、こんなふうに正直でいられるのは、
誰しも人間なら、いつもいつも笑っていられるわけではないし、いつもいつも悲しんでばかりもいられない。
だから僕もこうして正直になれるのです。
この先も腹を立てることがあるだろうし、この先も誰かを許せないと思ったり、会うだけでつらかったり、
そんな人間関係に出くわす可能性もあるのです。
でも心を開いて、そういう自分を認められるようになったというのが、大きいです。
J:そもそもこういうものだという・・・
Y:それに加えて、僕が誰かを先に許せるというのは、とても格好いいことではないですか?自分のために。
J:そうですが、なかなか上手くいかないでしょ。難しいからこそ、できたら格好いいですよね。
=他人の視線がわずらわしく、自分を表現することに対して消極的だった彼。
恋愛も下手で、愛する人と気持ちを通わせることが一番の望みだったという彼。
こんな恥ずかしがり屋な性格で、どうして俳優になったのかしら?
17年もの間、俳優として走り続けてきたエネルギーは、どこから出てきたのかしら?=
視聴はこちら
http://world.ahaidea.com/video/player.asp?idx=70807