タイトル
: Once apon a time in Korea (원스 어폰 어 타임)
ジャンル
: 映画(製作:ワンエンターテイメント)
上映開始
: 2008.01.31
監督
チョン・ヨンギ(정용기)
この監督の他の作品: 家門の危機、家門の復活
ヨンウ氏の役柄
京城最高の詐欺師
共演者
イ・ボヨン(이보영)、ソン・ドンイル(성동일)、チョ・ヒボン(조희봉)
終戦を目前に控えた1945年夏。
日本が負けるとわかっていた日本軍幹部は、せめてもの手土産に
『東方の光』と呼ばれる3千カラットの伝説のダイヤを探すことに躍起になっていた。
怪しげな骨董品を日本人に売りつける詐欺師 金村/ポング(パク・ヨンウ)と、
京城最高のジャズ歌手でありながら怪盗ヘダンファ(海堂花)という裏の顔をもつ
春子/チュンジャ(イ・ボヨン)は、発掘された『東方の光』を奪おうと、
『東方の光』歓送パーティー会場に忍び込む。
さらに、日本軍幹部を暗殺しようとする独立軍闘士も加わり、
テンポよく繰り広げられる痛快アクション劇の幕が開いた!
裏話
:
台本をみて「これは面白そうだ」と思った人は多かったけれど
この程度の予算でこんな大作を撮れるのか?!
ってところが非常に疑わしく不安、というのが皆の本音だったようです。
我らがヨンウニムも、ぜひ演ってみたい!と思ったものの
台本からイメージできる映像が本当に再現できるのか疑問で
初対面の監督を捕まえて4時間(~6時間、記事によってまちまち)
熱い議論を戦わせたことは、今では伝説のように(?)語られています^^;
相も変わらず熱い男!パク・ヨンウ!!
悪く言えばたしかにちょっと面倒くさいかも・・・
(とあるバラエティーでそんなテロップが流れていたわ ^^;)
でもでも、完全に恋に落ちてしまっているハギにとっては
そんな頑なで純粋なところも、とってもとっても素敵に見えるのですねぇ
あばたもえくぼ? 恋は盲目?
いえいえ、正真正銘えくぼだし、しっかりはっきり見えてるし~ @@
また、ヨンウニムに限らず、
「全員が主役だから、そのつもりで演じてくれ」との監督のオファーどおり
俳優さんひとりひとりが光って見える作品です。
わき役もベテランぞろいで満足^^
真夏が舞台の作品なのに撮影は10月~12月という寒い時期に行われたわけですが
そういう季節のズレを感じさせない熱演ぶりも圧巻!です。
ファン向け大サービスのお着替え&変身シーンは
クランク・イン後ほどなく撮影される予定でしたが
台本に「王字腹筋の見事な身体」と書かれていた(?)とかで
要求通りのボディを作るため、
ヨンウニム自ら撮影を後回しにしてほしいと依頼されたそうです。
2カ月後に出来上がった見事な身体!
ファンを骨抜きにするあのお着替えシーンには
ヨンウニムの役者魂が込められているのです^^
撮影現場でマンボの即席ダンスレッスンを受け、音楽もなしに踊らされたというあのダンス、
監督は「ヤルッ ハゲ(個性的に)」踊ることを指示したのに
ヨンウニムがあまりに「ヤ ハゲ(官能的に)」踊ったために大幅にカットされたのだとか。
「指示もないのに勝手にズボンを骨盤まで下ろしやがって」って
監督が笑いながらおっしゃっていた、なんて記事も(むぷっ)
編集前の官能的ダンスフルバージョンが見たいわぁ *^^*
(これを入れちゃううと観覧可能年齢が上がってしまうという理由から、
残念ですが特典ディスクにも収録されていません)
ハギのつぶやき
:
「痛快アクション劇を撮りたかった。
剣や銃が登場しても自然に受入られる背景としてこの時代を選んだ。
反日映画ではないし、そんなメッセージも含んでいない」
とは監督の言ですが、
日本人にとってはやはり「観るに痛い」時代です。
そんな時代のファッションがやたらとお似合いになるヨンウニムが
恨めしいような気もして、ファン心理は非常に複雑です・・・
「一切の無駄を排除してデザインされた軍服は男を最高に美しく見せる」
と言い切ったのは、たしか塩野七海氏だったと思うのですけれど
軍服姿のヨンウニムはそのものズバリ「芸術」です!
そういえばヨンウニムはまだ戦争映画を撮っていらっしゃいません、
ということに改めて気付かされた作品でもありました。
今年の初めに韓国へ行った際、『ワンス』の雰囲気に浸りたくて
撮影が行われた富川ファンタジックスタジオへ行ってみたのですが
2011年の夏に閉鎖されてしまっていましたToT
ポングが軽やかなステップを踏んで歩いたこの道で、
ハギも記念写真を撮りたかったのにぃ・・・トホホでした。
ハギのいちおし
:
ハギのいちおしはねぇ、
質屋で、鬼の長谷川警部に人質に取られた春子を助けようと
ポングが飛びかかっていくところ。
小生意気な春子なんて放っておけばいい!と思うのに、
傷ついた身体で、身の危険を冒して助けようとするのよぉ。
ポングが本当はとってもとっても優しい人なんだって感じる瞬間です。
その少し後、足を挫いたフリをして質屋の旦那と分かれた後に
電話で『東方の光』の取引を持ちかけられるシーンも好き。
ファンサービスの露出シーンは、お着替え&変身シーンばかりに目が行きがちですが
実は作品の中に3回登場するんですよね。
質屋の旦那に独立軍であることを信じてもらって軍服に着替えられるシーンと
もうひとつがこの、取引電話のシーン。
左腕には痛々し気に包帯が巻かれていて気がそれてしまいますが
落ち着いてみると良い角度、良いアングルで逞しい胸板が・・・@@
メディア
:
韓国版DVDは特典映像ディスクとの2枚組
日本版DVDは1枚のみ
特典ディスクの中の未公開映像に、
独立軍の闘士として功績のあった人たちに勲章が贈られるシーンがあります。
ミネルバのマスター、質屋のおやじ、ポングの他に
あの山田中将もその場に姿を見せて、観客に「えっ?!」と思わせる画となっています。
それがカットされたということは、登場人物の正体について、
それぞれ観客の想像に委ねる、ということでしょうか。
みなさんは、ポングの正体は何だと思われますか?
ハギはやはり「詐欺師」だと感じるのですねぇ。
独立軍の闘士としての顔も、詐欺師の変装のひとつだと。
その方が謎に満ちていて魅力的じゃないですか?!
ひとつ残念なのは日本語の台詞。
日本人を手玉に取る超一級の詐欺師なのだから、
もう少し日本語指導はきっちりしてあげてほしかったなぁ。
呼んでくれればハギが駆けつけて手取り足取り教えて差し上げたのに(ムフフん)
視聴方法
:
レンタルショップにもありますが在庫している店舗が限られます。
ネットレンタルがおススメ~
おまけのお楽しみ
京城最高の歌手 春子が歌うのはジャズならぬトロット(演歌)ですが、
エンドロールとともに流れるヨンウニムの♪FOR EVER MY LIFE♪は痺れます。
ヨンウニムの「声」に魅了されたファンも多いと思うのですが
その甘い歌声がたっぷり楽しめると同時に
歌詞がそのままパク・ヨンウのテーマだし。
http://ameblo.jp/loveyongwoo/entry-11311217150.html
また、歌唱力が絶賛されている女性ボーカルグループ”ビッグママ”が歌う
♪Money...? Honey...?♪も話題を呼びました。
http://ameblo.jp/loveyongwoo/entry-11316868444.html
(なぜかリンクが上手く貼れないのでアドレス書きます。ミアン!)