夜中2時頃、人工肛門の脱出がかなり大きくなり、少し出血もあり、お腹のちくちくとした痛みも出てきたと夫が訴え、かかりつけの病院に連絡。
たぶん大丈夫と思うけど、来てくださいと言われたよう。母に連絡して子供たちを見てもらい、車を借りて行くしかないかなとか、母寝てるかなとか考えてる間に夫が、歩けないので救急車で行きたいと話している。
子供もいて私は付いていけないし、一人で行こうと思ったらしい。看護士さんには、そのまま入院になるかも知れないし、処置して帰宅になるかも知れない、その場合は迎えに来てもらう必要があると言われた。
初めて119を押した。住宅密集地だから、音は消して欲しいとお願いしたが、救急車は音を出さないと走れないので、と言われたが、近くからは音を消して来てくださったので、ご近所を驚かさずには済んだ。高齢の親切な方が多いので、迷惑をかけたくない。
そして、夫は救急隊員の方に運ばれ、救急車で病院に搬送された。そんな弱った姿を見るのがとても辛かった。
私はすぐ母に電話をしてみた。母は驚いた様子だったが、今日たまたまお酒を飲んでしまったということで、父を起こし、かけつけてくれた。母に子供たちを頼み、私は父を実家に送り、病院に向かうことになった。
父もやはり心配そうだった。
病院へ向かう頃にはもう3時半頃で、車も少なかった。こんな時間に車に乗るのは初めてで、慌てて眼鏡で出てきてしまい、視野がいつもより悪いのも不安感を煽った。このあとどうなるんだろうと思いながら、車をとばしていると、夫からの着信があった。
処置が終わり、会計が終われば帰って大丈夫と言われた、救急のところにいるから、迎えに来て欲しいということだった。ホッとした。今向かってるところだからと話し、先を急いだ。
病院に着き、救急に行くと事務?のおじさんに会計を先に言われた。時間外で、とりあえず5,000円払うということだった。なんでもお金がかかるな…と今の経済状態への不安をまた感じる。
看護士さんに、旦那さん歩くの厳しいみたいだから、車椅子貸しましょうかと言われ、お願いする。救急の近くまで車を持って良いと許可をもらい、先に車を移動する。
再度病院に入ると、夫が車椅子に乗り、薬を飲んで待っていた。案外けろっとしている。
車椅子を車の近くまで寄せ、旦那の移動を待つ。何かにつかまらないと移動が辛い様子。後部座席に寝転んだ。
車椅子を返却。事務のおじさんが車椅子を取りに来てくれた。お大事にと言ってくれたが、最後まで目を合わせなかった。若いのに気の毒にと思ってるのかな、と勝手に思う。
車のなかで、もしこの前の入院、個室じゃなく大部屋にしてくれたら、安い車だって買って、子供たち乗せてでも来れたかも知れないのに。と思った。車がないことで、ずいぶん親に迷惑をかけている。私が貯金がないからと頼んでも、この弱ってるときに個室じゃないと、周りへのストレスで悪化しそう、こんな時にケチなんて人間性を疑う、というような雰囲気で言われた。ケチっているわけではなく、本当にお金がないのに。保険も、俺は元気だし、事故にも十分気を付けている、と頼んでも入ってくれなかったから、今後の経済的な不安も一人で抱えているのに。やっぱり早く離れた方が良かったのかなという考えもよぎる。でもこんな状況になってしまったと葛藤する。でも、夫も悪いとこばかりではない、仕事を起動に乗せるために頑張ってくれた、と考え直し、気持ちを切り替える。
夫は出てきている部分を押し込む処置が、お腹が張っているので痛かったという。出てきて見た目は悪いけど、大丈夫らしい。
痛みが出てきたらって言われたけど、そんなん、どの程度の痛みかわからへんわ。と投げやりに言う。
プライドが高い人なので、思ったより軽症で、みんなを巻き込み、自分の間違いが辛いと思ったようだ。とりあえず処置してもらえたし、安心したし、良かったやんと言って帰る。
帰宅すると、娘が泣いていて、母があやしてくれていた。夫は色々なものを伝いながらゆっくり移動した。これしといたら?とアルコール除菌スプレーを手にふってあげようとしたら、不快な顔をして、今はそんなパワーない!とイラついた。救急は色んな患者さんが来るから今何かに感染したら良くないと思って、と言って場を離れた。
こういう、ちょっとした必要なことを面倒臭がるのは元気なときからそうで、頼んでも嫌な顔をしたなという思いが巡る。人の言うことも素直に聞かないし、本当に面倒くさいと思い、こちらもイラっとした 。
ごめんね、と夫が手を握ってきたが、申し訳ないがそんな、いいよ、という気になれない。
娘を二階であやしてくれている母のところへ行き、状況を話す。良かったね、と言ってくれたが、夫に会うのはためらっていそうだ。
ままーと泣く娘を抱っこし、母と一階へ降りる。
お母さん、すみません、と夫が話し、母が気をつけてゆっくり休んでね、と帰る。
私は服を着替え、娘を抱いて、電気を消し、二階に上がる。
夫がありがとうね、という。
疲れたやろうし、ゆっくり寝てと言って二階へ上がった。