夫を泣かせてしまった、とある日の夜
平日の朝。朝食を作り、夫と2人で食べる。そして出勤する夫を玄関先までお見送りする。お皿洗いをしていても、朝ドラが見たくても、必ず見送る。夜、夫が帰宅して、夕食をとる。そして2人で片づけをする。夫がお皿を洗い、私がコンロやワークトップを掃除。夫はお皿洗いのついでにシンク、排水 溝も欠かさずきれいにしてくれる。片づけが終わった後は、お互い自由に過ごす。この日はふと、私の朝のお見送りについて話題になった。「いつもお見送りしてくれるよね。」、と。夫に伝えた。毎日何事もなく無事に帰宅することが、当たり前のことだとは思っていないと。夫は車通勤で、通勤時間が長い部類に入ることも一因としてある。通勤中や職場で、もしかしたら災害や事故にあうことがあるかもしれない。穏やかな日常に、想定もしていなかったことが起こったりするかもしれない。もし万が一、互いに何かがあったとき、今朝ちゃんと顔を見ておけばよかったな、どんな顔をしていたかな、笑顔で見送ればよかったな。そう後悔してしまいそうなのがなんだか嫌で。もしもの話だし、無事を常に願っているけど。過去に数回、生死の境をさまよったことがある。自分で招いたときと、そうでないときと。今日、自分が自分らしく生きていられることは全然当たり前じゃなくて。いつもその奇跡を感じている。夫が私の夫であることも。彼がいつも私を喜ばせようとしてくれることも。変なことを言って笑わせようとしてくれることも。当たり前だとは思っていない。そんな話をしていたら、夫がウルウルと・・。そんなつもりはなかったのだけど。朝のお見送りの思いを伝えた、とある日の夜。