もともと自分、ワイン〜ブルゴーニュ飲みであって

グルメ主体〜星付き云々とは縁が無かった。

(担々麺のお店通いをライフワーク?してたくらいのレベル低)

 

コロナ禍前までは結構な頻度で一般のワイン会にも通っていた。

ただあくまでブルゴーニュを飲むのが大前提であって、

数年くらい前までは、そのラインナップもそこそこ魅力的だったものだ。

 

今やご覧の通りの高騰ぶりで、その必然〜道理だろう、

ブルゴーニュは裾もの若飲みしか出てこないと言ってもいい…

 

というわけで、そもそものワイン会に行く意義、もなくなってしまった。

(シャンパーニュの会はたまに声がかかって行くこともあるけど)

 

大阪でのミネラル研究会は2年ぶり、振り返れば15年目なのだが

ここに来るとそんな昔の良き時代に一瞬で戻れる。

 

今回も2日間にわたってすごく充実した幸せな時間であった。

 

griotteさん、緑家さん、はるいちごさん

本当にありがとうございました。

 

初日土曜夜はコントワールでグーにて。

お料理もワインも実に素晴らしい。

 

シュヴァリエモンラッシェ2010と緑家さんのリースリング2007の飲み比べ。

シュヴァリエはやはり崇高なシャルドネ。

なんとなくこじんまりと丸くまとまった突出したとこのないバランスだが

余韻がめちゃ長い。

クリストマンの少しネットリしたニュアンスと好対照で

余韻の長さ比べが実に面白かった。

 

 

 

 

ピノは2003のラグランリュをブラインドで提供(griotteさん)、

ブラインド〜銘柄当て、はかすりもしなかった。

 

答え合わせをした後に飲んでもよくわからない。

2003は今になって飲むと「太陽の恵み」そのものの

実に高品質のピノノワールなのだが

クラシックブルピノとはかけ離れた存在感なので

テロワールがよくわからない(まー率直に自分の感性の衰えだが苦笑)。

 

酷暑に耐えた分厚い果皮、糖度の高い果実の芯、

と何度も呪文のように頭でリピートしたものの

結局ヴォーヌロマネのほぼど真ん中のテロワール

の筈、なのに辿り着けない。

久しくなかった知性のブラッシュアップ、となったが…

なんとか次に生かしたいのだが…

 

トリははるいちごさんのラターシュ1993。

当初少し香りに難ありかと思っただけ還元臭だっただけなのだろう、

さすがのピノノワールである。

ミネラル感が半端なくこれ飲んでラグランリュに戻ると

ジャムっぽいブドウジュースにしか感じられなくなる。

もう外でラターシュを飲む機会は無いと思っていた。

素晴らしい機会に感謝。

 

翌日は3人男祭りで、griotteさん宅で7時間に及ぶランチ会。

これがまた凄すぎて桃源郷…

 

 

 

 

 

コシュデュリ2004とグリュンハウス2002飲み比べ。

コシュデュリムルソーは多分10数年ぶりに飲む。

こんなにもフレッシュで酸が強いとは思わなかった。

グリュンハウスは色目がキラキラした杏、味わいもまさに杏系。

それでもってここにはペトロールが全く感じられない。

これが白桃ではない柑橘系のリースリングの一つの完成型なのか?

22年もののリースリングなのに!?

 

今まで飲ませていただいた至高のリースリングの中で一番印象的だったかも?

 

griotte奥さまのお料理がまた凄く美味しすぎて

滞在数時間超、ずっと箸が停まらない。

至高のワイン達をちょっとでも味見していただきたきたかった…

(また次回宜しくお願いいたします🤲)

 

さてgriotteさんからのピノノワールはまたまた2003(画像失念)。

ルーミエのシャンボールミュジニー。

これがなるほど2003、であって

ルーミエのシャンボールのイメージとはちょっと離れる。

しかしピノノワールとして凄く良いワインは間違いない。

当時熱暑〜最悪な年、って言われてて2003はほとんど買ってなかった。

 

飲んだ経験も恥ずかしい話あまりないが、今飲むとなんと見事なピノノワール。

griotteさんのセラーには鈴なりにストックあり。

この辺が先見の目、のある無しなんだろうな。

経験不足で2003ブルゴーニュの凄みを

十分に理解できないままわが時間は尽きてしまいそう(苦笑)。

 

というわけで2年ぶりの大阪ミネラル研究会!

大盛況!(自分調べ)。

 

ワインに関する見識は衰える一方なのだが

昔とったなんちゃら、に甘えてこのような会に参加できてる

ことを本当に幸せに思う。

 

皆さま次回以降も、健康第一に!

どうぞ宜しくお願いいたします😀