ジャンマルクミヨ。

 

 

少しタンニンがざらつくけど2021らしい

エレガンスは十分感じる。

コンブラシアンの区画から、とどこかに書いてあった。

香りの野暮ったい感じがいかにも(直近の)ニュイサンジョルジュっぽさ。

2021であればこそ、今飲んで素直に美味しい感じ。

と言っても寝かせて飲むほどの酒質ではないので

新着1本飲めば十分かな?

 

ジルベール クリスティーヌ フェレティグ。

 

 

シャンボールミュジニーの造り手で

この中身もシャンボールの区画から。

(ちなみにこの日の夕飯のアテは豚の角煮だったが

圧倒的にジャンマルクミヨの方が相性が良かった)

いかにもシャンボールらしい、腰高で軽快なエレガンス、

補糖の感じがちょっとわざとらしく、未熟な果実の青っぽさも気になるが

シャンボール好きには許せるACブルゴーニュだ。

でも新着の今が多分1番美味しい。

香りが華やかなのもブルゴーニュ好きには嬉しいが

しばらくすると閉じてしまって

それが明けた時には味わい下降線、なのがわかってしまう。

 

したがってこれも今1本飲めばそれで十分。

シャンボール好きなら選んで買ってもいいけど

あまりに酒質のグリップが弱く(補糖もかなり)

物足りない向きも多いと思う。

 

オーレリアンヴェルデ。

 

 

お、なるほどヴォーヌの平地のしっとりした感じと

(極めて奥ゆかしい)らしい気品もたいなものは

香りからも感じる。

ただこれも寝かせて良くなるかは疑問だ。

 

そもそもヴォーヌ村名の平地ワインでさえそれは望み薄なわけだから

国道を超えた立地のこの広域名区画ものでは

期待できるはずがない、2021なら尚更だ。

(でもなんでもって蝋キャップなんだろ?)

 

フェレティグ2日目、とヴェルデとの飲み比べは

すごくちいさいスケールだが

シャンボールvsヴォーヌロマネの対比ができて面白かった。

2日目のフェルティグのシャンボールらしし復活、

がなんとも楽しく面白い。

 

ジャンフルニエ。



こちらは造り手の本拠地マルサネの明るく涼しい涼しいニュアンス。

そこに完全除梗ではないタンニンが屋台骨となって

いいバランスで飲める,と思う。

ただそれでも

軽くて単調かな?