これも思い出のボルドーの一つ。
家内と付き合い始めの27年前、訪問した在住北関東の
鉄板焼きの店で一番後ろの方にオンリストされていた。
「最近人気あって仕入れ価格高騰、銘柄変更になります」
そう、当時は(なぜか)プチブレークしてたキノーランクロ。
なぜか以降そのまま停滞して20年余り、今に至る。
この2005はリリース直後にノスタルジックな気持ちで購入したもの。
10数年ぶりに開けてみた。
色調はまだまだ濃厚。
想像以上に時間がかかりそう。
先だって飲んだメルロー多めのラランドボリー2010
が素晴らしかったので期待は高まる。
一口口に含んでみる。
あ、ブショネだ。
色々前ぶりしつつの開栓だったが
強制終了…
あと2本あるので気が向いたら開けてみます✌️
というわけで数日後にもう1本。
こちらは状態は問題なし。
ただしタンニンはまだそこそこ頑強。
熟成しつつあるメルローの味わいを楽しめる。
やや過抽出のクラシックな造りで外交的ではない。
最近のヴィンテージは全く知らないが
この造りではここずーっと人気の面で
パッとしないのもわかる気がする。
10数年以上寝かせてこのタンニン量。
ボルドーは付き合うのが大変だと。
家ご飯に何が合うかと言われても悩む。
最後の1本は(ブショネでないことを信じつつ)
放置プレー。
サンテミリオンだとシュヴァルブランあたりを
久々に開けてみようかな?