成人式の日。

とうとう、平成生まれの子が成人式を迎える年になりました。1989年・・ちょうど、バブル全盛期に生まれた平成チルドレン達だ。


そんな日だから、最近、吉永小百合さんと笑福亭鶴瓶さん主演の映画「おとうと」を通して“家族の絆”を描いた山田洋次監督が成人者へのメッセージをこう述べていた。(NHKのニュース番組のインタビューで)


『疑ってかかれ』

世界のあり方、日常においても疑ってかかれ!と・・・それは、どういうことかというと、「本当に、それでいいのか?」と考えること。そういう考えが出れば、自ずと何をするかが分かるとうことに繋がる。だから、懸命に見つめる事をして欲しい。

今の子達は、夢中になるってことや期待されていることが薄い。

何故なら、触れ合うことを極力避ける世界になってきているから・・・と山田監督は言う。

昔は、電車の切符を車掌さんが切ったり、駅の改札で駅員が切ったりしていたので、どこかで何かしら人間との触れ合いがあった。しかし、今は、ICカード(Suica、Pasmo)で人との触れ合いがない。


監督は、そんな世の中だから、いつも問題がある弟を持った姉を中心にして、1個の人間として「家族をする」大切さを伝えたく、あえて「おとうと」という映画をとったという。


そう言われて見ると、「触れ合う」ことが少なくなったんじゃないかなぁ~?!

今は、各家庭の人数に合わせて部屋があり、テレビもあるので、顔を合わせる必要もない。両親とも共働きで、子供はそれぞれに部活やら習い事で、食事も一緒に取らない。カップルでデートしていても、喫茶店でお互いメールをしているので液晶を見たまま顔も合わせない・・・電車に隣同士で乗っていてもメールをしているので会話もないカップルや友達同士・・そんなのって、寂しくない?!

「ないもの」と「あるもの」=昔は、パソコンも携帯もなかったが、今はそれがある。しかし、それで人間は、“幸せになったのか?”・・と監督は言う。


人間にとって幸せなのは、監督が言う通り、「触れ合い」だと思う。ただ、肌と肌を合わせるだけではなく、会話でも、気持ち(思いやり)でも、触れ合うことは出来る。

改めて、「触れ合う」って言葉、素敵だネッ!(^-^)/


皆で、一日でもいいから「NO携帯デー」を作ったら?・・・・触れ合いが増えるんじゃない?それと何が大切なのか分かると思う。

携帯に疑ってかかれ!・・・by不携帯女=私のことダス(o^-')b





残念ながら、未だ見ていない映画「AVATAR」・・・賞賛が高いので、ぜひ見たい!

そのジェームズ・キャメロン監督の次回作が、チャールズ・ペレグリーノ氏原作の「The Last Train from Hiroshima」らしい。http://www.guardian.co.uk/film/2010/jan/08/james-cameron-last-train-to-hiroshima


それは、つい先日1月4日に亡くなった「二重被爆者」である山口彊さんの真実の物語だそうだ。

山口さんは、長崎に生まれ、長崎三菱造船で働いていた。1945年広島の造船所に出張中、8月6日に広島市の原爆投下で被爆。その被爆で、左鼓膜が破れ左上半身に大やけどを負ったが、妻子に会う為に翌日の救援列車に乗って長崎に帰って、8月9日に長崎三菱造船所で再度被爆をして、2度の直接被爆が初めて認定された人。

山口さんがすごいのは、終戦後、長崎三菱造船を解雇されて、長崎に駐留していたアメリカ海兵隊第5大隊に通訳として従事し、その後、中学の英語教員を7年間務めて、三菱造船に服飾して定年までタンカーの設計を行ったりしていたそうだ。

自分がアメリカの原爆で被爆していながら、アメリカ海兵隊で働くというのは・・・なんとも言えない。そして、2006年に記録映画「二重被爆」に出演。映画は、ニューヨークの国国連とコロンビア大学で上映が行われ、山口さん自ら渡米して、核兵器廃絶を訴えた。(2006年だと山口さんは、1916年生まれだから、90歳で渡米して自ら英語で講演するのは・・シルバーパワーの凄さ、気骨のある方です。尊敬!!)


キャメロン監督と著者であるペレグリーノ氏は、昨年の12月22日に山口さんが存命中に会っている。その時、キャメロン監督が原爆をテーマにした映画の構想について話をしたら、山口さんは英語で「私の役目は終わった。後は、あなたに託したい」と語ったという。そして、山口さんが遺言したように、今年1月4日に胃がんの為に93歳で亡くなったのだ。


「ターミネーター2」「タイタニック」「AVATAR」と巨匠になりつつあるキャメロン監督が、『原爆』を扱えば影響力があるし、そういう意味では素晴らしいことだと思う。

今、正に、オバマ大統領も核廃絶宣言をしている中、このようにアメリカから(キャメロン監督はカナダ人だが)声をあげるのはとっても良いことだと思った。


キャメロン監督が、まだ構想であるというので、完成するまでは時間がかかるけど、多いに期待したいと思った。

それにしても、二重被爆者であり、90歳で米国で核兵器廃絶を訴え、93歳まで生きる・・・被爆してその場で亡くなる人が殆どだったのに・・やっぱり、生かされる意味ってあるんだと思った。


2007年に山口さんは、自らの証言を綴った「生かされている命」を出版したそうだ。映画を見る前に、本を読んでみたくなった。

今日から3連休というのに、ブログ通りにいかず・・トホホです。


あれだけ、やる気パワー&シルバーパワー全開と書いたのに、今日は終日ベッドから起きられずにいました。チャンチャン(ノ_・。)