今年ももうすぐ終わり!(≧▽≦)
はっきり言って、大変年だったぁ・・!
ブログ更新はおろか、森や木を見に行く時間がまったく取れなかったんだ(´;ω;`)
例年をはるかに上回る勢いでやることに追われ、気が付いたら年末だった、って感じ・・・
来年は良い年だといいなぁ・・・
さて、今回行ったのは北部! 憧れのヤンバルさっ!
テーマは「野生のシマトネリコを見る」ことと、来年の採集ポイントになりそうな「アカメガシワとウラジロエノキを見つける」こと、なんだ♪
僕は生粋の南部民だから、北部の樹木でのクワガタ採集経験が少ない・・・(^~^;)
北部に来ても、どうしても目に付くのはタブノキなんだよねぇ・・・
カキバカンコノキもよく見かけるし、実際クワガタも見つけられるんだけど、ブナ科の樹木とアカメガシワ、ウラジロエノキは採集経験が足りない。
あと、ミカン畑を所有している知り合いもいないから、よく言われているミカン畑での採集もしたことない。
でも、ヤンバルでも南部でも野生のシークヮーサーでヒラタクワガタを見つけたこともあるし、良く取れるだろうというのはわかっているつもり。
ヤンバルにはこんな感じのミカン畑があちこちにあって、
高さもミカンが取りやすい手ごろな大きさの木がほとんどだった。
高い木にならないように剪定しているんだろうなぁ・・・
夏にはクワガタがたくさん来るのだろうか・・・?
と、ショーウィンドゥのトランペットを憧れの目で見つめる少年のような目(笑)でミカン畑を見る僕でした。
森を見て歩くと、南部でも見る木が結構あるんだ。
ハマビワなんかは林縁で結構な数が見られたよ。
あと、ヤブニッケイが実をつけて結構な数あったなぁ・・・
見慣れている木を見るとちょっとホッとするのは、普段は南部の木しか見てないせいだろねぇ(^▽^;)
しかし、ゲッキツはぜ~んぜん見かけないね。
北部でも民家の生垣とかでは結構見かけるから、育つ可能性も考えていたんだけど、僕が今まで行ったヤンバル系土壌の地域では野生のゲッキツは一切見てない。
ヤンバルでざらにゲッキツを見かけるのは本部、今帰仁と大石林山のある周辺くらい。
でもその地域は南部とよく似た石灰岩の土壌の地域だから当たり前っちゃ当たり前。
ゲッキツなんて石灰岩と泥灰岩の地域ではホントどこでも見かける木だからね~。
それがヤンバル系土壌だと全然見ないとなると、
ゲッキツはアルカリ性の土壌を好む木って感じなのかな?
とか何とか思いながら、てくてく歩いていたら
とある場所でカンキツグリーニング病についての看板が立ってた。
僕も詳しくは知らないんだけど、カンキツグリーニング病はミカン系の樹木に感染する病気らしい。
これに感染したミカンの木はおいしい実を作ることができず、
いずれは枯死してしまうらしい・・!Σ( ̄□ ̄;)
ミカン農家直撃の恐ろしい病気じゃないですか・・!
中でもゲッキツは危ないらしく、北部でも持ってきちゃいけない地域があるんだとか・・・
そういえば、ゲッキツって県外に郵送とかもダメだった気がする。
そういう病気を媒体する可能性がゲッキツにはあるのか・・そうか。
って、ことはなおのこと、ヤンバル系土壌の地域にゲッキツはないと考えるべきだよね。
中南部ではホントに当たり前に見る木だけに、もしヤンバル土壌でも野生で育つのなら、北部でも当たり前に見られて然りだろうし。
それを持ってきてはいけない地域があるくらいだから、ゲッキツはヤンバル土壌では野生では育たない(厳密には育ちにくい?)と見るべきだろうね。
しかし、カンキツグリーニング病はミカン系の木に感染するなら、
他にも色んな木があるから気になる所だけど・・・
カラスザンショウとか、ハマセンダンもミカン「科」だけど・・
ミカン「属」じゃないとダメなのかな?
いや、待てよ・・ゲッキツも属は・・・
サルカケミカンも石灰岩地域という点ではゲッキツによく似てるけど、
サルカケミカンは大丈夫なのか・・・?
色々思う所はあるけど、僕が悩んでもしょうがないので、次へ行く。
あ! ショウロウクサギ!!Σ( ̄□ ̄;)
去年、めっちゃ苦労してヤンバルで見かけたけど、
今回はターゲットにしてなくてもあっさり見つかるのね・・
ショウロウクサギはヤンバルでもすごい実力の木だってわかってるから、いいんだ。
僕はアカメガシワがいっぱいある所や立派に育った良さげなアカメガシワが見たい。
すでにチラホラとアカメガシワも見ているんだけど、ポイントとしてイマイチな感じなんだよね・・・
御神木になるようなアカメガシワを探したいんだ。
でも、ポイントを探そうと思って探すと中々見つからないのがこの世界のあるあるな訳でね~・・・
アカメガシワやショウロウクサギイメージを持って歩くと、
あの木にドキッとさせられるあるあるもね(;^ω^)
こいつね。オオバギ君。
盾みたいな形をした葉がカッコいい木だけど、もうね・・
南部だろうが中部だろうが北部だろうがいっぱいあるからさ・・
大きな葉っぱを見るたびにクサギ!?とかドキっとして、
オオバギ君でした~!ってね、
またお前か・・・てなるんだよね~
うん、訳がわからないね。
そんな感じでね、
クサギだ!と思ったらオオバギだったり、
アカメガシワだ!と思ったらオオバギだったり、
オオバギでしょ・・?と思ったら
ショウロウクサギだったり、
ショウロウクサギ? あれ?オオバギ?と思ったら、
両方だったりしてね。
お前ら・・・わざとか・・・( ˘•ω•˘ )
っていうのがてんこ盛りで、すごく楽しかった(笑)
南部ばりにショウロウクサギが優占している場所もあった♪
すげっ! ここならクワガタたくさん見つけられるぞ~!とも思うけど、
ヤンバルまで来てショウロウクサギに頼りたくないなぁ・・・
というのが本音。
アカメガシワが優占してる場所は意外と見かけない・・・むぅ・・。
もちろん僕はアカメガシワでもクワガタを見つけたことがあるけど、先にも書いた通り経験不足。
だから体感的にアカメガシワとショウロウクサギならどっちがクワガタが付きやすいとか、イメージが湧かない。実際どうなんだろうね?
ウラジロエノキに関しても同じ。
2年前に知人のEさんからウラジロエノキでクワガタがたくさん穫れるの見せてもらったことがあるから、クワガタが来るのは間違いないと思うけど、自分ではなかなかチャレンジできていないんだ。
野生のシマトネリコもなかなか見つけられない。
いくつかは見つけているんだけど、その時はクワガタやカブトは来てくれなかった。
ヤンバルでしか見ない木は来た時には全力で探したいよね~!
でも、時間ばっかりすぎてもう午後3時。
日没と帰りの時間を考えるともういくらも時間がない。
むぅ・・
あ、ホソバタブだ。
前も川沿いを歩いていたら見かけたっけ。
タブノキと違って山ん中より川沿いに多いのかもしれないね。
同じクスノキ科だとバリバリノキっぽい。
カキバカンコノキをあまり見ないなぁ・・・
とか思ってたら、見かけた木は全部葉がボロボロだ。
え?でも、
南部でもこの時期が虫の幼虫に葉っぱがやられる時期だっけ?
今年はフィールドに行けなさ過ぎて感覚が狂ってる・・・
ん~、思ったようなポイントは見つけられなかったけど、
カンキツグリーニング病とか、色々勉強になった!
1日じゃヤンバルは全然足りない!
泊まりで行ってみたいなぁ・・・