常日頃から
できる限り
ご機嫌な自分でいたいと思っています。
夕方4時まえに子供2人を引き連れて
アレルギーのお薬もらいに耳鼻科へ
ノロノロと向かいましたら
ものすごい混雑。
そんなことでイライラすることはなく
対策も万全を期しての臨戦態勢。
子供も私も
混雑の中穏やかな時間を過ごしました。
やっと診察も終わり
処方箋ももらい
いざ薬局へ。
こちらも時間がかかることは分かっているので
待ち時間の間に買い物などを済ませます。
もうすでに疲れが出ていましたので
今夜は有無を言わさずスーパーの弁当です。
ゆっくりと買い物をした後
薬局に行くと
後からの順番の人が呼ばれているのに
一向に呼ばれる気配はありません。
子供は年齢や体重別で
薬の量が変化するので
処方するのも大変なことでしょう。
ほぼ心ここに在らずで惚けること15分。
やっと呼ばれた窓口にて
非常に懇切丁寧に薬の説明をしてくださる
薬剤師のお兄さん。
この辺りで私のイライラは
腹の底から湧き上がってまいりました。
そもそも…
お薬手帳なるものを
しっかりと忘れずに持参しているのに
いつもと同じ薬が処方されているのに
薬剤師さんは必ずや目を通して
下さっているのだろうに
なぜ
そんなに丁寧すぎるほどに
説明をしてくださるのか？
傍にベビーカーに乗った2歳児が
ベビーカーには大量の買い物袋が
もう既に6時を回っていることが
見えないのでしょうか？
そうは思うものの
まだ駆け出しと思われる若い薬剤師さん。
そのお仕事に情熱を傾けて
一生懸命にしてくださっていると思うと
無下に断ることも可哀想な気がして
黙って聞いていました。
今思えば
こんな気持ちで聞いている事実の方が
よほどお兄さんにとっては可哀想なことと
そう思うのですが
無意識のうちに
お兄さんの一生懸命さを哀れむ
あたかも良い人
良いオトナのような振る舞いをしていたのが
私のいやらしさです。
それに気づかずイライラが湧き上がり
その波に飲まれていました。
お兄さんが丁寧な人なのだから
私も丁寧に事情を説明して
簡潔に会計をしてもらえば良かったのです。
簡単なことでした。
それなのに
私はお兄さんを可哀想に思っていたので
私も時間と気力が奪われた
可哀想な主婦になりました。
因果応報とはこの様なことなのかもしれません。
その事に気がついたのは
帰宅後
腹いせに
買ってきたシャケ弁当の上に
自家製のイクラの醤油漬けを乗せた時でした。
安価な弁当に
わざと高価なものを合わせる事で
自分を満足させたかったのでしょう。
その姑息な手に嫌気がさしました。
期せずして親子丼風になった弁当。
その脇には他人の卵半分。
シュールな様相に
思わずシャッターを切りました。
塩味が効きすぎている弁当は
しょっぱい自分自身を表しているようでしたが
疲れたカラダには美味しく食べられました。
