マレー: テニス選手も心臓検査を | マレー・ファン@ラブテニスワールド

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英国テニス・ナンバーワン選手のアンディ・マレーを応援しながら、
ロンドンでの暮らしを綴るブログです♪
マレーがついに2012年ロンドン五輪で金&銀メダリストとなりました。
一緒に応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!

今日はちょっとシリアスな話題です。

アンディ・マレーが、テニス界でも定期的な心臓検査を
するべき
だと提起しました。


これはイギリスのサッカーチームのボルトン・ワンダラーズの選手、
ファブリス・ムアンバが、トテナム・ホットスパーとの
試合中に心停止で倒れたことに発端します。

このショックなニュースは、先週の土曜日のFAカップの試合中に
起こりました。

私は車中だったのですが、トテナムファンなのでラジオの解説で
スコアを追っていました。

スコアが1-1となり、車の中で大騒ぎの私と彼氏!

でもあと数分でハーフタイムということろで、

突然「ムアンバが倒れた!」という解説者の声。

最初は他の選手にタックルされたのかと思いましたが、よくよく
聞いていると、ムアンバの周りには誰もおらず、彼は突然
ピッチの上で倒れたとのこと。

どうもただ事ではないらしい…

私も彼氏もいてもたってもいられなくなり、この試合を
実況中継していたパブを見つけてすぐさま駆け込みました。

ちょうどそのときはピッチに倒れているムアンバの
心臓マッサージの最中で、選手たちは泣き崩れ、
ファンたちはムアンバの名前を泣きながら歌っています。


そのすぐあとに
ムアンバが病院に運ばれ、試合は中止されました。

この後、ムアンバは15回の心臓電気ショックで心拍を
取り戻しましたが、なんと78分間心拍は停止したままでした。

その後数日は安否が気遣われましたが、現在は回復に
向かいつつあるようです。
このまま順調にいけば、
再びボールを蹴る姿を見るのも遠い日ではなさそう…
となれば、ムアンバはまさに奇跡の生還を成し遂げます。

でもこのことをきっかけに、トテナムの選手たちは
次の試合前の心臓検査を要求。

それに続き、サッカー界全体での検査が叫ばれるように
なりました。

というのも、ムアンバはまだ23歳。心拍停止で倒れるまで、
他の選手同様ピッチを元気に駆け回っていました。

いつ自分たちにも同じことが起こるか分からない、という不安が
サッカー選手たちの間で広まったのは当然かもしれません。

さて、マレーは自分の心臓を定期的に検診していると
語っています。でも他のテニス選手たちは…?

「現代のスポーツでは多大なプレッシャーやストレスがかかる
 にも関わらず、ピッチやコートでどれほど自分を極限の状況に
 追い詰めているかは、本人でさえ自覚できない。
 だからこれはとっても大事なことなんだ。

 僕はここ3年間CTスキャン、心拍数モニターなどの検査を
 定期的に行っているよ。

 でもこれらの検査がテニス界全体で行われていないのは
 おかしいし、
全テニス選手がトーナメント前に医療検査を
 受けるべきだと思う。

 (ムアンバのような)悲しい出来事を人々が見るのは
 辛いことだからね」

この話で思い出したのは、今年の全豪オープンのジョコヴィッチと
ナダルの決勝のあとの授賞式。

5時間に及ぶ二人の死闘のあと、

スポンサーの長々としたスピーチを聞く間、二人は
気絶しそうになっていました。

やっと大会側も気がついて椅子を持ってきましたが、
あのままいったら、二人ともほんと倒れてましたよね。

もちろん授賞式も大事ですが、このような試合のあとは
選手のアフターケアにも気を配って欲しいところ…

ジョコヴィッチとナダルが倒れそうになる(全豪オープン2012)


===

…と今日は真剣な話でしたが、あと2時間でいよいよマイアミでの
マレーの試合が再び見れます!

初戦の相手はアレンジャンドロ・フェラ(71位)

マレーは去年はマイアミ初戦敗退という汚名をかぶりましたが、
今回は
レンドルが付き添い~っ!

さて、レンドルとはマレーにとって…

師匠
カリスマ
伝説のプレイヤー
鬼コーチ


なんとでも呼んでください!

このレンドルの存在がいかにマレーのプレイに影響するか…

やっぱり今日は指の間から試合を見ます。

===

今朝はロンドンは久々に霧に包まれました。

霧のロンドンはほんと美しいんですよね~。


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