![$マレー・ファン@ラブテニスワールド-イスナーと対戦中のフェデラー](https://stat.ameba.jp/user_images/20120211/18/lovetennisworld/0c/ba/p/o0591044311787726609.png?caw=800)
デビスカップ初日は各国で燃えたことでしょうね。
でも今朝の見出しを大きく飾ったのは、
「イスナー、フェデラーを倒す:アメリカがスイスに2-0でリード」
というニュース。
フェデラーは2003年にレイトン・ヒューイットに負けたのを最後に、
デビスカップでは15連勝記録を保持しており、
2週間前の全豪オープンでもほぼ完璧ともいえるフォームで準々決勝に進出。
まさかここで、連勝記録が打ち破られるとは予想されなかったことです。
イスナーはこの試合の後、「これも(フェデラーの対戦相手に)
僕の力を信じて選んでくれたキャプテンのジム・クーリエのおかげだ」
と語っています。
クーリエは、イスナーがミスの多いのは承知ですべての球を大きく打つよう
指示、芸術家(フェデラー)にキャンバスで作業する余裕を与えないのが
今試合の戦略だったそうです。
(↑この『フェデラー=芸術家』というたとえは、なかなか面白いですよね!)
その戦略からも分かるとおり、イスナーのアンフォーストエラーは31回にも
上りますが、ウィナーはなんと85回。
とにかく危険を冒してでも、イスナーの武器である強力な球を打ち込んで
いったのが甲を制したといえます。
今日のダブルスはフェデラー&ワウリンカ対ブライアン&ハリソンという、
これまた見逃せない試合。
ダブルス世界1位のマイク・ブライアンの双子の片割れのボブは出産休暇中なので、
これがどう影響するかということと、フェデラーは今日の試合で負けると、
今度は「連敗記録」を伸ばすことになるので、このプレッシャーがどう影響するかも
見逃せないところです。
===
さて昨日はイギリス・チームのデビスカップ(グループI対スロバキア一回戦)、
超燃えました!
21歳のダン・エヴァンス(世界258位)が、なんとスロバキアのロッコ(65位)に
ストレート勝ち!
ランキングでエヴァンスが完全に机上では劣っているばかりか、ロッコは
6日前ザグレブのトーナメントで決勝に進んだばかりです。
さらにイギリスの選手が自分より上位ランクの選手にデビスカップで勝ったのは、
歴史上初めて。
(↑これはイギリスにとっていばれることではないですが、歴史は歴史・笑)
ロッコはエヴァンスを長期戦に持ち込もうとしましたが、逆にエヴァンスの低い
バックハンド・スライスにコート中を引きずり回され、決めのボールを返せず。
またエヴァンスは完璧なバックハンド・ボレーを何度も決め、ランキングを
知らなかったら、互角の選手同士が戦ったかと思えるような試合でした。
前回のブログでもちらっと話しましたが、エヴァンスのプレイは本当に
怖いもの知らずの戦いっぷりでした♪
でも2試合目ではジェームス・ウォード(158位)が、クリザン(120位)に
4セットで負けてしまいましたが・・・。
とはいえ、結果1-1。
今日のダブルスは絶好調のコンビのハッチェンス&フレミング組なので、
ぜひともここであと1ポイントとってもらって、最終三日目のシングルズに
望んで欲しいところです!
日本のクロアチア戦のダブルスは残念でしたね。
3セット目で挽回したところで、もしかしたらチャンスがあるかもと
期待したのですが・・・。
しかもクロアチアはダブルスランキング86位のゾヴコを使わず、
ラウンド1で錦織圭相手にエースをたたき出したカロヴィッチを
使ってきましたね。
悔しいですが、この戦略が当たったともいえるかも知れません。
何しろ今回の試合も、クロアチアはエース24回!
明日は再び添田選手と錦織選手にかかっていますね。
イギリスからもはらはらしながら応援しています!