実家は軽井沢でペンションとレストラン経営をしています
毎朝、母と父が朝食を担当しています
私はたまにお手伝いしているのですが、そこにここ数年前から町のハンコ屋さんが毎朝登場します
なんだか、落語家みたいな人なんです、いつもニコニコして喋っていて
ハンコ屋さんが来ると私は、昭和の小説とかの物語の中に入った気分になるんです
父『おい、ハンコ屋、ちょっと駅まで送ってってくれ』
おい、ハンコ屋…って、とても昭和な表現じゃないですか?
母も私も彼を名前で呼ぶことはなく、ハンコ屋さん新聞持ってきて、ハンコ屋さんコーヒー入れて、ハンコ屋さんあのテーブル片付けてきて、とか。
で、何の違和感もなく やってくれる
ハンコ屋さんという登場人物
そのハンコ屋さん、実はなかなかのインテリなんです
ハンコ屋がある日の母に捧げた一句
『 ため息は 命を削る カンナかな 』
母は、夏働き過ぎ、疲れてため息ばかりついてたらしく、この一句を持ってやって来ました
最近、私も浮かんだので一句
『 しあわせを 感じる心が 宝かな 』
いろいろあるのが人生
ハンコ屋さんもいろいろ抱えている
父も母も私もいろいろ抱えている
そんな人間たちが集まって繰り広げる朝のひと時
みんな個性的でまとまりなくて話している内容が自分勝手、そしてバタバタ忙しいのだけど、毎回不思議としあわせを感じるのです
ACUA ・ 免疫美容アクア
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