年始め、草津に軽井沢から母の車を借りて行きました。
「運転、気をつけてね」
珍しく母の言葉が私にまとわりつき、珍しく素直に
「はーい」
と受け止めました。
言霊の力ってありますよね。
助かったのはこのおかげ?!
大阪の友人にいろいろ案内したくて、行きしな大好きな万座温泉に寄りました。
やっぱり万座のお湯は最高だな~なんて思いながら草津に向かっていた時のこと。
ファスティング終わったら何食べようか~なんて呑気なことを話していたら、急に車がコントロール不能。
スリップし始めました。
実はその日、それまでにも何度か後輪が流されていたので、
一応気を付けて時速37キロ以下で私的にはゆっくり走っていたのですが...
その時は車全体が流されていて、ブレーキは踏めない、どうしようもできない状態に突入していました。
手も足もでない。
任せるしかない。
右側の岩壁に突っ込むのか、反対左側の小山の向こうに落ちるのか…
という感じでしたが、奇跡的にうまく乗り越えて、気がついたら道路にきちんと戻り走れてました。
そして対向車。
ふ~~~~。
たった数秒でしたが、どれだけの情報や考えが頭の中を駆け巡ったのでしょう。
昔、人の運転で死にそうになりましたが、あの時は走馬灯が回り自分の半生を返りみました。
で、自分だったのか、女の人の波動で「まだ死ぬのは早い」って、頭に浮かんだら、
ピタッっと道の真ん中に止まったんです。
で、今回は、いつものおじいちゃん(私を守護、指導している存在)の波動で(久しぶりの登場)、
「本当に信じているか」
と入ってきました。
当たり前です、私が今死ぬわけありませんし事故るとも思わないんだけどな~と考えてました。
車は相変わらずコントロール不可能で道を外れ、小山に突っ込みながら走り続けていました。
同乗者のまきちゃんに、申し訳ないな~と思いながら、彼女の波動を探ると、さすが!
微動だにしていない。
恐怖にも、何にも飲み込まれていないんです。
滝行でご一緒した時にも彼女にはびっくりしましたが、腹の据わり方が人と違う。
さすがだ!あぁ、今一緒なのが彼女で良かったなどと、考えてました。
さて、どうやって車は止まるんだ?
と考えていたら、うまく障害物を倒しながら(うーん、これは想定外でした)、
道に戻っていき何事も無かったかのように通常の車線を走っていました。
対向車とすれ違いながら、
「いや~私達、やっぱラッキーだったね~」
って二人で話しました。が、三次元的には、おぃ!おのれが言うな!!ですよね^^;
人を乗せていた反省もものすごいありましたが、やはりこれも経験。
いや~いい経験しちゃったな、みたいな感覚も正直あります。ブログに書くのも阻まれますが…
(同乗させちゃったまきちゃん、本当にごめんなさい!!!!)
一つ思うのは、数年前の私だったらあれではすまなかったかも。
「人を乗せている」、っていうので焦って逆に何とかしなくっちゃと、
手も出せないくせに手を出そうとしたかもしれない。
手も足もでないのは自分のことは平気だけど、人が絡むと平静を失うのが過去の私だったから。
今回は、何故か焦らない自分がいて、対向車とすれ違った後、まきちゃんに大変申し訳なくなって
「まきちゃん、ごめんね。こんなことして。
でも、私、今、全然慌ててなくて、それも申し訳ないんだけど、
心から、本当にごめんなさいって思っているの。
もう少ししたら、またショックがやってくると思うので、今はそっとしておいてくれる?」
と謝りました。
そのまま、ホテルまでノンストップで行き、止まって車を見ると…
初めてのことで軽いショック。
でも、車ちゃんのお陰で私達は無事。ありがとう。
そして、チェックアウトの日、一応母に電話で車のことを謝ると…
第一声が、車なんてどうでも良いのよ!と、やはりまきちゃんに対しての謝罪でした。
「大丈夫だよ~まきちゃんも無事で、いい経験だったって言ってるもん」
って答えたらなおさら激怒。
「そういう問題じゃないのよ!あんたは人の心を傷つけたのよ」
って。
はい、反省してます。ごめんなさい。
でも発見。自分の原点、ここにあり。
弟が親指の先っぽを事故で無くした時も、心から悲しかったのに、まず口から出てきた言葉は
「一緒の後輩をそんな目に遭わせなくて良かったな」
と私は言ったのでした…
母から受け継いでいるもののひとつ。
自分より他人を大切に、という観念。
そして、帰宅してからの父の応対。
「やべーと思ってたんだ。草津・軽井沢間は道が整備されているから大丈夫だけど、
お前のことだから、変なとこ行かなきゃ良いな~って思ってたら、やっぱり…」
さすが、わが父!!!当たりです!!!!
彼は素晴らしい直感の持ち主!
父も母も、わが子を心配する心健在!
おかげさまで、あなたたちに助けられました!
ありがとう!
そして修理代は月賦でお願いします…