ラポール・スキルだけじゃ役に立たない。反応が薄いときは「崩し」のために、あえて禁じ手を使う。 | モテる方法:大人の恋愛心理戦略〜モテの流儀〜

モテる方法:大人の恋愛心理戦略〜モテの流儀〜

「あの人から好かれたい。」相手の心を揺さぶる人なら誰もが知っている潜在意識のお作法で、好きな人からモテるようになる「恋愛心理ストラテジー」。心理・催眠・NLP・コールドリーディング…すべてはモテるためである。

最近、あるところで、接客研修に参加する機会があったんだけどね、
これがまた…けっこう面白かった。

体育会系の接客研修。


教えてくれる人は、観察力に優れ、営業トークのネタのチョイスや
タイミング、切り返しなど…すごく上手い。

でも、講師ではなく、あくまでも現場のプロなので、
残念ながら、自分が感覚的にやっていることを「言語化」して
説明するのはあまり得意じゃない。

だから、講師のセンセイが前に立って、テキストを使ってスキルや
テクニック、マインドなどを理路整然と体系化したものとして
セミナールームで「勉強する」って感じじゃなくて、昔からあるような
「いいからヤレ」「見て覚えろ」的な、体育会系の研修だった。

あ、ちなみにそれが悪いって言ってるんじゃないよ。

確かに、言語化すると「分かりやすい」んだけど…
どうしても説明的になっちゃうから、リアルな感覚
削ぎ落とされてしまう。

そういう意味では「いいからヤレ」「見て覚えろ」みたいな
部分は、言葉からこぼれ落ちてしまうわけで、実際に「やって」
体感してみないと分からないわけだ。

ズームイン&ズームアウト。


そんなわけで、いろんなお客さまを想定して、いきなりロールプレイング
(実地訓練)をしたんだけど、相手(お客さま)がけっこうノリノリで、
その商品やサービスに興味を持っているなら、こちら側も
けっこう応対しやすい。

話や質問に対する反応が良ければ、そこを突破口にして
ズームイン&ズームアウトをしながら話を広げたり、
狭めたりすることができるからね。

彼女との話のネタに困らない、深掘りするためのテクニック。~ズームイン~
言葉の拡大解釈で、彼女から話題を引き出すテクニック。~ズームアウト~
ズームイン/ズームアウトで「悩み相談」の達人になる。

“いいお客さま”相手だと、スムーズに「言葉のキャッチボール」が
できるし、何よりも楽しいから、相手も気分が良くなって
さらに会話も弾む。

でも…みんながみんな、そんなお行儀の良い「模範的な」
お客さまばかりじゃない。

なかには…というか、実際の場合多くが、こっちが話しかけても、
反応が薄かったり、そもそも視線を合わせてくれなかったり
はたまた、あからさまに不機嫌になったり…っていうお客さまもいるわけだ。

でね、個人的には…そっちの研修のほうがすごく勉強になった。

ラポール・スキルだけじゃ役に立たない。


研修では、そういうお客さまを演じる担当の人が何人かいて、
受講生?がそれぞれにアタック(?)していくってのを繰り返すんだけど…。

もうね、ほんと、心が折れそうになるんだ。

一生懸命話しかけても、生返事だったり、あからさまに無視されたり…。

ドMの人にはゾクゾクもののシチュエーションだろうけど、
これが…けっこう堪えるんだよね(^_^;)

崩してから技をかける
photo by UK Ministry of Defence

実際には、5~15分という短い時間のなかで、相手を笑わせるのか、
それとも、共通点や相手が興味のあることを見出して“相手の反応”
引き出さなきゃならない。

以前からこのブログでもお話ししてるとおり、接客だろうが恋愛だろうが、
コミュニケーションの基本は「ラポール」だ。

ラポール・スキルとしては、ペーシング(マッチング/ミラーリング)、
バックトラッキング(BT)、傾聴などが有効だって言われてるし、
実際に効果があるってのは、このブログでも何度かお話してきている。

でも、さっき言ったような短い時間で、さらに相手の反応がないときは、
実はそれだけじゃ足りない

技をかけるには…。


ペーシングやBT、傾聴なんかは、言わば当たり前なわけで、
さらに切れ味鋭く技をかけるには…柔道のように、いわゆる
「崩し」が必要なんだよ。

相手をクスっと笑わせるネタや、びっくりさせるような話…
そういう鉄板ネタがあれば、それでもいいんだけど、
それさえも見つからないようなとき…。

そんなときはね、ある意味コミュニケーションの「禁じ手」でもある、
あえて断定的な物言い(決めつけ)をするんだ。

たとえば…

「○○さんって、“絶対”山よりも海が好きですよね?」

みたいな感じ。

相手を観察して、身につけてるものや持ちもの、日焼けの有無、
髪の毛や肌の質感などから…当たりをつけるってのもあるんだけど、
ぶっちゃけ当てずっぽうでもいい

ちなみに、これはコールドリーディング的なダブルバインドで、
一種の「カマかけ」だ。

仮に、相手が「海が好き」だったら、ヒットなわけで、

「え?やっぱりですか?最近だと、どこの海に行きました?」

って好きな海の質問をしたり、

「ボクは、プーケットとかハワイとか…ビーチリゾートが好きなんですよ。たとえば…」

って、自分の話(自己開示)をして、ズームイン&ズームアウトに持っていける。

そして、もし「海が嫌い」だったとしても…

「え?そうなんですか?じゃあ、山が好きなんですか?」

って、反応を引き出しやすい質問をすることができるわけだ。
(一度、海を否定するっていう「反応をしてる」ので。)

どっちもハズレたとしても大丈夫。


さらに「海も山も嫌い」だとしても…ぜんぜん問題はない。

なぜならば、少なくとも相手は海や山のようなアウトドアが
好きじゃないっていう情報がとれたわけだから、

「いやぁ…実はボクも外遊びよりも、家でDVDを観たりするのが
好きなんですよー。最近観たやつでは…。」


って、自分の得意なジャンルで当たりをつけたり、はたまた

「えー、見た目によらず、けっこうインドア系なんですね。
普段、何をして遊んでるんですか?」


みたいな感じで、話を海や山の話から、インドアの話に
持っていけばいいわけだ。

「崩し」は何のため?


大事なのは、「海や山の話をする」…ってことじゃなくて、
反応の薄い相手は、防御をしてるってこと。

だから、その防御を解除させるために「崩し」が必要で、
まずは相手の反応を引き出すことが重要なんだってこと。

人は、他人に「決めつけられる」のをイヤがる人も多いから、
さっきも言ったように、通常の会話ではあまり使わない、
「禁じ手」のようなもの。

でも、相手の反応を引き出すために…それを使ってカマをかけるわけだ。

完全無視や、反応の薄い相手と会話をするって…なかなか機会が
ないかもしれない。
(ちなみに、ナンパとかするときは…これが当たり前w)

でも、たとえば婚活パーティ合コンなんかでは、
気乗りのしない女の子と話さなきゃならない…っていう
シチュエーションがあるかもしれない。

話のネタも浮かばないし、ぜんぜん相手もノッてこない…。

そんなときは、あえて断定的な物言い(決めつけ)で、
崩しにかかる…ってのも使えるかもしれないよ。

禁じ手だから、もしかしたら…相手に嫌われちゃうかもしれない。

でも、それはそれで

「その相手はキミには合わない」

ってことが分かったんだから、儲けモンだよね(^_-)-☆

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