たまゆら 3 | ラブストーリー

ラブストーリー

  何度だって言うよ あなたが好き
    

※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いします

お読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、最後は健人に起こされるくらい僕は爆睡してしまったみたいで、施術の90分はあっという間に終わってしまった

 

 

「オイルは自然と体に馴染んで行きますが、もし気持ち悪い所がありましたらこちらで体を拭いて下さい。どうぞ。あちらでお待ちしております。ゆっくり着替えて下さい」

 

 

そう言って僕にホッとタオルを渡すと、カーテンを閉め、出て行った健人

僕はゆっくり立ち上がって着替えをする。

そして施術前にカウンセリングした部屋に戻るとそこのテーブルにはお茶が置かれていた

ユノが迎えてくれて椅子に座る様に進められた

 

 

「どうぞ、ジャスミンティーです」

「ありがとうございます、・・・その前にお手洗いを借りてもいいですか?」

「どうぞ」

 

 

僕はトイレを借りる

ちなみにトイレも小さな観葉植物がおいてあったり雑貨が癒される空間だった

 

 

「流れたみたいで良かったですね」

「なんか鼻水もでます・・・」

 

 

僕は鼻を啜った

 

 

「そうですか、チャンミンは反応がいいみたいだ。どうでしたか?」

 

 

ユノは僕聞いた

 

 

「はい、とても気持ちよくて、殆ど記憶にないくらい寝てしまいました」

「そうですか、それは良かった。今日は初めてだから少し疲れが出るかもしれません。揉み返しと言うか、ダルいとか眠いとか。でもそれは好転反応なので心配しないで、今日はゆったり過ごして下さい。」

「はい。わかりました」

「少し疲れてるみたいだから、心配でした」

 

 

どうしてユノにば僕が寝れてない事があかったんだろう

 

 

「チャンミンは少し胃腸が弱わってるのもあるのかも知れない」

「胃腸?」

 

 

寝れないのは疲れやストレスじゃなくて、胃腸だって言うのか?

考えもしなかった

 

 

「寝れてないという事は体が休めない状態にあるから・・・まずは寝れる様にしていきませんか?」

「はい。」

「少し家でするといい事を書き出してみます、あ、チャンミン時間はまだ大丈夫?おかわり淹れるからお茶をいっぱい飲んで?」

 

 

そう言うとそそくさとお茶のおかわりを淹れてくれる

そして自分も向かいの席に座ると一枚の便箋にさらさらと何かを書き出した

 

 

「チャンミンは薬とか飲んでるの?」

「あーー睡眠導入剤を飲んで寝ます」

「それは止めれるから、って言うか止めた方がいい」

 

 

ユノは入浴は湯舟に浸かる事、寝る90分前に入浴を済ます事、食事に関してのルールで消化を良くする事

格段に」睡眠の質が上がるから気を付けてみてとメモ紙を渡してくれた

 

 

一目で僕の事を見抜いて何もかも知ってるみたいに言うアドバイスは何故か僕を納得させた

だって僕はずっとシャワー生活で、本来好きだった筈の料理も疲れでずっとしていなかったからだ

 

 

「ありがとうございます」

「もしよかったらこれ使ってみて。エプソムソルトなんだけどおお湯に溶かして浸かるといい感じに汗が出て気持ちいいよ」

 

 

ユノはそう言って瓶に入ったソルトをくれる

 

 

もらっていいのか?

 

 

ユノは初めての俺にとてもよくしてくれた

 

 

「どうすr?2週間に一回くらいリンパマッサージを続けられたら全然体が変わってくると思うからら、次回の都合がわかったら予約して帰りませんか?」

「はいじゃあ予約させて下さい」

「俺、この日とこの日ならいるんだけど、どう?」

 

 

ユノは自分で僕の施術をするつもりなのか自分の空いている日を提案してきた

オーナー自ら施術してくれるのか?

今日は健人だったのに

 

 

健人の施術も気持ちよかったけどオーナーならもっと技術があるかも知れない

僕は是非ユノに施術してもらいたくてユノが提案してきた日で予約を入れてもらった

 

 

勿論お客を取る為なんだろうけど、こんなに良くしてもらって僕はまんまといい客になってるのかもしれなかったけどそれでも心も体も癒してくれる癒しサロンに僕は一日で嵌った

 

 

その日は確かにか体がダルくて僕は早めに横になったのを覚えてる

そして言われた通り入浴は浴槽に浸かり、食事を気遣って生活してみると何となく、日中の疲労が和らいでいる様な気がした

僕は次の施術日が楽しみだった

 

 

2週間はあっと言う間に過ぎて施術の日の前にはユノから予約の確認LINEがあった

待ってますと短い用件のLINEに僕はお礼の返事をする

返事は可愛いウサギのスタンプが直ぐに入った

 

 

丁寧だな・・・と思う

 

 

そして当日店の前まで行くとユノが外でプランターの花に水をやっていて僕を見つけるとぱぁっと顔を明るくした

 

 

「チャンミン、いらっしゃい」

 

 

にっこり微笑むユノは弾性にしては綺麗で

 

 

もしかして待っててくれたのかな?

まさかそこまではしないか・・・たまたまだよな?

 

 

これが仕事なんだろうけど

 

 

 

でもユノは僕を癒す人だと思った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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