高嶺の花は愛愛しい 23 | ラブストーリー

ラブストーリー

  何度だって言うよ あなたが好き
    

※BL表現がある為、苦手な方はスルーでお願いします

お読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮ください

 

 

 

 

 

 

C

 

 

 

 

初めての酒に酔っ払ってしまった様子のチャンミン

少し飲ませ過ぎたかと後悔したくらいだった

 

 

「先輩!あ・・・違ったユノぉ!へへへへ・・・」

 

 

俺の名前を呼んで嬉しそうににやけるチャンミンは目がもうトロとしてる

 

 

「寝た方がいいな」

「寝る?寝る?寝よう!」

「なんか意味履き違えてないか?明日も仕事なんだからもう寝ろ」

 

 

俺はチャンミンを引っ張ってベッドに寝かせようとする

 

 

「ユノ、僕は思ってたんだけど!」

 

 

酔っ払いの絡みには付き合いたくなくて俺はチャンミンをさっさと寝かせてしまいたかった

それでもチャンミンは寝ようとしない

 

 

「あんたはダメダメ星人過ぎる!」

「ダメダメ星人?!」

「ずっと思ってたんだ」

「何を?」

 

 

ここに寝かすのはいいけど明日会社行くのにスーツはどうするんだ?

どう見たってしわになるからとりあえず脱がさないと・・・

シャワーは明日朝させるとして、スーツは死守しないといけない

 

 

「家の中はぐちゃぐちゃだし食べたカスはそのままだし!カッコ良くてモテモテなのにそう言うとこダメダメすぎます!」

「そうかよ」

 

 

俺はチャンミンのスーツを脱がしにかかる

チャンミンはブツブツ言いながら俺がする様にスーツを脱いでいく

 

 

ダメダメ星人はどっちだと言いたい

 

 

「僕がいつも片付けていたの知ってる?」

「知ってるよ」

「ユノは僕が居なかったら家の事は全くできないじゃないですか」

 

 

できない事はない

これでも一人でやって来たんだ

 

 

「僕が一緒に暮らしてあげましょうか?」

 

 

何故上から目線なのか

本当に酔っ払ってるみたいだ

 

 

「何言ってるんだよ、お前が俺と一緒に住みたいだけだろ?」

「そうですよ?ダメですか?」

 

 

酔っ払ったチャンミンは素直なのか?

 

 

俺のスウェットを着させると俺は立ち上がった

 

 

「ダメだ」

 

 

チャンミンと一緒に暮らすなんて、どう見たってその方がダメダメ星人になるだろう

色々

 

 

「なんで?!僕はも言う社会人になったし家賃も払うし迷惑は掛けませんけど!」

「そう言う問題じゃなくてだ!早く寝ろっ」

「嫌だ!ここに住む!」

「ダメったらダメ」

「なんで?!僕が嫌いなの?!」

 

 

大きな瞳をウルウルさせてるのは酒のせいか、本当に泣いてるのか

今は何を言ってもダメな気がする

 

 

「とにかく寝てくれ」

 

 

こんな事なら飲ませるんじゃなかった

 

 

「嫌いなのーー?!」

「うるさいから」

「だって・・・一緒に住んでくれないって言うんだもんんんん」

 

 

酔っ払ってこんな可愛いチャンミンは久し振りに見た

出会った頃はかわいいイメージだったけど急成長してからは兎に角かっこよくなって

こんなチャンミンを見てるとお願いを聞いてやりたいって思うけど、こればかりはそんな簡単にこたえてはやれない

 

 

「その話は又今度!」

「やだーーー」

 

 

俺はその可愛さに嬉しさを感じる

社会人になっても変わらないチャンミンに安心した

 

 

頭を撫でてやると暫くすると寝てしまったチャンミン

 

 

俺はいつかはチャンミンと一緒に住むのかなぁと思ったりして

 

 

暫くチャンミンの顔を眺めてそれから俺も眠った

 

 

この頃は将来、チャンミンが酒豪になるなんて思いもしなかったよな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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