この先すずの妄想です。

本日は磁石じゃないよ?潤×翔だよ?

 

「櫻いろのお絵かき帳」のまぁ〜さんさん(★ブログはこちらから)の優しくあたたかな絵に恋したすずが、押し掛けコラボをお願いしました。

おりぼんわんこ部屋の超レアレアの一編、

お楽しみいただけたら

ありがたきしあわせです。(*´―`*)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マホガニーのライティングデスクではなく

マシュマロのようなその上を選らんで

頁を捲る

 

自由の国のホテルのベッドは

暮らせそうなほど

だだ広い

 

ゴージャスな熱気にあてられて

饒舌になった僕らが

時が音も無く夜を抜け出すのに気づいた

午前4時

 

1番の長身が、長い腕を振り上げて

最後にキッチンに佇んでいたしょおくんに

手招きしながら扉の外へと消えてゆく

 

 

 

 

パタン…

 

閉ざされる扉

 

 

 

 

 

「これから本読むの?」

 

 

スプリングが揺れたからね

わかっていたよ

あなたが近づいていること

 

それでも他にない速度で打ち始める

ぼくの鼓動はなんだろう

 

 

「ん、眠れるとも思えないから」

 

 

ぼやける活字を見つめ続ければ

 

 

「ふうん」

 

 

ゆるやかに沈むぼくのからだ

 

背中の熱があなたのだと

脳が後追いするように認識した

 

 

「しょおくんは?寝ないの?」

 

「寝ないよ

あと小一時間でスタンバイだもん」

 

「そっか」

 

 

あなたの細く長い指がぼくの袖を握った

 

 

ドクン…ドクン…

 

 

あなたの胸とスプリングに挟まれたぼくを

支配する強く打つ鼓動

 

増してゆく重み

ぼくの頬に触れるあなたの髪

袖を握る

爪の先までよく知った手

 

 

「しょおくん…あの…」

 

 

背中に感じるあなたの胸の上下

包む温もり

むせかえる…あなたの匂い

 

 

 

 

 

 

こたえはもう返ってこなかった

 

 

 

 

 

刺激的な1日だったね

 

 

ぼくは口角を上げて

あなたのもう片方の手を握った

 

 

束の間でもさ

おやすみよ

 

しょおくん

 

子供のように

 

 

 

 

 

 

 

fin

 

 

 

 

 

 

 

 

☆**‥…★‥**☆◆☆**‥★…‥**☆

 

 

 

あらためまて

 

先ずは

まぁ〜さんさんに、

大きな感謝を申し上げます。

 

 

「甘える♡翔さん」

というタイトルで、まぁ〜さんさんがアップして下さった2対の絵。眺めていると、すずの中に安堵の気持ちが広がってゆくんです。

 

甘えん坊なのに甘え下手な翔さんが、奥ゆかしく潤くんの背に寄り添おうとしています。潤くんは、翔さんが照れてしまわぬよう、胸の鼓動を潜めていつもと変らぬ空気を纏っているように見えます。

 

全身を潤くんに委ねて眠るチビ翔くん。投げ出された手足は100%潤くんを信頼している証です。潤くん、ありがとう。そんなにゆったりと翔くんを抱っこしてくれてと、すずは思うのです。

 

そうか、すずは、まぁ〜さんさんの絵の中で、無償の愛に包まれる翔ちゃんを見て、日々頑張る翔ちゃんが癒される姿を見た気持ちになったのかもしれませんね。

 

こんなに素敵な絵ですから、描かれたまぁ〜さんさんにも、ご覧になった皆様にも、それぞれ描くストーリーがあるに違いありません。そこへ、すずが文字を並べるなんて…そう思いながらも、この素敵な世界に関わりたくて、まぁ〜さんさんには無理を聞いていただくこととなりました。

 

すっかり長くなってしまいました。

話を聞いてくださって、ありがとうございます。

 

5人は帰国の途についたようですね。

楽しい時間を過ごせたでしょうか。

 

今日も、覗いて下さって

ありがとうございました。

 

厳しい冬も、あともう少し。

どうぞあたたかくして

お過ごしください。

 

 

 

涼風