冷えが気になる方の身体を触っていると、
単純に血流が悪い、という言葉では説明しきれない反応に出会うことがあります。

温めているのに手足が冷える。
流しているそばから、また冷えてくる。

以前は、
足を温めたり、オイルで丁寧に流したりしても、
なかなか変化が出ない方がいました。

でもそれは、
施術が足りなかったわけではなかったんだと思います。

冷えが強い方ほど、
刺激や急な温度変化を「負荷」として受け取りやすく、
身体が内側を守ろうとする反応が出やすい。

その結果、
末端への血流を一時的に抑えるような調整が起こることがあります。

だから、
いきなり足から触れると、
かえって冷えが戻りやすくなることもある。

そんな経験を重ねて、
トリートメントの順番をとても大切にしています。

冷えが強い方ほど、
まずは背中、特に仙骨まわりから。


 


身体の中心が少し落ち着いてから、
足首や足に触れていく。

足首まわりは反応が出やすい場所なので、
強さよりも、
一定のリズムと途切れない触れ方を意識しています。

冷え性の方の身体は、
「しっかり温めればいい」という単純な話ではない。

順番やリズムによって、
身体の反応は大きく変わる。

日々、触れながら、
そんなことを考えています。