シェイクスピアとローズマリーの物語
ローズマリーは
ただのハーブではありません。
シェイクスピアの物語の中で、
人の感情を映す香りをまとった言葉として
登場します。
若きシェイクスピアにとって、
ローズマリーは──
『ロミオとジュリエット』の花嫁の冠と
葬儀の棺に添えられ、
愛と死の交錯を語る存在でした。
中年のシェイクスピアにとっては──
『ハムレット』のオフィーリアが口にした
ローズマリーは思い出のために
という言葉。
忘れたいのに忘れられない、
記憶に縛られる痛みを映す象徴でした。
そして晩年、
彼の筆はやさしく変わります。
『冬物語』では、
ローズマリーが「記憶と忠誠」を、
ルーが「悔恨」を表しました。
記憶と悔恨を抱きしめながら
赦しへ向かう──そんな成熟のまなざしを、
ローズマリーに託したのです。
ローズマリーの香りは、
時代を超えて、
人の心の奥にある矛盾や祈りを
静かに照らし続けています。
香りを吸い込むとき、
私たちもまた、忘れられないもの、
赦したいもの、
抱えたまま生きていくものに
触れているのかもしれません![]()
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