一緒旅 3 ☆ | 48104パクパクPARK

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スカポンなんです
韓国ヲタなんです
ど~~~でもイイ話しばっかりなんです
グッダグダで ごめんちゃぁ~~い

柚子を乗せた 城南行きのバス(5100番)は

金浦空港を後にして 高速道路へと入り


バスは 普通の大きさですが シートは 運転席側が1席 通路を挟んで

2席という ゆったりとしたシートで あまり新しくはないけれど

なかなかの 乗り心地

運転が荒いと評判の路線バスとはちがって いたって普通でした


少しホッとした柚子は 突然 猛烈な睡魔に襲われ・・・

10分間くらいだと思うのですが 爆睡!

突然 首がガクっとなって 

「ありゃ アタシ 寝ちゃってたわ!」と ビックリ

そして 窓の外に目をむけると

「カンナム 聖母病院」という ハングル表記の看板が目に飛び込んできました

これって もしかして ヨンハの葬儀が執り行われた 聖母病院!?

確かめる 術もなく バスは どんどん 漢江沿いの 高速道路を

東に向かって 走っていきました


そして 柚子は 再び 睡魔に襲われ 眠りに落ちました・・・


どれくらいたったのでしょうか

車内アナウンスの声で 目が覚めると

バスは 高速道路を降りて 一般道に・・・

道路の左右には 韓国で どこに行っても 良く見かける

高層マンションが建ち並んでいました

時間は 午後1時10分 太平駅前で 数人の乗客が下車

目的地 野塔駅まで もうすぐです

そして10分後 野塔駅前に到着

けっこう大きな駅のようで 駅前(駅は地下)には

ショッピング・モールのビルが建ち並び

バス・ターミナルもあります

バスを降りて 荷物を受け取り

さぁ ここから どうやって行けばイイのやら!?

バスかタクシーで行くしかないのだけれど

その前に お花を買いたい・・・

お花屋さんは どこなんだろう!?

荷物があるから タクシーで行った方が良さそうだけど

タクシー乗り場は!? と キョロキョロしていると

先ほどのバスから 一緒に下車した お嬢さんと お嬢さんを

お迎えにきていた お母さんらしき方が 近づいてきて

「どちらにいらっしゃるのですか!?」と 声をかけてくれたので

地図を見せて 「この メモリアル・パークに行くために

タクシーに乗りたいです」と 話すと

30メートルほど先にあった タクシー乗り場を指差して教えてくれました

落ち着いて 見てみれば すぐにわかるところなのに

柚子 そうとう テンパってたんですよねぇ・・・

さらに「お花を買いたいです」と言ったら

お花 という単語の発音が悪いようで 通じない・・・

仕方がないので ペンを取り出して 地図の端に

「꼿」と書いて 横に 合格の絵を描いたら 

近くのビルを指差して 「あそこの 1階にありますよ」と教えてくださり

またまた コメツキバッタ状態で 何度も頭を下げて

何度も 繰り返し お礼を言って お花屋さんに GO!!

ビルの中に入ると 小さなお洋服屋さんとか バッグのお店とかあって

でも なんだか 薄暗いし 全然お客さんはいないし・・・

ホントにこのビルの中にお花屋さんが あるの!?と 不安にありつつ

ウロウロ・・・・

ない!ガーン

仕方がないので 一度外に出て 誰かに声をかけて 教えてもらうしかない!と

外に出ようとしたら ショート・カットの 背の高い モデルさんのような

スタイル抜群の 女性がドアをあけようとしていたので

「お花屋さんは・・・!?」と 尋ねると

うん うん とうなずいて こっち こっちと 案内してくれました

お花屋さんは ビルのフロアの奥まったところにありました

それにしても 韓国のみなさんは どんだけ 優しいの~~!!

どんだけ 親切なの~~!!

ジタバタ オロオロしている 柚子の めちゃくちゃな発音の

インチキ韓国語での 質問に 一生懸命 耳をかたむけてくださって

ありがたすぎて 胸がいっぱいでした

お礼を繰りかえし言う柚子に

「どういたしまして~~!!」と ニッコリしてくださって

思い出すだけで ウルウルしちゃう


さぁ ヨンハにプレゼントする お花を買わなくちゃ!!と

お花屋さんの店内に・・・

柚子よりも少し お姉さんと思われる 女性が出てきて

「オソオセヨ~~!!」

ガラス・ケースの中にあった 赤いバラがとてもキレイだったので

「これ 1本 いくらですか!?」と尋ねると

「1500Wです」

えっ!? このバラが たったの120円足らず!? 安い!!

「10本 ください」 え~~っと 花束にしてくださいって

どう言えばいいのかなぁ・・・

ブーケ!?って言えば わかるのかなぁ!? と オタオタしていたら

お店にご主人らしき男性があらわれて

「japanese!?」と・・・・

「ネェ! イルボネソ ワッスムニダ!!」と 韓国語で 答えるアタシ・・・

(なんで英語で 尋ねられたのに 韓国語で答えてるんだよ!!!)

「11時半ころ金浦空港に到着して すぐに ここまで来ました」というと

「なんで また ここまで・・・!?」と

「パク・ヨンハ氏に会いたくて 来ました」と答えると

お姉さんが たいそう 驚いて

「なんで ヨンハ氏に会うのに ここに来たの!?」と言うので

またまた 地図を見せて 

「ここに ヨンハ氏がいるんです」

お姉さんろご主人は 柚子の持っていた地図を 手に取り

「なになに こりゃいったい どこなんだ!」というような表情に・・・

「そこまで タクシーで行くつもりです」と言うと

「わざわざ 遠い日本からきてくれたのですねぇ」

わかった わかったという風に花束を作ってくれて

「いくらですか!?」と尋ねると

「10000Wです」と・・・

えっ!? 1本 1500Wのバラ10本に かすみ草もいれて

きれいに花束にしてくれて 10000Wって・・・・

とまどっていると 

「いいから いいから・・・」と 柚子のお財布から 10000W札を

1枚 抜き取ると

ご主人が 柚子の 荷物と 花束を持って

さぁ こちらへ・・・と

そうなんです 荷物まで 持ってくださって タクシー乗り場まで

案内してくださったのです

そして タクシーの運転手さんに 行く先を

説明してくださって 運転手さんが カーナビに

メモリアル・パークを 目的地に設定するのを見届けると

柚子に 乗りなさいと・・・

そして 柚子が乗り込むと ドアまでしめてくださり・・・

柚子 号泣寸前


今 ここで 泣いたら いかん!!と

必死にこらえたけど 鼻の奥が ツ~ンとして

気づけば 涙が 頬を伝わっていました

運転手さんは 亡くなった人を思って 柚子が泣いていると思ったのでしょうね・・・


そして10分後 YOU TUBEの動画で見たのと 同じ景色が 目の前に・・・

盆唐メモリアルパークに到着です・・・

つづく・・・・



48104パクパクPARK
お花屋さんの入っているビルです

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ビルの横の入り口のところにある 「花」という看板



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