サッカーを愛すると言う事、生きるという事。 | Jリーグを世界標準へ!

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自分の国のサッカーを愛してこそ真のフットボーラー。

今日はちょっとサッカーとは違う話題で。


さっき、NHKのドキュメンタリーを見ていた。
途中からなので病名はわからない。27歳の、喉から呼吸器をつけて生きている若者を追いかけている。

20歳で死ぬ確率が高いと言われている病気のようで、心臓にペースメーカーを入れたりしながら生きている。だけど、心臓の筋力が弱くなってきた時はもう打つ手がないと宣告されている。

でも油絵を毎日書き続けるその若者。実は同じ病気で弟を亡くしている。弟も亡くなる4時間前まで絵を描き続けていた。初めて書いた大作を書き終え、「母さん、これでもういい」と最後の言葉を発して弟は亡くなった。姉がまだ暖かい弟の手に筆を持たせてサインを書いた。

小さな村なのに弟の葬儀には600人もの人がかけつけた。それを見た車椅子の兄は110人の絵を描こうと思った。その人たちの中で自分達が残り続ける絵を。

関わっている人たちによって生まれてきた事を伝えたい。


残された兄は明日もわからない状態の中で、同じように色んな病気に苦しむ重症患者さんたちの顔を書き続けた。彼らが微笑みを顔に持っていた頃の写真を見ながら絵を書いた。人が生きたこと、どの人生にもかけがえのない瞬間があった。

彼の絵は『ほほえみの絵』と呼ばれた。


今、絵を描いてあげた人の半分は亡くなった。


彼が絵を書くことで問いかけてきた事は、人間とは何かと言う事だった。

同時多発テロを見て、人の動きがぎこちなく感じるようになったと彼は言う。世界貿易センタービルの煙が上がる向こうの空が綺麗に感じた。正直、こういうときにそれを綺麗と思う自分が理解できなかったと続けた。本格的に僕が伝えたい1番のメッセージと言う事で100号の大作に取り掛かった。

しかし体の衰えは厳しく、弟と絵を描き続けたアトリエを出なくてはいけなくなった。しかしそこまでして絵を書かないといけないと『画家』として感じていた。

そして今もなお、彼は絵を書き続けている。
20歳で亡くなる確率が高いと言われながらまもなく28歳。
それでも彼は生きている。

彼の言葉でものすごく印象的だった言葉。
「弱さを知ってはじめてよろこびをっかみしめたりできるんじゃないか」


番組の最後に今伝えたい事として彼は言った。
「それぞれの人にとって世の中全部に満足してる人って絶対いないと思うんですよ。だけど、僕はとりあえずできることだけはやろうじゃん!って気持ちがあれば今の生きる人たちも今後を生きてゆく人たちも たぶん本当の意味で幸せになることができるとおもう。本当に苦しかったら苦しいと言えばいい。楽しければ楽しいと言えばいい。それが本当の人間のあるべき姿だと思いますよ」



途中は何気なく見始めたものの、日々症状が悪くなっていく彼を見ていて、最後まで番組を見届けて彼の生き様を見る事がなにか自分の中でのこれからの生き方というものの糧となる気がした。

『この世に僕達が生きていること本当は奇跡なんだ。この世界にたった1回だけの命を授かる。僕達は全ての人もたとえ何があってもどんなことがあっても生きている事は素晴らしい。』


彼が発した言葉は、自殺者が続出するこの世の中に重く重く響き渡ったと思う。




僕達はサッカーと言う共有できるものを持っているわけだけど、サッカーというものを通じて、生きていることの素晴らしさや、頑張ろうとする気持ちを色んな人にもたせられるようになればいいなと思う。何らかの形で文章を伝えていく僕達にささやかながらでも、何ができるのかというものを考えさせられた。


日本サッカーを世界標準にする為に日本のサッカーの技術や文化をはぐくんでいかなければいけない。そしてその中に、見る子供達に一生懸命生きることの素晴らしさや、勇気を与え続けるのが日本のサッカーの良さであるというものがあってもいいかもしれないし、そうなってほしいと思っている。



たまにメッセージを頂く事もあって、このBlogを通じて多くの方との交流ができた。でも、他にどんな人たちが読まれているのかはこちらからは全くわからない。でも、色んな思いを胸に抱いている人たちへ、Jリーグを盛り上げ、感動のあるものにするために一役を買っていく事で、その人たちのお役に立つ事が少しでもできているならとても嬉しいと思う。



「試合に負けたとき、このBlogを読んでその試合の中で良い部分もあったんだと思って勇気付けられた」というようなコメントもいくつか頂いたりと本当に恐縮ではあるのですが、これからも頑張っていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。