ポッキーです。

 

連休も終わり、いよいよ今週から新しいショーへ向けてのレッスンが始まりました。

 

実を言うと私はかなり振り覚えが悪い方なので、本番に間に合わせるためにはひたすら練習を繰り返さなければなりません。

 

人それぞれに覚え方は異なると思うのですが、私の場合はなんと1曲ごとに紙に書くようにしています。

 

曲を8カウント、つまり2小節ごとに区切り、そこに細かく振りを書き込んでいくのです。

 

どう言うわけか、この方法でなければ覚えられない。と言うか、紙に書くという作業を通じて振りを覚えているという感覚です。

 

紙に振りを書き込んでいく、という覚え方は昔から変わらないのですが、テクノロジーの進化によって、その方法は随分と変わっていきました。

 

私が横浜で踊るようになった当時は、自分たちで振り付けをしていたので、紙に書いていてわからない部分があると、その振り付けを担当したキャストに聞けば良かったわけです。

 

4分間の動画を撮るには、まだデジカメのメモリーが足りなかった時代。

 

記憶を辿り、人に尋ねて、振りを覚えていく他ありませんでした。

 

2003年頃になると、ショーのムービーを担当する映像制作者がレッスンの模様をビデオで撮ってくれることに。

 

その動画をDVDに焼いてもらって、キャストの各自が自宅でその映像を見ることができるようになりました。

 

もちろん私も自宅のテレビの前に座って、DVDを繰り返し見ながら、振りを紙に書き写していたものです。

 

そして、2010年頃になるとスマホが一般的なものになりました。

 

私は初代iPadを買い、レッスンの模様を動画に収めることに。

 

しかし、この頃はまだ動画の共有が難しかったので、レッスン日の最後には各自がスマホをそれぞれの位置にセットして、一斉にスタートボタンを押さなければなりませんでした。

 

しかも、店の構造上、舞台の正面にスマホを設置することはできないので、上手か下手、どちらか一方からしか撮影することができません。

 

肝心な部分が映像に収められていない、ということもしばしばありました。

 

ユニゾン(全員共通のふり)を撮影する際には、皆が群がって振り付けの先生にカメラを向けるので、先生もさぞややりにくかったことだろうと思います。

 

そして現在はと言うと、上手と下手その両方にスマホを1台ずつ設置し、ユニゾンも基本的には1台のスマホで撮影、それをグループLINEで共有するようになりました。

 

スマホの画面が大きくなったこともあり、今では私もiPadでなくiPhoneに動画をダウンロードしています。

 

これで空き時間さえあれば、すぐに振りを確認することができるというわけです。

 

良い時代になりましたねー。

 

振りを紙に書く、という作業は多分これからも続けていくとは思うのですが、テクノロジーはさらに進化していくことでしょう。

 

どんな未来が待ってるか楽しみです。

 

それではまたお会いしましょう。

 

Keep on Evolution!