椅松庵 | ロマンス小説の本棚

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銀野流香としてロマンス小説も書いています。

こんばんは。赤薔薇

 

少しロマンス小説関連に手間取って更新できないままになっていますのでもやもや、今回は谷崎潤一郎の旧居、椅松庵に行ってみた事を書いてみます。

 

神戸魚崎にあります。「細雪」のモデルになった家。実際、奥様松子さんとその姉妹と共に暮らしていたのだそうです。残っているなんて感動ですね飛び出すハート

 

私は小説は読む事は断念したのですが(あまりに長編過ぎて、本を見た瞬間挫折しました滝汗市川崑版映画「細雪」が好きで、DVDで何度も見るくらいなのですが、今回の訪問前にも予習復習として一度見てから来ました~ラブ

 

応接室と食堂。1階のこの部分が唯一の洋室です。

 

 

暖炉にステンドグラスなんて、今だって“いいとこのお家”です乙女のトキメキ

 

廊下から玄関を見る。

 

執筆作品毎に引っ越しをする癖があった谷崎。当時「源氏物語」の翻訳をしており、六条院よろしく、廊下を挟んで各部屋に女性がいてそこを回って見る…光源氏を自分に当てはめたのかな…と、解説では言っていました。とにかく、この長い廊下が気に入り、この家を借りたのだそうです。

 

 

二階主室。「こいさん、頼むわ」幸子の(映画では佐久間良子)声が聞こえてきそうで、一人ニタニタしてしまいましたラブ

 

谷崎執筆机のレプリカ。椅子テーブルじゃなく、座卓だったんですね。しんどそう…タラー

 

玄関には妻の松子さんの書が。

 

他にも部屋があり、なんだか作品の中に入った様な、不思議な感覚になりました。

 

こんにちは~。なんだか勘当された啓ぼんの様な出で立ちに、少しショックチーン

 

そして三宮にある、これまたステキな雰囲気を持つにしむら珈琲本店へ。

 

パストラミビーフサンドセット1400円と少々懐が痛い汗うさぎ気もしますが(自分比較)、ボリュームがとてもあり、そしてコーヒーもおいしく、かつ素晴らしい接客とお店の雰囲気を考えると、お安いくらいに感じました。谷崎も奥様達と行ったかと思わせる様な、ステキな喫茶店でした。

 

 

最後に、こちらが大好きな映画「細雪」ラブラブ 今回初めて原作のあらすじを聞き、原作よりも“四方八方、ま~るく収まる”感じに脚色してあるのを知りました。もちろん、その方が好き音譜

 

 


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