コラコラのブログではこのことに関して部分的、現象的事象は書いてましたが、本質的な事は書いてなかったですね。
今回、久しぶりにブログを懸命に更新してますが、株価上昇原因をコラコラなりの意見と大手ファンドから聞いている事等を交えながら書いてみます。
まず、原因不明とも思われる株価上昇ですが、これには国策があります。株価が上がらなければ困る個人と困る機関投資家と困る国家では、どの力がマーケットに一番大きく働くかですね。これは、おのずと答えは明白で「国家」となります。最近の大型景気対策を一番最初に打ち出したのはまさしく中国です。中国の場合、借金をしまくっても最終的に踏み足そうと言う考えもちらほらあります。
まぁ、それはおいておいて、市場原理として、株価が上がらないと資金調達が難しいという事があるのと、会計上損失が大きくなり、決算報告書が赤字になってしまうという考え方があります。ファンダメンタル的に捕らえると、昨今の株価はPBRから見て明らかに割安になっている事が原因でしょう。
次に、国家が介入して株価操作を行っていると考えれます。巨額年金資金の株買い入れも原因のひとつです。しかし、これはあくまでも日本国内にいえること。アメリカの場合は会計基準の見直しによりたまたま決算報告書が見た目良くなっただけ。株を空売りする投資家からすれば高いところから落ちた方がより利益が出ることはわかりますよね。つまり、今は、無理やり押し上げていると言った方が理にかなっているでしょう。世界中で株価上昇しているのは、投資マネーが世界中に飛び火しているからです。その資金源は、各国が行っている政策で利下げがあります。この超低金利を利用して、あらゆる国に又、企業の株に投資マネーが集まっているだけです。単純にいうと、多くの企業が純然たる商売で利益を上げることからより投資や投機に走っている事といえますね。
特に、アメリカが推し進めようとしているグリーン・ニューディール政策があります。この政策は、クリーンエネルギー政策となっています。エコ関連事業に対する投資を積極的に行う様ですが、この政策にあおられて、唯単にお祭り騒ぎになっているだけに見受けられますね。世界同時バブルはどうかと思われますが、株価の大幅上昇と下落を繰り返しながら、一番儲かりそうなマーケットを探していくという考え方と、確実にバブルを起こす場所はすでに決まっているが、そこだけ突出してお金が集まると目立ちすぎるのカモフラージュの為に分散して投資を行っているという考えもありますね。
只、明らかなことは、どこかで突出したバブルが起こる可能性が非常に高いということです。低金利で運用先を探した投機マネーが最終的にどこに行き着くのかが問題なだけです。
ドバイを考えてください。あの国に何か資源はありましたか?何か産業はありましたか?
あの国にお金を集めようとした者が莫大な収益を上げられたのです。これが結末。
今回の投機マネーはどこに集まる?
世界中の株価が上昇しているけれどどの国も景気が良くならないのは不思議ですね。今回のグリーン政策は、技術を持っている国、企業などには確かにお金が集まります。
新興国は、そのインフラのターゲットとなりえる可能性はありますね。
又、今一見静かになっているヘッジファンドがかなり関与していると見た方がいいでしょう。なぜなら、昨今の原油高騰と下落、穀物価格の高騰と下落で莫大な利益を上げたからですね。金融に関しては通常のリーディングで利益をあげていますが、損失をわざと出す場合もあります。なぜなら、ヘッジファンドの場合、皆さんがすぐに頭に描くLTCMの手法がすべては無いからです。実態としては実行企業を傘下に多数抱えており、状況によってもぐらたたきの如く、出たりひっこんだりするのです。これは、一般の投資家からは全くといっていいほど判断がつきません。もちろん、銀行だってわからない。たった、数人の実行部隊が巨額マネーを運用しているからですね。
又、株価は投資家心理が大きく左右する事です。買い気配が強ければ買う人が増える。売り気配が強ければ売る人が増える。この単純な法則に如何に多くの方が乗っかってくるかがポイントです。
中国株が一度暴落したときに、メディアが報道した投資家の状況を思い出していただければわかりやすいでしょう。