大手ファンドに確認 | 真実は何処にあるのブログ

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経済から、実態社会まで、表からと裏から両方で書きます。こんなことかいてやばくない!まで出来るだけ書きます。


株価の底打ちが報道されていますが、それはどうかと思います。

実際には、雇用状態が悪くなってきており、不況の前兆であるといっても言いすぎじゃないですね。街中を見回しても、そんなに景気が良いようには見えないし。

来週は主要中央銀行が利下げをするという報道があるけれど、どうも一時的な措置としか思えないですね。今、みんなが求めているのは、そんなことは必要条件だけど十分条件ではないですね。自動車関連企業で言えば新しいタイプのエコカーの開発でしょうね。今、原油が下がってきていて、もっともっと下がっていけば環境問題から良い方向に動くけど、次世代エネルギーで走行する自動車など販売しようものなら(当然ものすごいエコの!)、皆さん購入を考えませんか?例えば、1ヶ月のガソリン代金が5万円かかっている人が、車を買い替えると、1ヶ月のコストが半分になるとしたらどうします?年間で30万円の経費が浮くわけです。5年間で150万円です。このエコ関連事業をアメリカが本気で行ったら・・・・・・

もちろん原油需要は大幅に減りますよね。


ちょっと小耳に挟んだのですが、ドバイの景気が止まりそうらしいです。今回のOPECではその問題が出てくると思われます。アラブ産油国は一時の原油高騰でで莫大な利益を得ましたがそれがいつまでも続くわけではないと考えていたとは思います。しかしながら、一旦得てしまった高利益を逃したくないと考えるのが普通でしょう。

原油価格は$15位で採算ラインと聞いたことがありますが、そこまで落ちると、現在のような産油国のバブルを維持することは不可能でしょうね。WTI価格が$50~$55をさまよっていますが、OPECの雲行きを見ていると考えるのが妥当でしょう。ちなみに、ファンド会社は原油を売りまくっています。今は、小幅な動きでのサヤ取でしょうが、ポジションは売りです。サックスのディーラーがどのような動きをするのか注目ですけれど、ヘッジファンドのポジションは原油売りです。ヘッジに関しては、白金・パラジウムの買いポジションです。

ここで、不思議に思う方がいると思うけど、どうして、これだけ下がっている白金・パラジウムなどを買いポジションなのかということですね。以前も書いたかもしれませんが、この金属は南アフリカとロシアで世界中の80%を輸出しています。産出量が少なく政情に左右されやすい貴金属ですが、主としてICチップや車の触媒などに利用されているばかりでなく、宝飾品にも多くが利用されている。日本ではどちらかといえば、プラチナのほうがメジャーですね。

オバマ次期アメリカ大統領が電気自動車の生産を本気でやり始めたとたんに高騰するのがこの2商品!原油はそもそも温暖化対策にマイナスであることは間違いないので、おそらく大幅に需要が減退する可能性が高いですね。そもそも必要ないのですから・・・・・たまたま、今までアメリカ大統領が石油会社関連に従事していた理由で電気自動車が生まれなかったんでしょうね。そもそもトヨタ自動車は本気で電気自動車の研究をしていて実用化寸前までいっていたと聞いています。しかし石油メジャーにつぶされたみたいですね。だって、電気のほうが絶対的に効率が良いのですから。鉄道を見てください。圧倒的に電化されているところのほうが多いでしょ。ガソリンで走る新幹線を想像できますか?

20081128-2


日本市場

指導者(NY取引所)不在の相場は静かなもんだったみたですね。外で打ち合わせをしていたので詳しくは知らないですがニュースを見ていてそう感じます。

短期のポジションを見てませんが、今日のNY市場の動きとOPECによって週明けの価格が決定でしょうね。